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イタリア出張ミラノ編④ DRUMOHR

こんにちは無藤です。
イタリア出張レポートミラノ編、これまでイタリアを代表するテーラードブランドをご紹介してまいりました。
ミラノの最後を飾るのは200年以上の歴史を持つ最古のニットブランドといわれる
<DRUMOHR>のショールームをご紹介したいと思います。

今やイタリアの高級ニットブランドの代名詞ともなっている素晴らしいクオリティのニットウエアをたくさん見ることが出来ました。




<DRUMOHR>のカラーの打ち出しはどのようになっているのかとても楽しみです。
先ずはショールームの入り口でパチリ。<DRUMOHR>のショールームの入り口はこのような高級感のあるウエイティングルームのようになっております。

それでは早速ショールームの中に入っていきたいと思います。




まず目に飛び込んできたのは、やはりグリーン系の打ち出しです。色のトーンもこれまで見てきたショールームでの打ち出し同様に柔らかなソフトトーンです。
このくらい柔らかなカラーのグリーン系でしたらホワイト系やベージュ系のパンツ、ジャケットやアウターのインナーに使うのにも取り入れやすいですね。

<DRUMOHR>では、カラーコーディネートでコレクションを見せていました。グリーン系×ベージュ系の打ち出しです。




近づいてみるとこのような感じです。とてもきれいなカラーコーディネートだと思います。グリーン系は色が強くなると色合わせを迷われる方が多いですが、この感じでしたらそのまま使えそうです。
日本人の肌色にもよく合いそうです。
上半身をこのきれいな2色でまとめたらパンツはオフホワイトなどベーシックカラーにすると上半身がより引き立つと思います。




<DRUMOHR>ではこのようなトーンのグリーン系も打ち出されていました。明るいグリーン系ですが柔らかい色目です。今シーズンは例年の春夏シーズンのような鮮やかなカラーの打ち出しはあまり見られず、このように明るくても柔らかいトーンというのがポイントです。




そして<DRUMOHR>でもピンクの打ち出しを見ることが出来ました。こちらのピンクは明るめのピンクです。グレー系とのカラーコーディネートで見せていました。

これまでいろいろなショールームでピンクの打ち出しを見て来て感じたのは、ピンクをコーディネートに取り入れる際のピンクの分量に気をつける事だと思います。
ピンク×ピンクのようなカラーコーディネートを見せているサプライヤーも数多くありましたが、日本ではあまりそのようなコーディネートが似合う場所が少ないのではないでしょうか。




こちらにもありました明るめのブルー系の打ち出しです。ホワイトとのカラーコーディネートで上品に見せています。とてもきれいで優雅な雰囲気です。
このカラーコーディネートはどなたでも取り入れやすいのではないでしょうか。
ご覧いただくとお判りになるなると思いますが、<DRUMOHR>は今やニットウエアだけにとどまらずジャケットやシャツ、パンツなどすべてのアイテムを展開するトータルブランドとなっています。



リネン混のライトベージュのジャケットに同じくリネン混のスキッパーポロのコーディネートです。

この少しくすんだトーンのグリーンとてもきれいだと思います。とてもかっこいいカラーコーディネートですね。

このコーディネートで着てみたいです。




同じく明るめのグリーン系にもベージュ系のコーデレーンのジャケットでコーディネートされていました。このように明るめでも柔らかなトーンなのでとても上品な印象です。
グリーン系×ベージュ系のカラーコーディネート今から楽しみですね。



やはりありましたソフトトーンのピンクの打ち出しです。この位のピンクがとても使いやすいのではないでしょうか。オフホワイトのアウターとのコーディネートもとてもきれいです。
パンツはドレッシーに見せるのでしたらミディアムグレーのウールトロピカル、カジュアル感を出すのでしたら色落ちしていないリジットジーンズあたりが上品にまとまるのではないでしょうか。



そして明るめのトーンのブルー系のジャケットにはホワイトのポロシャツでエレガントでスポーティーなコーディネートです。
この明るめのブルーも様々なショールームでの打ち出しを見ることが出来ました。トレンドカラーといわれる明るめのブルーですが、春夏の王道といわれるネイビー×ホワイトのコーディネートは不変ですので、昨年の春夏PITTI UOMOのように大きくは打ち出されてはいないものの、ミラノのウインドウにはところどころ見ることが出来ました。



