こんにちは!
本重です!
今日は25AW〈Brilla per il gusto〉LINE UP
〜スーツ、ジャケット編 ③〜です。
それではさっそく。
(ご紹介するアイテムは25年秋冬シーズンに展開予定のアイテムです。生産中止や納期遅延などの可能性もございます。予めご了承ください。また、各アイテムについてのお問い合わせにつきましては恐れ入りますが、店舗のメンズドレス担当スタッフまでお願いいたします)
「〈TITO ALLEGRETTO〉。イタリア、ナポリらしい色気ある仕立てとディテール、そしてティト・アレグレット氏本人の洗練された美意識が反映されたコレクション。クオリティに対するコストパフォーマンスも高く、その注目度は高まるばかり。25年秋冬シーズンも豊富なバリエーションで展開します」

「また、次シーズンより前身頃の着丈を+1cmとし、前下がりを強調することでよりクラシックな顔つきにアップデートしています。フィッティングは変わりませんので、サイズ感は以前のままお愉しみいただけます」
「ビームスの展開としてはブランドとして初となるネイビーのブレザー」
「ウールをベースにカシミヤとナイロンをブレンドし、しっとりとした膨らみと滑らかなタッチが上質な質感に仕上げられたブレザー。深いネイビーの色合いも特徴的で、都会的なクールなニュアンスを漂わせます。生地はデッドストックウール。男らしく色気のあるダブルステッチのワイドラペルに、裾まで伸びるフロントダーツのディテール。ナポリらしい顔つきは健在です」

「ネイビーベースにブルーのウインドーペンが配されたジャケット。ウール×ポリエステルの生地は目付350gとほどよいウェイトで、がっしりとした質感でありながら滑らかなタッチも備えており、素朴すぎず上品な仕上がり。ブークレの質感で入れられたペーンの浮き出るような立体的な表情が、シンプルながら奥行きのある雰囲気に仕上げられています」

「〈Bottoli〉のシェパードチェック生地を載せた一着。英国的なムードを漂わせながらも柔らかくしなやかな質感で、堅すぎない甘さと都会的な色気のある仕上がりです。大きすぎず小さすぎない絶妙なチェックのパターンもポイント。シンプルな着こなしに羽織るだけで、洒落た雰囲気に見せてくれます」
「グレージュをベースにグレーを重ねたウインドーペンのジャケット。ナチュラルなカラーマッチングが柔らかく上品な印象です。こちらはベジタブルダイで化学染料を使わず環境負荷が低いのも特徴。自然な風合いが、シンプルながらこなれた雰囲気に仕上げてくれます」

「ブラウン×ブラックのモダンなコンビネーションにグリーンを差すことで品のある遊びを加えた一着。〈JAMES CROWTHER〉製のデッドストック生地は、ウール100%で英国らしいハリのある質感が特徴的。〈TITO ALLEGRETTO〉の柔らかな仕立てと交わると、絶妙なニュアンスで見せてくれます」

「ライトブラウンの綺麗な色合いが目を引くヘリンボーンジャケット。〈REDA〉の生地を載せており、そのヘリテージなルックスとは裏腹に滑らかでしなやかな風合いがポイントです。ウェイトも280gと比較的軽めで、ヘリンボーンながら都会的かつ上品に纏える一着です」
「こちらはスーツ。〈CANONICO〉のウールソラーロを載せた一着」
「〈CANONICO〉の中でもコシの強い”21micron”の370gウールソラーロ。暖冬の影響により冬でも重すぎない質感のスーツが重宝する中で、このウールソラーロはまさにそこに適した一着。シワにも強くタフな質感に加え落ち着きのあるソラーロなので、デイリーに気を遣わず着用できます。色気あるナポリの仕立てとの相性は言わずもがな。クラシックな雰囲気がたまらない仕上がりです」

「英国〈ALFRED BROWN〉の320gウール生地を載せたスーツ。絶妙なトーンのベージュがポイントで、優しく温かみのある表情をしています。英国生地ながらそれほど硬くはなく、ソフトな質感も備えているので、着心地も軽くリラクシーなムードで纏える一着です」

