柚木沙弥郎のいま

2020.07.08

こんばんは。


連休をとり、久しぶりの旅に行ってきました。3年振り位の2度目の松本。2年位前にも行こうとしたのですが、数日前に人生初のインフルエンザに罹り…その雪辱も兼ねていましたが、目的はこちら。




松本市美術館です。




相変わらずインパクトのある外観ですが、限定仕様ではなく、これが通常の外観です。




昨年から楽しみにしていた展示がありまして、97歳のいまも現役で創作活動をされている染色家、柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)さんの展示、柚木沙弥郎のいま



コロナの影響で当初の期間より開催が遅れ、実質的に短縮されてしまったのですが、当初は近隣市町村からの予約制、その後もしばらくは東京や神奈川からの来県は自粛というルールで焦りましたが…ダメ元で会期ギリギリに連休希望を出しておいたので、何とか間に合いました…




10年位前から柚木さんのファンなのですが、柚木さんの魅力は大胆さとユーモアに溢れる図柄と、キレイで温かみのある色使いです。和のテイストが強いものもあれば、北欧的なモダンさもある作品がステキなのです。

染色家として長年活動されていますが、水彩画やオブジェ、絵本作りなど幅広く手掛けられています。






会場内の撮影はできないのが残念ですが…過去の作品から最新作までゆっくりと時間をかけて堪能することができました。


東京育ちながら、現在の信州大学への進学の為松本で2年間を過ごした柚木さんはその後も松本とのゆかりが深く、市内のお店や個人の方との公私にわたる繋がりが多々。

松本民芸館の展示や





ちきりや工芸店の展示品





お蕎麦屋さんの女将さんの私物の着物の帯を偶然見る機会にも恵まれました。




ポストカードも入手。色使いがやはり秀逸です…




松本市美術館の図録も素晴らしかったです。






ショッパーも館の外観も草間彌生さんの作品で溢れているのですが、松本は草間さんの出身地ということもあり、松本市美術館は草間彌生作品の聖地的な場所です。





3Fに常設展示室があり、2Fから3Fに行く階段や通路も草間ワールド



数年前に六本木で大規模な展示があった時は人が多くてワサワサとした環境で観ざるを得ませんでしたが…静かにじっくりと鑑賞できるのが良いですね。


ガラスを多用した館も現代建築として素晴らしいので、色々と楽しめるスポットです。





松本とゆかりの深いお2人の展示オススメです。



柚木沙弥郎さんの展示は残り4日間…

私は朝7時5分初の新宿から松本への直通バスと翌日19時発のバスを利用して充実した2日間を過ごすことができました。コロナで休業中のあのダラダラとした2日間はなんだったのか…

地元の方によると土日はそれなりに混むようなので、ご都合がつく方は木金でいかがでしょうか?










松本市美術館、松本民芸館、ちきりや工芸店の方からは、それぞれブログ掲載許可をいただいております。


松本は風情があって、食事も美味しくステキな街です。

ぜひ訪れてみてください。


松本はスケジュール的に無理…という方には千葉県で開催中の展示もオススメです。

近くには柚木さんのイラストを焼菓子にした、お孫さんがやられている洋菓子店hanaもあり、柚木沙弥郎さん関連グッズも販売されていますよ。


KATO