オレンジ系のカラーコーディネートはブルー系のスキッパーポロでイタリアンらしいカラーの組み合わせを提案していました。

このトップスのボトムスにはホワイトパンツ、シューズはベージュスエードのスリップオンのコーディネートが気分でしょうか。




ナイロン素材のパーカーとベストがかなりの種類で展開されていました。昨シーズンからコレクションされていたという事で、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、かなりの種類がありました。

元々はビーチコレクションとして紹介されているものでビーチサイドで着るためのウインドブレーカーとしての打ち出しですが、日本ではゴルファーの方たちがレインウエア用として売れているとの事でした。

可愛い柄がたくさんあって私も欲しくなりました。




<DRUMOHR>の代名詞といえばビスコッティ柄ですが、その柄のビーチタオルもありました。贅沢ですね。

ホテルのプールに行かれた際にデッキチェアにひいたら目立つこと間違いなしだと思います。


いかがでしたしょうか。
これまでミラノの代表的なショールームをご紹介させていただきました。色やアイテムの傾向がどのブランドでも似てくるのはとても面白いですね。
皆さまの25春夏シーズンのコーディネートの参考になれば幸いです。


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イタリア出張ミラノ編 KITON続編

こんにちは無藤です。

KITONのミラノショールーム「PALAZZO KITON」の打ち出しは圧巻です。ものすごい広いスペースを2階使いすべてのKITONグループのコレクションを見せていますが、
その大きなショールームの奥にひっそりと小部屋があります。
商品がディスプレーされているので中に入ってみて驚きました。




このような感じで一見するとコーディネートを見せているのかな?と思うのですが実はこの小部屋がとんでもない部屋だったんです。




入口から見えたピンクのコーディネートですが、このシャツのエルボーパッチがクロコダイルの竹符だったんです。

何なんだこの部屋は思い周りを見渡してみるとまたまたすごい服を発見しました。




KITONのスタジアムジャンパーです。ご覧のように袖のレザーがこちらもクロコダイルです。どういった方がお召しになるのでしょうか。
王族の息子さんとかなのでしょうか。ボディの素材も触った感じでカシミアだと判りました。




そのまま部屋の奥に進んで行くと、またまたすごいレザージャケットのディスプレーがありました。

全面クロコダイルを使ったライダースジャケットです。見た感じ、これはかっこいいなと思いましたがとんでもないプライスだと思います。

誰も居らずひっそりとしておりましたが、どうやらこの小部屋は超ラグジュアリーコレクションのコーナーだったようです。




モッズパーカー風のコートも全面クロコダイルです。もうなんだかよくわからなくなってしましました。

ただ、物凄いんだなという印象でしょうか。
この小部屋の中のコーディネートは至ってベーシックです。ただ素材がとんでもなく凄いんです。




ビキューナ53%カシミア47%のチェスターコートです。ビキューナ10%でもものすごい高いプライスになるのに53%も混紡されているなんてどのくらいのプライスになるのでしょうか。
襟についているファーはアストラカンという生後間もない子羊のものです。コートの服地もとても柔らかくてしなやかでした。




同じくビキューナのシャツです。すごく柔らかい手触りです。ヨーロッパは夏でも夜になると肌寒いので、このようなシャツは超富裕層からの需要があるのではないでしょうか。
たぶんご紹介したレザージャケットやこのビキューナシリーズは日本には入ってきていないのではないでしょうか。私も初めて見たものばかりで興奮しました。




小部屋を出ると商談スペースらしきコーナーもありました。何故か可愛くパンダちゃんが座っています。後ろはマリオ・シファノというイタリアの画家の作品です。たぶん高額なアート作品なのでしょう。




そこでミーティングをしていたのがキートンファミリーのアントニオ・パオーネ氏です。ブルー系のワントーンでコーディネートしているのがかっこいいですね。

デニムのウエスタンシャツや首に巻いたスカーフがPITTI UOMOでも打ち出されていたウエスタン調を取り入れていました。




こちらはショールームの一番奥にある社員食堂です。社員食堂といっても本格的なトラットリアのような雰囲気です。
ここにシェフがいて、PALAZZO KITONのスタッフ達のランチを作っているそうです。我々も食べるかと尋ねられたのですが、次のアポイントがあったため残念ながらお断りしました。




この食堂を仕切っているのがこちらのお方。ルーチョ・ニグロ氏です。
元々SARTORIOのディレクターを長年務めていたお方ですが、現在はこちらの食堂の支配人となっているという事です。