「ブラウン×ベージュのマイクロチェックの生地はイタリア〈GUABELLO〉製。派手すぎず落ち着いた印象を与えながらも、無地のスーツより洒落感を演出できる一着。ウェイトも275gほどと軽めに仕上げられており、タイドアップはもちろん、ドレスダウンも軽快に合わせられる仕上がりです」
「ベーシックなネイビースーツ。イタリア〈ANGELICO〉のウール生地は285gとほどよいウェイトで、柔らかな質感が特徴的。それでいてブランドらしいこなれた仕立てが重厚さを漂わせ、軽く羽織れながらも他とは一線を画した上質な装いを可能に。深みあるマットなネイビーの色出しも、その重厚なムードをより引き立てます」

「ミディアムトーンのデッドストックの生地は〈MARLING&EVANS〉製。英国らしいしっかりとした打ち込みのある質感が、ブランドのこなれた仕立てをいっそう引き立てます。ツイードのような無骨さではなく、スーツ向けに洗練された仕上がりなので、肩肘張らずしなやかにこなせる一着です」
「こちらも〈MARLING&EVANS〉のデッドストックのフランネル生地。英国生地らしいハリとコシがダブルブレストの仕立てとも相まって、非常に重厚なクラシックムードを演出してくれます。起毛のボリューム感はそれほどないので、素朴すぎず洗練された印象を見せてくれます」

「ウェイト330gのデッドストックのウールフランネル生地を載せた一着。先ほどのダブルブレストのものよりも濃いチャコールグレーの色出しで、より落ち着きあるシックな顔つきが特徴的。ややワイドなピッチのストライプも力強く男らしい印象。ビシビシのタイドアップスタイルはもちろん、敢えてドレスダウンをして抜いたコーディネートもおすすめです」
「〈CANONICO〉の340gウールフランネルの生地を載せたネイビーのダブルブレスト。オーセンティックな2cmピッチのストライプが落ち着きある知的なルックスをしています。英国のフランネルに比べ、柔らかくしなやかなドレープを見せてくれるので、堅すぎない空気感で纏える一着。ブランドらしいローゴージのワイドラペルが、クラシックなムードをさらに引き立てます」

「〈TAGLIATORE〉。高いクオリティの仕立ては然ることながら、圧倒的な生地センスが他とは一線を画しているブランド。ベーシックなものから時代性のあるものまで、バランス感覚に非常に優れています。展開モデルは”COSTA AZZURRA”と”G-DAKAR”。25年秋冬シーズンも豊富なバリエーションで展開していますのでご期待ください」

「こちらはネイビーソリッドのジャケット。高密度で織られた平織の生地は、Super110’Sのウールをベースに僅かにポリウレタンをブレンドすることで、しなやかなストレッチ性を備えた一着に。秋冬で展開する従来のネイビージャケットに比べ、やや軽量に仕上げられているため、長いシーズンでの着用も可能となっています。サンプルはありませんが、通常のネイビージャケットも展開予定です」

「Super110'sの梳毛ウールを使用し、ホップサック調に織り上げたグレーのジャケット。さらっとした質感に杢調の表情がポイントで、シンプルながら奥行きのある一着に仕上がっています。こちらもライトウェイトのため、長いシーズンで愉しめる点も魅力に映ります」

「グレイッシュなベージュのヘリンボーンジャケット。ウール×ナイロンの生地は、ウェイト370gとややヘヴィー。ブランドでは珍しいヘリテージなルックスながら、タッチは柔らかくモダンな雰囲気で纏えます」
「イエローブラウンの洒落た色出しに目を引かれる一着。シャドーで入ったグレンプレイドは、大柄ながら主張は強すぎず、そのバランス感が絶妙です。凹凸した質感で、軽快ながらジャケットとしての存在感もしっかりとあります」

