Staff Archive vol.9

家城 仁人 2021.05.18

洋服って、


(アイテムによっては)


長く着用して


クタっとしてきたところで


愛着が湧いていく


という側面がありますよね。


本日もそういったお話です。


こんにちは、毎日1映画をまたはじめております、イエキです。


Staff Archiveと題して、


当店スタッフが気に入って大事にしているアイテム=スタッフ アーカイヴをご紹介していくこのブログ。


本日は当店のショップマネージャーである


奥嶋のアーカイヴです。


早速いきましょう!

International Gallery BEAMSのオリジナルジャケット(4つボタン・リネンウール)とInternational Gallery BEAMSレーベル仕入れ時代のBARBA マドラスチェックシャツです。

いずれも奥嶋が10年以上着用しているアイテム。

長く着用しているのでリネンジャケットの方は深いシワが入ってかなりクタっとしてきています。シャツの方も色がくすんできているでしょうか。(なぜ色がくすんでくるのかは下記で後述させて頂きます。)どちらも非常に良い雰囲気ですね。ここまで使い込んでようやく両アイテムの良さが出きているという風にも感じます。

またシャツのBARBAはドレスシャツメーカーが手掛けるカジュアルシャツということもあり繊維が大変高番手(細い糸)である為、長く着用している内に袖周りが避けてしまいました。しかし下記画像のように直して今でも着用しています。そのくらいお気に入りの一着です。


という訳で、


今シーズン注目のマドラスチェックシャツ。


その中でもおすすめしたいのがBEAMS Fオリジナルのシャツです。



左から、

BEAMS F / ブルーマドラスチェック ボタンダウンシャツ
カラー:ブルー×レッド
サイズ:37〜43
価格:¥16,500(税込)
商品番号:21-11-2775-563

BEAMS F / ブラウンマドラスチェック ボタンダウンシャツ
カラー:ブラウン×オレンジ
サイズ:37〜43
価格:¥16,500(税込)
商品番号:21-11-2777-563

BEAMS F / ワインマドラスチェック ボタンダウンシャツ
カラー:ワイン
サイズ:37〜43
価格:¥16,500(税込)
商品番号:21-11-2776-563

BEAMS F / オリーブマドラスチェック ボタンダウンシャツ
カラー:オリーブ
サイズ:37〜43
価格:¥16,500(税込)
商品番号:21-11-2778-563


そもそもマドラス生地というのは、


インド発祥の作り方で作られた生地のことを言います。


具体的には、先染めした糸を織って柄が作られていきます。


ですから、洗っていくことで色落ちやにじみが生まれていきます。


そしてそれが味になっていくというのが


所謂"リアルマドラス"です。


これは60年代のアイビー全盛時代に


アイビーリーガーやそれを模倣する人達が


着用することの多かったアイテムのひとつ


だったそうです。


一方現在のファッションシーンの主流であり


ヨーロッパを経由して作られる多くのマドラスチェックというのは


所謂マドラス"調"です。


つまり本家と違い先染めの糸を使っているわけではないけれど


マドラスっぽい柄を表現しているというところです。


同じく現在ドレスファッションの主流である


イタリア経由の英国"調"


と同じような解釈で問題ないかと思います。


そして、


上記でご紹介しているBEAMS F オリジナルマドラスチェックシャツは実は、


"リアルマドラス"の方なのです。


つまり、このシャツもまた


洗ったり、着込んでいったりすることで


どんどんと色が抜けていく


経年変化を楽しむことができます。


ちなみに奥嶋のシャツも


糸は非常に細くてドレッシーではあるものの


作りはリアルマドラスなので


これもまた経年変化していきます。


これが上記で、奥嶋のシャツの色がくすんできている理由です。


そんな"味"を楽しめる"リアルマドラス"チェックシャツを


今シーズンワードローブに加えて頂くのはいかがでしょうか。


それでは本日はこの辺で。


次回はスタッフ梶谷のアーカイヴをご紹介致します。こちらは梶谷がはじめて商品企画に取り組んだ際の1着。

乞うご期待!

(5/19 16:00〜公開予定です。)

洋服選びをするときに


長く付き合っていけるかどうかは


とても重要なことのひとつだと思います。


そして長く付き合っていく為には


必ずしも頑丈なアイテムである必要は


無いようにも感じています。


クタっとはしてくるけれど、


そうなることで


より雰囲気良く着て頂ける洋服、


更に気分的にも愛着が湧いてくるので


少し飽きたからといって簡単に手放したりもしないでしょう。


そうとくれば、


頑丈ではなかったとしても


長く付き合っていけるはずです。


そんなアイテムが


自らのアーカイヴになっていくことと思います。


あくまでお洒落としての装いを楽しむ洋服に関しては


新品で無い方がいい場合もあるということですね。



イエキ

--Information--


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