こんばんは!
週末担当の﨑野でございます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
こちらを綴っている本日は、久しぶりに朝からしっかりとした雨が降っております。
お盆休みの方が多い今の時期ですが、皆様の行楽日には天候が回復してることを切に願います。
暑すぎてしまうのは、それはそれで億劫になってしまいますが、晴れというだけで気分が上がるのはきっと皆さんも同じなはず。
私もBBQの予定などが控えておりますので、せめてその時だけは晴れであることを祈ります。
さて、ご紹介いたしますのはこちら。
991v2 トリプルブラックが入荷いたしました。
洗練された黒の主張は言わずもがな。
格好良すぎます。
991シリーズといえば、Made in UKということで、どこか品のある印象を抱くのは私だけではないはずです。
991の歴史を振り返ると、990番台としては8番目となり、2001年にリリースされました。
そして2021年に20周年を記念して復刻されるのですが、復刻モデル以前はMade in USAで製作されており、当時の画像を拝見してみると、現在よりもアッパーがややぼってりとした、野暮ったい印象も残るスタイルだったことが伺えます。
その後、New Balanceの中でもハイエンドラインのシューズを製造している、イギリス北部に位置するフランジーにある工場での生産が行われております。

前置きが長くなりましたが、V2としてのリリース後、何がアップデートされたのかというところが気になる部分かと思います。
一つ目はヒールパッチが、これまでの『991』表記から『V2』表記へと変更されている点です。
ご安心ください。991ロゴに関してもサイドロゴとしてしっかりと表現されています。
個人的にヒール部分には、本作に使用されている素材が、一堂に介したように集約された様子が伺えるので好みです。
ピッグスキン、合成繊維、ラバーソールのそれぞれの表情の違いが感じられます。

アウトソールはこのような仕様でございます。
先代モデルより引き継いでいる、アブゾーブクッションのおかげで、歩行による衝撃の軽減且つ、反発弾性により、吸収しながらも反発力による歩行のしやすも担保されている優れ者でございます。ですので、ファッションアイテムとしてだけでなく、日常に溶け込むシューズとしてお選びいただきやすいのではと思います。
そんなソールの中で、大きくアップデートされているのが、、
少し見えづらいですが、『FUELCELL』という文字がご覧いただけるかと思います。前述しましたアブゾーブにプラスして、反発弾性を生み出しながら、何よりもシューズ全体の軽量化に寄与しています。
New Balanceのランニングシューズなどに用いられている素材なのですが、それに比べてもソール全体のボリュームを抑える為に薄く設定されておりますので、スポーティーに見え過ぎず、クラシカルな面持ちも保ちながら、現代的に進化しております。
990シリーズや、現在のMade in USAシリーズと比べても明らかにシャープな出立で、クールな印象が感じられます。
ブレンビーのあるカンブリア州は元々、靴産業や繊維産業で繁栄していた歴史を持つ街でした。しかし、80年代にかけて衰退していき、そうした流れにより失業した職人を受け入れたのが、ブレンビーにあるNew Balanceの工場だったのです。
そこから約40年が経過し、今では親子で働いている職人の方々もいらっしゃるそうです。
工場での作業はというと、想像の何倍も手作業で行われている工程が多いことを知りました。
縫製部分に関しては職人の方が一つ一つミシンで縫い合わせていき、その後サイズに合わせた木型に入れ、立体感を生み出していきます。
また、アッパーとは別の工場で製造されたソールを合わせるのですが、それもサイズ毎にレーザーで接着剤塗布位置のガイドが照射され、それに合わせて、人の手でしっかりと塗布し、圧着に移ります。
最後に、担当者による検品が行われ、箱詰めまで一貫して手作業で行われます。
現代のスニーカーへの概念が覆される手作業工程の多さに驚きました。それが故の製品クオリティーの高さであると、改めて認識しました。
それではスタイリングを。
サービスシューズのような佇まいをイメージした、ミリタリーベースのスタイリングでございます。
キャップとシューズで色合わせをし、ブラックで全体を包み込むことで、多色使いのスタイリングにもまとまりが生まれます。
ショート丈にアレンジしたスモッグの裾から覗くボーダーTを差し色に、パンツのボリューム感でカジュアルムードをプラスしました。
生憎の天候でございましたので、ナイロン系アイテムが気分だったことも作用しております。
いかがでしたでしょうか。
パッと見ただけで格好良いシューズであることに違いはありません。しかし、格好良いという中にあるこれほどまでの拘りとディテール、職人の方々の温もりを感じていただける至高の一足でございます。是非。
﨑野
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