こんにちは無藤です。
イタリア出張レポートミラノ編、これまでイタリアを代表するテーラードブランドをご紹介してまいりました。
ミラノの最後を飾るのは200年以上の歴史を持つ最古のニットブランドといわれる
<DRUMOHR>のショールームをご紹介したいと思います。
今やイタリアの高級ニットブランドの代名詞ともなっている素晴らしいクオリティのニットウエアをたくさん見ることが出来ました。
<DRUMOHR>のカラーの打ち出しはどのようになっているのかとても楽しみです。
先ずはショールームの入り口でパチリ。<DRUMOHR>のショールームの入り口はこのような高級感のあるウエイティングルームのようになっております。
それでは早速ショールームの中に入っていきたいと思います。
まず目に飛び込んできたのは、やはりグリーン系の打ち出しです。色のトーンもこれまで見てきたショールームでの打ち出し同様に柔らかなソフトトーンです。
このくらい柔らかなカラーのグリーン系でしたらホワイト系やベージュ系のパンツ、ジャケットやアウターのインナーに使うのにも取り入れやすいですね。
<DRUMOHR>では、カラーコーディネートでコレクションを見せていました。グリーン系×ベージュ系の打ち出しです。
近づいてみるとこのような感じです。とてもきれいなカラーコーディネートだと思います。グリーン系は色が強くなると色合わせを迷われる方が多いですが、この感じでしたらそのまま使えそうです。
日本人の肌色にもよく合いそうです。
上半身をこのきれいな2色でまとめたらパンツはオフホワイトなどベーシックカラーにすると上半身がより引き立つと思います。
<DRUMOHR>ではこのようなトーンのグリーン系も打ち出されていました。明るいグリーン系ですが柔らかい色目です。今シーズンは例年の春夏シーズンのような鮮やかなカラーの打ち出しはあまり見られず、このように明るくても柔らかいトーンというのがポイントです。

そして<DRUMOHR>でもピンクの打ち出しを見ることが出来ました。こちらのピンクは明るめのピンクです。グレー系とのカラーコーディネートで見せていました。
これまでいろいろなショールームでピンクの打ち出しを見て来て感じたのは、ピンクをコーディネートに取り入れる際のピンクの分量に気をつける事だと思います。
ピンク×ピンクのようなカラーコーディネートを見せているサプライヤーも数多くありましたが、日本ではあまりそのようなコーディネートが似合う場所が少ないのではないでしょうか。
こちらにもありました明るめのブルー系の打ち出しです。ホワイトとのカラーコーディネートで上品に見せています。とてもきれいで優雅な雰囲気です。
このカラーコーディネートはどなたでも取り入れやすいのではないでしょうか。
ご覧いただくとお判りになるなると思いますが、<DRUMOHR>は今やニットウエアだけにとどまらずジャケットやシャツ、パンツなどすべてのアイテムを展開するトータルブランドとなっています。
リネン混のライトベージュのジャケットに同じくリネン混のスキッパーポロのコーディネートです。
この少しくすんだトーンのグリーンとてもきれいだと思います。とてもかっこいいカラーコーディネートですね。
このコーディネートで着てみたいです。
同じく明るめのグリーン系にもベージュ系のコーデレーンのジャケットでコーディネートされていました。このように明るめでも柔らかなトーンなのでとても上品な印象です。
グリーン系×ベージュ系のカラーコーディネート今から楽しみですね。
やはりありましたソフトトーンのピンクの打ち出しです。この位のピンクがとても使いやすいのではないでしょうか。オフホワイトのアウターとのコーディネートもとてもきれいです。
パンツはドレッシーに見せるのでしたらミディアムグレーのウールトロピカル、カジュアル感を出すのでしたら色落ちしていないリジットジーンズあたりが上品にまとまるのではないでしょうか。
そして明るめのトーンのブルー系のジャケットにはホワイトのポロシャツでエレガントでスポーティーなコーディネートです。
この明るめのブルーも様々なショールームでの打ち出しを見ることが出来ました。トレンドカラーといわれる明るめのブルーですが、春夏の王道といわれるネイビー×ホワイトのコーディネートは不変ですので、昨年の春夏PITTI UOMOのように大きくは打ち出されてはいないものの、ミラノのウインドウにはところどころ見ることが出来ました。
オレンジ系のカラーコーディネートはブルー系のスキッパーポロでイタリアンらしいカラーの組み合わせを提案していました。
このトップスのボトムスにはホワイトパンツ、シューズはベージュスエードのスリップオンのコーディネートが気分でしょうか。
ナイロン素材のパーカーとベストがかなりの種類で展開されていました。昨シーズンからコレクションされていたという事で、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、かなりの種類がありました。
元々はビーチコレクションとして紹介されているものでビーチサイドで着るためのウインドブレーカーとしての打ち出しですが、日本ではゴルファーの方たちがレインウエア用として売れているとの事でした。
可愛い柄がたくさんあって私も欲しくなりました。
<DRUMOHR>の代名詞といえばビスコッティ柄ですが、その柄のビーチタオルもありました。贅沢ですね。
ホテルのプールに行かれた際にデッキチェアにひいたら目立つこと間違いなしだと思います。
いかがでしたしょうか。
これまでミラノの代表的なショールームをご紹介させていただきました。色やアイテムの傾向がどのブランドでも似てくるのはとても面白いですね。
皆さまの25春夏シーズンのコーディネートの参考になれば幸いです。
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