コートの季節 バルマカーンコート

河野 太郎 2024.10.24

こんにちは。

河野です。


曇りや雨と、何となくどんよりとした天気が続いております。気温が下がったこともあり着用される洋服にも変化がでてきた方も多いはずです。


そろそろ、羽織ものが欲しくなる。

そう思い、定番ではありますが改めてこちらのコートをご紹介させて頂きます。


Balmacaan Coat T/C Gabardine
カラー:ベージュ,オリーブ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥55,000(税込)
商品番号:38-19-0071-803

BEAMS PLUS バルマカーンコートです。

"バルマカーン"や"バルマカン"と呼ばれ、コンバーチブルカラー、比翼、ラグランスリーブのディテールが特徴的なコートです。


名前の由来はスコットランドの『balmacaan』という地名から。

シューティングなどのカントリースポーツが人気のエリアがあったそう。


軍用という説もありますが。

今回はその名前からハンティングの際に着用されていたレインコートがルーツという説を推したいと思います。


ディテールを見ていきましょう。


まずはこのコートのポイントでもある"ラグランスリーブ"。身頃と袖幅が広めにとってあります。


特にこちらは肩先に縫い目のない"1枚袖"となっております。縫い目が無いことでショルダーラインに沿ってナチュラルに生地が落ちることに。文字通り肩肘はらないラフさがあります。


袖口には駒形も。

1枚袖の特徴として袖幅と身幅が広くなります。そこをグッと絞ってドレープ感をだすこともできます。

1960年代のヴィンテージコートからサンプリングされた小さな襟にはチンストラップも。

風除けにもなります。

またこの上からマフラーなど巻いて頂いてもよろしいかと。この辺りのディテールはお好きな方が多い印象です。


フロントは比翼仕立。

ボタンをして外に出ない為、防風性が向上。見た目的にも大人な印象になります。


スラントポケットにはボタンが。


内側のジップを開けると

貫通式となります。


フロントボタンを閉めたままでもジャケットやパンツのポケットへアクセスできる便利なディテールです。


Aラインに広がるシルエットに長いベントかバックスタイルを格上げしてくれますね。


ドレープ感を楽しめる玉虫生地も魅力の1つ。ドライなタッチから長いシーズン着用できるのも嬉しい点です。


スタッフ落合に着てもらったオリーブは玉虫がより強く感じられます。生地を織った後に加工を加え古着の様な柔らかさと雰囲気をプラスしています。


陰影が強くでてこちらも捨てがたいカラーです。デニムブルゾンなどカジュアルなアイテムにもバッチリ合いますね。


このようにカバッと羽織って、ポケットに手を入れて街を闊歩したくなります。


大変満足感の高い1着。

オススメです。


最後までお読み頂きありがとうございました。



河野