ビームス工房レポート:<BEAMS F> 靴のオールソール編

2022.08.02

こんにちは。


ブログ掲載許可をいただいてから、かなり時間が経過してしまいましたが…お得意様K様の靴の修理上がり例を紹介致します。



左が店頭の商品、右が底のオールソール交換(張り替え)をした仕上がり分です。







仕上がりの両足







チャネル仕上げ(ステッチが見えない目隠し仕上げ)がキレイに仕上がっていますね。








ヒールも交換しています。

今回の修理内容だと¥16,500〜+taxで、¥18,150〜です。〜となっているのは、修理屋さんを2社利用していて、内容によって価格差がある為です。


ヒールの釘は、本数に関わらず、打ち込むと+¥2,200円かかります。

修理屋さんによってはヒール交換プライスに含めている所もあるようですが、ビームスでお願いしている修理屋さんはオプション価格で別料金です。


ヒールの釘に関しては、装飾的な意味合い意外に、昔は接着剤の性能が低かった為に接着力を増す為に釘を打ち込んでいたそうですが、現在は接着剤が高性能になり、靴が無くても強度的にはほぼ影響がないそうです。


今回の修理でもヒールの釘が不用であれば、¥15,950〜(¥14,500〜+tax)です。



先程と左右入れ替わってしまいましたが…左が修理品、右が商品です。






ピッチドヒールも雰囲気良く仕上がっていますね。










オールソール交換をすると、馴染んでいるアッパーに対して、ソールが真っ新に新しくなる為、馴染んでいたソールや爪先の返りがなくなり(馴染む前に戻るイメージ)、履き心地が変わる印象があります。


グッドイヤーウエルト製法でミドルソールとアウトソールを繋いでいるウエルトと呼ばれる帯状のひだも複数回オールソールすると、切れてしまうケースが多い為、ウエルト交換(+¥14,300〜)が必要になります。


オールソール交換をして真新しい状態にするか?、ハーフラバー(¥4,400〜)やつま先三分(¥4,400〜)ヒール交換(¥4,950〜)に留めて元々のソールやウエルトを延命させるかは、履き心地の変化、先々の総経費を考慮した上でのお客様の価値観次第だと思います。


元のモデルは6年程前から展開している<BEAMS F> オリジナルのドレスシューズです。






<BEAMS F> クォーターブローグ シューズ
カラー:ブラック、ダークブラウン
サイズ:5〜9
価格:¥50,600(税込)
商品番号:21-32-0085-302

アッパーには、フランスを代表する老舗高級タンナー『ANNONAY(アノネイ)』社のボックスカーフを採用したインポートシューズにも引けを取らない上質さと雰囲気を兼ね備えたモデルです。








好評だったのですが、4年近く追加入荷がなく、現状はかなり品薄。ブラックは実質完売、ダークブラウンはサイズ6と6.5のみ、少量ご用意があります。





追加もなく、このまま廃盤になりそうですが…ご縁がある方のお手元というよりはお足元の相棒になれれば幸いです。

良いものは修理を重ねて長く楽しみたいですね。




同シリーズで、先日久しぶりに追加入荷があったキャップトウならご案内しやすいと思います。






<BEAMS F> 6アイレット キャップトウ シューズ
カラー:ブラック
サイズ:5〜9
価格:¥50,600(税込)
商品番号:21-32-0063-302






こちらもアッパーには、高級老舗タンナー「ANNONEY(アノネイ)」社のキメ細やかなボックスカーフを使用した上質さを堪能できるモデルです。







細部まで丁寧の作りですよ。







普段インポート物を見慣れている方にも、この値段でこの面構えと上品な雰囲気ならご納得いただけるクオリティだと思います。


ビームス百名品にも選ばれている逸品です。


在庫切れを起こしやすいので…お早めにご検討くださいね。


今回タイトルは『ビームス工房レポート』と題しましたが、革靴に関してはビームスでの購入履歴の確認ができる品物であれば、ビームス工房でなくても最寄りの<BEAMS F>の商品を扱っているお店で受付可能です。購入履歴確認が必須となりますのでご了承ください。
K様、ご協力ありがとうございました!


思ってたより長くなってしまいましたが…また明日お会いしましょう。

*ブログ内に記載の価格は、記事公開当時のものであり、変更する可能性がございます。




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KATO