こんにちは無藤です。
いよいよミラノに到着しました。これからメインとなるブランドの展示会が始まります。PITTI UOMOで見てきた来シーズンの傾向に近いものなのか、はたまた全く違う打ち出しをしているのか、今からワクワクしております。
ミラノの最初のショールームはもちろんタリアトーレからです。
タリアトーレのオーナーでもありデザイナー、パタンナーとオールマイティーにこなすピーノ・レラリオ氏にお出迎え頂きました。
ピーノ氏とは10年以上のお付き合いという事もあり、お互いに気心が知れているという事なのかとてもハイテンションなピーノ氏です。
早速私もピーノ氏と2ショットを撮影。ミーハーぶりを発揮しております。
私のラペルについているサングラスのピンはピーノ氏が数年前に作ったもので、 懐かしいと喜んでくれました。これでつかみはOKです。
早速ショールームを拝見しました。
ピンク系の打ち出しです。それにベージュ系をコーディネートしています。よく見るとパンツにもピンクが使われていました。
柔らかなピンク系のジャケットはホワイト系のパンツやベージュ系のパンツと組み合わせて上品なコーディネートが出来そうですね。
それにしても、PITTI UOMOで見たカラーの傾向にぴったりとマッチしていますね。
そしてグリーン系の打ち出しです。イタリアのブランドはどこかで色の打ち出しを ミーティングをして決めているのでしょうか。
こちらのカラーもPITTI UOMOで見た傾向にぴたりと一致しております。
柔らかなグリーン系はどんなカラーとのコーディネートにも相性が良いと思いますが ベージュ系のインナーなどとコーディネートするのが新しく見えるのでしょうか。
ピンクよりは使いやすいカラーだと思います。
そしてラベンダーの打ち出しです。このカラーはPITTI UOMOでの強い打ち出しは 感じませんでしたが、ピーノ氏いわく次のシーズンで最も打ち出したいカラーだという事です。
ベージュ系とのカラーコーディネートでのディスプレーがとてもきれいです。
ショールームのディスプレーでは、グリーン系のアウターとコーディネートしていました。ボトムスがホワイトだったら良いのだと思います。
それとこのざっくりしたニット、あとでご紹介しますがこのザックリ系のニットが タリアトーレでもかなりの種類が打ち出されていましたが、PITTI UOMOの会場内でもほとんどのニットのサプライヤーがコレクションに入れていた間違いなくトレンドとなりうるニットだと思います。
スキッパーポロやクリーネック、カーディガンなど多くにニットアイテムがこの粗い網目での打ち出しです。透け感が気になる方はティ-シャツをインナーに着ても良いのではないでしょうか。
試着してみましたがホワイト系は透け感が強く、ブラックなど濃い色目でしたらあまり気にならないようです。
数年前までは、このようなニットポロは何となくシニアっぽいイメージがありましたが、今見るととても新鮮で大人の色気を感じるアイテムだと思います。
そしてジャケットもこのようなざっくりとしたニット調の素材を使ったものがたくさんラインナップされています。
ニットのスキッパーポロの襟を出して着たり、ざっくりとしたクルーネックのニット とのコーディネートが浮かびます。
ニット調のありなので、着てみるとストレッチ性がありとても楽でした。裏地も全くなく一枚の布帛を羽織っているような感じです。

このように素材のスワッチにもこのような織りがたくさんラインナップされています。それぞれ織りに変化があるので、表情が違っていて面白いです。
是非来シーズンにお試しいただきたい、タリアトーレの打ち出しのシリーズです。
こちらのシリーズは、見頃、袖の裏地がすべてない完全な一枚仕立てでシリーズです。これもかなり多く打ち出されていました。
ニット調にジャケットやジャージジャケット、スーツにまでこの仕様が取り入れられており、ピーノ氏によると「モア コンフォータブル」だという事だそうです。
確かに日本の夏だと裏地が全くないほうが良さそうですね。暑くなってくると、
袖の裏地が腕に張り付いたりしてあまり気持ちの良いものではありませんからね。
この仕様は私もとても気に入りました。
本日のピーノ氏のコーディネートです。ダブルのストライプのスーツにコットンのモックネックです。
珍しいのが足元がスニーカーだという事です。いつもブーツなどをコーディネートしてばっちり決めているピーノ氏ですが、なぜスニーカーを履いているのか聞いてみると「モア コンフォータブル」との事です。
この言葉にピーノ氏の来シーズンのテーマのすべてが圧縮されているのでしょう。
皆さまも来シーズンの春夏はリラックス感のあるコーディネートを今から考えておかれてはいかがでしょうか。
いかがでしたしょうか。
ミラノ編、まだまだ続きますので、お楽しみになされてください。
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