23SS 〈Brilla per il gusto〉LINE UP 〜オリジナルジャケット&スーツ編〜

本重 健吾 2022.12.17

こんにちは!



本重です!




今日は前回までの〈BEAMS F〉LINE UPに続いて


 

23SS 〈Brilla per il gusto〉LINE UPをお届け。


まずは 〜オリジナルジャケット&スーツ編〜です。




それではさっそく。




(ご紹介するアイテムは23年春夏シーズンに展開予定のものです。状況により予告なくキャンセルや、納期の遅延、仕様の変更などが考えられます。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。)




 

「”Luxury & Playful”。テーマというよりコンセプトとしての意味合いが強い言葉ですが、〈Brilla per il gusto〉では大人の高級感と遊び心というものを大切に、根底に置いて23年春夏シーズンもバイイングを行っています。普遍的なクラシックから時代性を反映させたモダンさまで、大人の男性の魅力を存分に引き出せるアイテムをバリエーション豊かに揃えています。大人が大人らしく品良く着られ、かつ色気の漂うスタイル。それが〈Brilla per il gusto〉が目指す格好良さです。」


 

「あくまでもベースにはクラシックなドレススタイルがあり、その中で色気や遊び心を表現しています。高級素材と仕立てに拘ったオリジナル重衣料に男っぽく艶やかなレザーアイテム、華やかな色遣いなど、〈BEAMS F〉と似ているようで違う、〈Brilla per il gusto〉らしさというものをぜひ店頭で感じていただければと思います。私がディレクターに就任させていただいてから2シーズン目ですが、ファーストシーズンよりもパワーアップできていると、自信を持って言えるラインナップです。それではさっそくアイテムをご紹介します。まずはオリジナルのジャケット、スーツから。ここからは無藤さんにバトンタッチしたいと思います。」


 

「ボンジョルノ〜。それではさっそくラインナップのご説明を始めたいと思います。」


 

「〈LORO PIANA〉の”JERSY”シリーズの生地を用いたインディゴ調のジャケット。」


 

「インディゴ調といってもデニムライクではなく、ウール、シルク、リネン、ポリエステルをミックスさせたものをインディゴのような色出しで仕上げています。綺麗な発色のブルーを掠れたような織り感で落ち着きと奥行きを表現しています。〈LORO PIANA〉ならではの滑らかさ、しなやかさは健在です。


 

「〈Ermenegildo Zegna〉の”CROSS PLY”。ウール、シルク、リネンで構成された生地は何といってもこの色出しが特徴的。ブルーにターコイズをブレンドしたような、絶妙なニュアンスが大人っぽく品のある顔つきです。


 

「これはオーバーダイと呼ばれる手法で染められており、一度染色したものの上からさらに色を重ねて染めていくもの。故に単純な色ではなく、深みのある独特な色出しとなります。どことなく複雑なトーンなので、様々な色との相性も良い点も魅力です。」

 

「バスケット織りのネイビージャケット。」


 

「〈FERLA〉の4紗混生地はざっくりとした凹凸のある表情がポイント。ネップのようなムラも散りばめられ、シンプルなネイビーでありながら動きのある質感となっています。ホップサックなどにはない素材感が特徴の一着です。」

 

「〈E.THOMAS〉のヘリンボーン。こちらは淡いグレーベースの所謂ストーンと呼ばれる、次のシーズンでキーワードにも挙がっているトーンの生地です。うっすらと入ったヘリンボーンがヘリテージな奥行きを添えてくれ、スタイルに深みを出してくれます。」



 

「もう一色、23年春夏シーズン注目のグリーンも色違いで展開します。こちらも単純なグリーンではなく、ナチュラルなホワイトとほんのりネイビーを重ねてムラを出したもの。リネン×シルクの素朴な風合いも活きており、自然な上品さというものを感じられます。」


 

「〈DORMEUIL〉の”ECHO”シリーズの生地を用いたブラウンジャケット。」


 

「オーストラリアウールとパタゴニアウールをブレンドさせてそれぞれの良さを引き出したSuper 130’sの生地は、しなやかでいてハリのある風合い。水にも強く、ナチュラルなストレッチも備えており、機能的な面も抜群です。掠れたグレイッシュブラウンのカラーリングも合わせやすく、品のある顔つきに仕上がっています


 

「〈FELRA〉のネイビーシャドーウインドーペン。リネン、アルパカ、コットン、シルクの4紗混で表現された生地はネイビーにブルーをミックスさせたような深みのあるトーン。そこにさらに濃いトーンのペーンをうっすらと重ねることで、シックな重厚感というものを漂わせています。見た目ほど重たさのなく軽い生地なので春夏シーズンにメインに羽織っていただける一着となっています。」


 

「ナチュラルカラーのジャケット。」



 

「こちらも〈FELRA〉です。一応生地名にはシャドーストライプと入っていますが、ほとんど無地に近い柄出しです。リネンを中心とした4紗混生地は、かなりざっくりとした質感と清涼感ある色出しが重なり、リゾートムードを香らせる佇まい。微妙にグレイッシュな一面もあり、次シーズンらしい表情を見せてくれます。」



 

「〈FELRA〉のシェファードチェック。エクリュにブラック、ホワイト、ネイビーで構成された生地は単純なモノトーンとはまた違った、こなれた空気感のある配色。パターンの大きさもちょうど良く、コーディネートのメインとして今の気分で装えます。」