いかがでしたしょうか。

それにしてもPALAZZO KITONはものすごいショールームでした。

まだまだミラノのショールームご紹介しようと思っておりますので、ご期待ください。



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イタリア出張ミラノ編 KITON

こんにちは無藤です。

お待たせいたしました、ミラノ展示会廻りのレポートをお届けいたします。TAGLIATOREもLARDINIも、示し合わせたかのようにカラー打ち出しの傾向がぴったりと合っていました。
ザックリとしたニットといったアイテムも同様に打ち出されていました。PITTI UOMOでも同様の傾向が見られましたが、本日の展示会はどうでしょうか。
伺ったのは<PALAZZO KITON>というKITONグループのブランドが一堂にみられるショールームです。




こちらはもともとジャンフランコ・フェレのショールーム兼オフィスだったところです。ご覧のようにすごい天高です。この広い空間の2フロアを使ってキートングループのすべてのブランドの展示が行われています。

まずは、入るとすぐにこの大きなブルーカラーのディスプレーです。昨年度はネイビー×ホワイトといったカラーコーディネートが多くのサプライヤーから打ち出されていましたが、今シーズンは鮮やかなブルーやサックスブルーといった明るめのブルーの打ち出しが多くなっています。PITTI UOMOでもこの明るいブルーやサックスブルーの打ち出しは多く見ることが出来ました。



サックスブルーにホワイトのコーディネートです。清涼感があってさわやかな雰囲気です。このカラーコーディネートでしたら取り入れやすいですね。
ジャケットだけでなくKITONではスーツでも明るいブルーの打ち出しがありました。




そしてPITTI UOMOやTAGLIATORE、LARDINIでも打ち出されていたピンクがKITONでも大きく打ち出されています。ホワイトやライトグレーにピンクをコーディネートするのは今シーズンの大きなカラートレンドになることは間違いないと思います。あとはピンクをどのように取り入れて行くかですね。



さすがラグジュアリーブランドKITONですね。ピンクの取り入れ方が派手です。ちょっとこのコーディネートは難しいと思いますが、ピンクについては使う分量を間違えてはいけないという事を感じさせられるディスプレーです。ピンクのジャケットのインナーはホワイトが良いと思います。




こちらはKITONグループのニットブランドSVEVOですが、やはりありましたグリーン系の打ち出しです。この柔らかいソフトトーンのグリーンもピンク同様に今シーズンの中心のカラーになることは間違いないと思います。



KITONのフロアでもベージュ×グリーンの打ち出しがディスプレーされていました。この感じのカラーコーディネートでしたら十分取り入れることが出来ると思います。
やはり主張の強いカラーにはホワイト系やベージュ系などのベーシックカラーとのコーディネートが一番まとまりますね。




このようにインナーにデニムシャツやシャンブレーシャツをコーディネートすると私たちにもグリーンが使いやすいのではないでしょうか。
ベーシックなコーディネートですが、新しいカラーが使われていて新鮮さがあります。




そしてラグジュアリーなベージュ系の打ち出しです。こちらもSVEVOのコーナーです。様々なジャカートニットが打ち出されています。ここには映っておりませんがさっくりした編み目のニットもいろいろなタイプが打ち出されていました。




ダブルブレストの打ち出しもこのようにいろいろとみることが出来ました。ダブルブレストの打ち出しが多いのもPITTI UOMO同様です。
それにしてもこのベージュのストライプのスーツ、かなり派手ですね。ものすごく目立つのではないでしょうか。
コーディネートとしては、ネイビーのオープンカラーとのコーディネートなので、上品な雰囲気にまとまっていると思います。




ブルー系が明るめになってきていると書きましたが、春夏の王道カラーであるネイビーの打ち出しはもちろんあります。こちらはSARTORIOのコーナーですが、ネイビー×ホワイトの打ち出しです。

とても上品にまとめています。SARTORIOでのダブルブレストのゴールドメタルボタンのブレザーが打ち出されていましたが、メタルボタンのブレザーも注目のアイテムになりそうです。




KITONでももちろんネイビー×ホワイト系のコーナーはあります。イタリア人だけでなくネイビー×ホワイトのカラーコーディネートは日本人の皆様もお好きだと思います。
ラグジュアリーでリッチな雰囲気があって、春夏には欠かせないカラーコーディネートですね。




その他にはオレンジの打ち出し、こちらはブラウンとのカラーコーディネートです。オレンジのアウターは難しそうですが、日焼けした肌やマリンスポーツなどが思いつきますね。

