長年囁かれていたOasisの再結成が遂に実現するようです。ロック好きとしては箸の持ち方を忘れるほど動揺してしまう案件ですが、先週末にリリースされたFontanes D.C. の新作アルバムもお忘れなく!
【限定ピンク・ヴァイナル仕様LP】Fontaines D.C. / Romance〈XL Recordings〉
価格:¥4,840(税込)
商品番号:29-67-1192-813
【通常盤LP】Fontaines D.C. / Romance〈XL Recordings〉
価格:¥4,620(税込)
商品番号:29-67-1191-813
【CASSETTE】Fontaines D.C. / Romance〈XL Recordings〉
価格:¥2,200(税込)
商品番号:29-69-0213-813
アイルランドはダブリン出身のバンドで、2019年にリリースしたデビューアルバムからあっという間に次世代のロックシーンを代表する存在へと急成長した彼ら。今回は遂に名門<XL Recordings>からのリリースです。先月のフジロックでも素晴らしいパフォーマンスを披露していましたね。2019年当時、まさに彼らをネットで見つけ、デビューアルバムを当店で販売させてもらっていた私としても、なんとも感慨深いものがあります(目利き自慢)。
今回はプロデューサーをArctic MonkeysやGorillazなどを手掛ける辣腕プロデューサーJames Fordに、そして録音も70年代の機材を揃えるフランスのとあるスタジオへと変更したそうです。
彼らのスタイルとして、往年のポストパンクを想わせる敢えての野暮ったいサウンドと、Morrisseyのように低音でルーズに歌うGrian Chattenのヴォーカルが特徴的だと思います。また、シングルのマイクスタンドを使って堂々と歌う彼の姿は、まさに前述のLiam GallagherやThe StrokesのJulian Casablancasのようでもありますし、ギター/キーボードを担当するCarlos O'Conneのヴィヴィッドなファッションなど、メンバー全員の洒脱な佇まいが魅力的なのです。

今作は、過去の時代に想像していたような未来の姿を表現することをテーマにしたといいます。先行リリースのM2が00年代のニューメタルを思い起こさせたり、M10も80年代のギターポップのようであったり、まさに彼らとともに時代を遡りながら、"懐かしい"未来を覗こうとしているかのようです。
ストリーミングの影響で、どんな時代の音楽も平行に並べられて聴かれるこの時代において、そんな彼らの視点は我々に新たな価値観を見せてくれているのかもしれません。そしてなにより、そんな彼らの創意工夫に満ちた気概は、我々が昔から知っているポストパンクそのものではないでしょうか。

ドラマーのTom Collが先月来店し、当店の壁にサインをして下さいました!