 

「〈Ermenegildo Zegna〉の”SUMMER TWIST”。」


 

「強撚糸を用いてライトウェイトに仕上げられた生地は、その軽やかな着心地はもちろんハリの強さとドレープの美しさが特徴的。ドライタッチな質感が春夏シーズンに映える一着です。柔らかなブラウンとベージュで表現されたブリティッシュなグレンチェックの柄出しも見逃せないポイントです。」


 

「こちらも〈Ermenegildo Zegna〉より”CROSS PLY”シリーズです。かなり細かなハウンドトゥースは、無地としてコーディネートに取り入れつつさりげなく主張できる点が非常に魅力的。スラブ調で起こされた、ムラのあるホワイトの色出しも他にはない表情をしています。


 

「大柄のグレンプレイドにターコイズのペーンを重ねた、ブリティッシュなジャケット。こちらは〈FERLA〉のリネン、ウール、シルク、コットンの4紗混生地を使用しており、素材の質感が引き立った立体感のある一着です。


 

「ペーンのカラーにターコイズを採用するあたりが23年春夏シーズンらしいと思います。一見主張の強い柄と思いきや、着てみると自然と馴染んでくれる計算された配色で、コーディネートも特に難しくないという点も魅力に映ります。」


 

「シアサッカーライクなこちらは、〈DRAGO〉のリネン×ウールストライプ生地を載せた一着。シアサッカーのような清涼感がありながらもウールならではのドレープ、リネンらしいドライタッチを感じられるモダンな風合いに仕上がっています。トラッドなスタイルからリラックスコーディネートまで様々な表情でこなしてくれるジャケットです。」


 

「ナチュラルベースにベージュを重ねたウインドーペン。」


 

「〈CERRUTI〉のリネン×コットンの生地はさらっと滑らかな感触が心地よい質感。上品な色出しと絶妙なペーンの大きさもポイントで、派手にならない大人っぽい洒落感というものを演出できます。自然体にブラウン、シーズナルにオレンジ、都会的にブラック、ネイビーなど様々な色を重ねても馴染んでくれる汎用性の高さも見逃せません。」


 

「23年春夏シーズンを象徴するイエローカラーが目を惹く一着。


 

「〈CAMPORE〉のリネンはイエロー、オレンジ、マスタードをミックスしたような絶妙なトーンが洒落ています。今新鮮に映るカラーですが、80年代中頃に流行していたものでリバイバル的側面もあります。リネンならではの掠れたフェード感がありますので、そこまで派手な印象にならずコーディネートに落とし込めます。」


 

「続いてスーツですが、サンプルが少ないのであるもののみのご紹介となります。」


 

「〈Ermenegildo Zegna〉の”TROFEO”。こちらは毎シーズン非常にご好評いただいているものですね。トロフィーの名を冠したブランドを代表する生地は、トロっと滑らかで、艶やかな光沢感が非常にラグジュアリーなルックス。一つ上のドレススタイルを演出してくれる間違いない一着です。


 

「同じく〈Ermenegildo Zegna〉の”TRAVELLER”。その名の通り、出張などのシーンにも対応できるようシワへの耐性を強めたシリーズ。それでいてブランドらしいリッチな空気感も存分に感じられ、普段のビジネスシーンには非常に心強いアイテムです。ピンチェックの奥行きあるクラシックな表情も端正で大人ぽく仕上がっています。



 

〈Ermenegildo Zegna〉の”BIELMONTE”。こちらはこれまでの同ブランドの生地とはまた違った風合い。ガシッとしたドライタッチでハリコシの非常に強い質感で仕上げられており、イタリア生地ながらブリティッシュムードが漂うような一着です。今回は細かなハウンドトゥースを採用し、さらにクラシックな空気感で見せています。



 

「ワイドピッチのチョークストライプスーツ。〈LORO PIANA〉の〈TASMANIAN〉を使用しています。カシミヤと同等ほどの原毛の細さを誇るスーパー170'Sウールは、繊細で滑らかなタッチ、そしてラグジュアリーな美しいドレープが魅力。ほどよいピッチのストライプも扱いやすく、普段のビジネスシーンを格上げしてくれます。



 

「〈CANONICO〉のウール×モヘアのグリーンスーツ。グレイッシュなグリーンの色出しが上品で、洒落た主張がありながらもさりげなく映えるようなムードの色出しが特徴的。ネイビーとグレーの延長線上のような感覚でコーディネートできるので、難易度もそれほど高くありません。」


 

〈Ermenegildo Zegna〉の”CASHCO”。」


 

「コットンにカシミヤをブレンドすることで、コットンが持つ風合いにカシミヤならではのふわっとした滑らかさを加えた、非常に上品なタッチで仕上げた生地です。ナチュラルにほんのりベージュを重ねたような、品のあるカラーリングも大人っぽいリッチさを香らせます。柔らかな質感から生まれる、柔らかなシワというものを愉しんでいただきたい一着です。



 

「以上が次シーズン展開予定のオリジナルジャケット、スーツです。まだサンプルが揃っておらず、ご紹介できていないものも多数ございますが、〈Brilla per il gusto〉らしさというものは伝わったかなと思います。高級感のある品の良さと大人の遊び心。ぜひ愉しんで着こなしていただければ幸いです。それでは続いて、、、」



ということで次回


 

〜インポートジャケット&スーツ編〜です。

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本重




 
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