ファッションだけでなく音楽でも2000年代の空気感がすっかり浸透してきていることを感じる今日この頃。当店で販売している商品の中でも、Haimの最新アルバムは同時代の全米チャートを想い起させるノスタルジックな雰囲気が魅力的で、クラブミュージックやUKジャズ/ブラックの界隈で登場頻度の増えた、ドラムンベースも取り入れています。ジャケットも当時のセレブのパパラッチ写真を意識したものだそう。

先日フジロックに出演したLittle Simzの最新アルバムを聴いても、ブラックミュージックの枠に収まらず、ロックを感じる要素が散見され、かつてのラップ・ロックやオルタナティブ・ロックを思わせます。

これらのジャンルに大きな刺激を受けてきた私としては、これを機に人気再燃してほしいなと切に願うばかりですが、そんな”願い”を”予感”に変えてくれそうな一枚が入荷されました。

ロンドンを拠点に、オンラインを通じて出会った5人のメンバーで結成された若手バンドbby(ベイビー)。自身のリハーサルスタジオを所有し、そこで同時にライブを定期的に行うことで地道に人気を集めていったというDIY精神に満ちた彼ら。2023年に『hotline』でアメリカのオルタナティブ・チャートでベスト20入りを果たし、NMEやRolling Stone UK等のメディアも彼らを掲載したことで人気急上昇。そして、遂にデビューアルバムがリリースされました。ロック、ヒップホップ、R&Bを混在させたスタイルの彼らですが、本作ではスクリューが突如入ってくるなど、予測不能な展開が高揚感を更に引き上げていきます。しかし、同時にボーカルのBenjyの繊細で優しい歌声とキャッチーなメロディによって、身を委ねて聴くことができるのも魅力です。また、冒頭のM1のメロディラインは、Linkin Parkを彷彿とさせ、M2はPheonixやRazorlight。M4はBlock Partyなど、とにかく00年代の要素がザクザクと脳を刺激してきます(お陰様で世界が眩しく見える)。
さらに、元CelineのHedi Slimaneが起用しそうな彼らのルックス(特にギタリストのお2人)も良いですね。ロックミュージシャンをアイコンにし続けてきた自分としては超重要な要素です。こちらを是非ご覧ください。