街で着るというよりは、海が似合いそうです。




イエローの打ち出しです。グリーン系のコーディネートと同じようにインナーにデニムシャツやシャンブレーシャツをコーディネートしていますが、なかなか手ごわいカラーですね。
すべてブラウン系のパンツでコーディネートされています。
KITONはラグジュアリーブランドの代表格なので世界中のバイヤーや顧客様たちが商品を求めて来るので、トレンドカラーだけにとどまらず様々なニーズに対応が出来るように多くのカラーの打ち出しが見られます。


いかがでしたしょうか。
PALAZZO KITONのショールームはとても大きいので見て廻るのにとても時間が掛かります。
もう少しKITONのショールームでお伝えしたいことがありますので、次回も少しだけ続かせていただきます。


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イタリア出張ミラノ編 LARDINI

こんにちは無藤です。

ミラノ二日目はもちろんラルディーニからのスタートです。タリアトーレが打ち出していたカラーやアイテムとどのように違うのかが楽しみです。
それぞれがイタリアのトレンドを発信する代表的なブランドだといえるので、比べてみると来シーズンの傾向がはっきりとわかってくると思います。




ショールームの入り口を入るとリゾート感満載のベージュとホワイトのコーディネートです。タリアトーレでも打ち出されていましたが、ラルディーニでもダブルブレストのジャケットの打ち出しがとても目立っていました。
ベージュとホワイトのカラーコーディネートはとても上品でリッチだと思います。




このようにショールーム内のハンガーにもカラーコーディネートをして商品を見せています。1月のPITTI UOMOでは全身ホワイトといったカラーコーディネートが多くの サプライヤーから紹介がされていましたが、こちらのベージュ系とのコーディネートのほうが大人っぽく見えますね。



そしてラルディーニでもピンクの打ち出しです。PITTI UOMOやタリアトーレと同様に柔らかいソフトトーンのピンクがいろいろなアイテムに使われています。
ラルディーニではピンクにベージュを コーディネートしていて何ともエレガントでした。




ベージュのメタルボタンブレザーに柔らかいピンクのオープンカラーを襟を出しての コーディネート、けっこうキザなアメリカンジゴロ風とでも言いましょうか、でも着てみたい気持ちもありますね。




そして出ました、グリーン系の打ち出しです。色のトーンもタリアトーレとほぼ同じです。なんでここまで同じようなカラーの打ち出しになるのでしょうか。
グリーン系も様々なアイテムに使われていました。ラルディーニではこれらのグリーン系にはホワイトをコーディネートしていました。




そして出ましたラベンダーの打ち出しです。タリアトーレとほとんど同じカラーが使われています。
ダブルブレストのジャケットとメタルボタン使いも様々なサプライヤーから打ち出されていて、来シーズンのトレンドといえるのではないでしょうか。
それにしてもここまで色が同じだというのも面白いですね。



夕方に行われたラルディーニのパーティーでのモデルたちのコーディネートです。  ベージュ、ホワイト、ピンク、グリーンの打ち出しとコーディネートが良くお判りいただけると思います。

タリアトーレでもピンク系やグリーン系をアンサンブルでコーディネートするという打ち出しが見られました。この着こなしも来シーズンはいろいろなところで見られるのではないでしょうか。




ラルディーニでもザックリ系のニットが数多く打ち出されていました。ラルディーニではこのようにアンサンブルでのコーディネートです。
このように着れば透け感は気にならないと思います。




ルイジ・ラルディーニ氏のコーディネートです。かっこいいですね。大人の余裕が  感じられます。

ラルディーニの皆様はなんかとてもクールで、「写真を一緒に撮りましょう」とは言いづらい雰囲気を持っています。

同じアドリア海側でもラルディーニの中部マルケ州とタリアトーレの南部プーリア州では陽気さが違うのでしょうか。



アレッシオ・ラルディーニ氏はウエスタン風のコーディネートです。PITTI UOMOでもこのようなウエスタンコーディネートの来場者が多く見られました。
ウエスタンは、シャツやベルトなどで雰囲気だけ取り入れるのが良いのではないでしょうか。
我々がここまでやってしまうと、ちょっとコスプレっぽくなってしまうと思います。




シューズもウエスタンブーツです。完璧な着こなしですね。アレッシオ氏はいつもこのように新しいモードを取り入れたコーディネートを見せてくれます。


いかがでしたしょうか。
ミラノ編、まだまだ続きますので、お楽しみになされてください。


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イタリア出張ミラノ編 TAGLIATORE

こんにちは無藤です。

いよいよミラノに到着しました。これからメインとなるブランドの展示会が始まります。PITTI UOMOで見てきた来シーズンの傾向に近いものなのか、はたまた全く違う打ち出しをしているのか、今からワクワクしております。
ミラノの最初のショールームはもちろんタリアトーレからです。



タリアトーレのオーナーでもありデザイナー、パタンナーとオールマイティーにこなすピーノ・レラリオ氏にお出迎え頂きました。
ピーノ氏とは10年以上のお付き合いという事もあり、お互いに気心が知れているという事なのかとてもハイテンションなピーノ氏です。




早速私もピーノ氏と2ショットを撮影。ミーハーぶりを発揮しております。

私のラペルについているサングラスのピンはピーノ氏が数年前に作ったもので、   懐かしいと喜んでくれました。これでつかみはOKです。

早速ショールームを拝見しました。



ピンク系の打ち出しです。それにベージュ系をコーディネートしています。よく見るとパンツにもピンクが使われていました。
柔らかなピンク系のジャケットはホワイト系のパンツやベージュ系のパンツと組み合わせて上品なコーディネートが出来そうですね。
それにしても、PITTI UOMOで見たカラーの傾向にぴったりとマッチしていますね。




そしてグリーン系の打ち出しです。イタリアのブランドはどこかで色の打ち出しを  ミーティングをして決めているのでしょうか。
こちらのカラーもPITTI UOMOで見た傾向にぴたりと一致しております。
柔らかなグリーン系はどんなカラーとのコーディネートにも相性が良いと思いますが ベージュ系のインナーなどとコーディネートするのが新しく見えるのでしょうか。
ピンクよりは使いやすいカラーだと思います。



そしてラベンダーの打ち出しです。このカラーはPITTI UOMOでの強い打ち出しは  感じませんでしたが、ピーノ氏いわく次のシーズンで最も打ち出したいカラーだという事です。

ベージュ系とのカラーコーディネートでのディスプレーがとてもきれいです。




ショールームのディスプレーでは、グリーン系のアウターとコーディネートしていました。ボトムスがホワイトだったら良いのだと思います。
それとこのざっくりしたニット、あとでご紹介しますがこのザックリ系のニットが  タリアトーレでもかなりの種類が打ち出されていましたが、PITTI UOMOの会場内でもほとんどのニットのサプライヤーがコレクションに入れていた間違いなくトレンドとなりうるニットだと思います。




スキッパーポロやクリーネック、カーディガンなど多くにニットアイテムがこの粗い網目での打ち出しです。透け感が気になる方はティ-シャツをインナーに着ても良いのではないでしょうか。

試着してみましたがホワイト系は透け感が強く、ブラックなど濃い色目でしたらあまり気にならないようです。

数年前までは、このようなニットポロは何となくシニアっぽいイメージがありましたが、今見るととても新鮮で大人の色気を感じるアイテムだと思います。




そしてジャケットもこのようなざっくりとしたニット調の素材を使ったものがたくさんラインナップされています。

ニットのスキッパーポロの襟を出して着たり、ざっくりとしたクルーネックのニット とのコーディネートが浮かびます。

ニット調のありなので、着てみるとストレッチ性がありとても楽でした。裏地も全くなく一枚の布帛を羽織っているような感じです。




このように素材のスワッチにもこのような織りがたくさんラインナップされています。それぞれ織りに変化があるので、表情が違っていて面白いです。

是非来シーズンにお試しいただきたい、タリアトーレの打ち出しのシリーズです。




こちらのシリーズは、見頃、袖の裏地がすべてない完全な一枚仕立てでシリーズです。これもかなり多く打ち出されていました。
ニット調にジャケットやジャージジャケット、スーツにまでこの仕様が取り入れられており、ピーノ氏によると「モア コンフォータブル」だという事だそうです。
確かに日本の夏だと裏地が全くないほうが良さそうですね。暑くなってくると、

袖の裏地が腕に張り付いたりしてあまり気持ちの良いものではありませんからね。
この仕様は私もとても気に入りました。




本日のピーノ氏のコーディネートです。ダブルのストライプのスーツにコットンのモックネックです。
珍しいのが足元がスニーカーだという事です。いつもブーツなどをコーディネートしてばっちり決めているピーノ氏ですが、なぜスニーカーを履いているのか聞いてみると「モア コンフォータブル」との事です。
この言葉にピーノ氏の来シーズンのテーマのすべてが圧縮されているのでしょう。

皆さまも来シーズンの春夏はリラックス感のあるコーディネートを今から考えておかれてはいかがでしょうか。


いかがでしたしょうか。
ミラノ編、まだまだ続きますので、お楽しみになされてください。


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