「ブランドの得意とするモダンな空気感のガンクラブチェック。グレーにベージュ、ブラウンという都会的なマッチングが大人っぽい絶妙なニュアンスを醸し出します」

「こちらは昨シーズン即座に完売してしまったネイビーベースのウインドーペンジャケットをリピート。褪せたようなネイビーの色出しが上品かつスポーティで、洒落た塩梅で見せてくれます」
「オーセンティックなモノトーンのハウンドトゥース。パターンの大きさもちょうど良く、様々な着こなしに馴染んでくれる汎用性の高さが魅力。生地も柔らかく軽いので、気を遣う事なくリラクシーに羽織れます」
「一見シンプルなグレンプレイドのジャケットながら、よく見るとうっすらとグリーンが重ねられており、気の利いた洒落感のある仕上がりの一着。素朴なタッチながら質感は軽やかです」
「ベージュをベースにグレーとブラウンを重ねた、今シーズンらしい柔らかなコンビネーションが特徴的な一着。大柄のチェックで切り取られながらも、強すぎず柔らかな印象で落ち着きある表情で見せてくれます」
「ブルーとグレーの糸を重ねることで、絶妙なニュアンスのあるカラーに仕上げた一着。目付は380gとやや重ため。ほんのりとグリーンのようにも映るミックス感がポイントです」
「淡いナチュラルなベージュをベースに、ダークベージュ〜ブラウンの色出しのペーンを配したウインドーペンジャケット。大柄ながら柔らかなグラデーションで纏められており、上品な顔つきをしています」
「今シーズンキーカラーとして注目されているグリーンをハウンドトゥースに落とし込んだ一着。ややグレイッシュに色出しをされており、落ち着きのある表情が魅力的」
「ブランドでも幅広く提案されていた機能素材のセットアップ(上下別品番となります)。こちらは、ナイロン×ポリウレタンのアクティブなストレッチ生地を載せた一着。抜群の伸縮性に加え、シワが残りにくくマットな質感が特徴的。リラクシーな着心地ながらソリッドなルックスが、都会的なムードで見せてくれます」

「〈BRERAS(ブレラス)〉」
「2016年に設立されたジャケットやアウターなどを中心としたブランド〈BRERAS〉。1900年代から続く熟練の職人たちの伝統的な技術と、プロフェッショナリズムを受け継ぐ技巧派。アートとファッションの中心地として知られるミラノのブレラから着想を得ており、トラディショナルなものづくりの中にモダンな感性とムードを取り入れたモダンクラシックなコレクションを展開。そのクオリティは然ることながら、高いコストパフォーマンスも魅力的。現代のメンズドレスシーンで熱い視線を注がれている存在です」

「先シーズンの日本上陸の際から高いクオリティを誇っていましたが、〈Brilla per il gusto〉として展開するにあたり細かなこだわりを詰め込みたく、一年の期間を経て別注アイテムを作り上げました。非常に軽い仕立てで着心地も抜群ながら、立体的な胸のボリュームに袖の綺麗な前振り。そして何より、イタリア製のテーラードジャケットで¥93,500-税込(予定)というコストパフォーマンス。大人が大人らしく、そしてこなれて着られるコレクションとなっています」
「グレーのグラデーションで表現したジャージーのグレンプレイド。ややライトトーンのグレーをベースに、滑らかな起毛感が柔らかく見せてくれる一着。アクリル、ウール、ポリエステルのミックスファブリックは、クラシックなルックスながら軽いタッチで仕上げられており、堅すぎないムードでリラクシーに着用できます。それでいて立体的な仕立てがきっちりと、大人っぽく映してくれる都会的な仕上がりです」
「ハウンドトゥースのジャケット。グレイッシュなブラウンとネイビーのコンビネーションは、滲んだような表情がポイント。はっきりとしすぎないことで柄の主張を柔らかく上品に抑え、洒落たバランスでまとめています。パターンの大きさもほどよく、装いの幅も広い一着です」
「ネイビーブルーにネイビーのグラデーションウインドーペンを重ねたジャケット。力強いウインドーペンというよりもエレガントなムードで、軽やかな仕立てとも相まってどこか柔らかく色気のある顔つき。ビジネスシーンに加えて、リラックスムードの装いにもおすすめしたい一着です」

「ジャージーのネイビーチョークストライプ。やや広いピッチながらもネップのようなラインで入れられているストライプは、単調ではない奥行きある表情が魅力的。起毛感もあるため立体的で、ジャケットとしての存在感も十分です」

「〈SANTANIELLO(サンタニエッロ)〉。こちらはNAKAMURA Recommendの一着です」
「1968年にイタリア・ナポリでパンツ専業ブランドとした誕生した〈SANTANIELLO〉。上質な素材を用い、伝統的な技術で作り込まれるハイクオリティなものづくりが特徴的で、イタリア屈指のパンツメーカーとして知られています。現在では、そのパンツ作りで培ったノウハウを活かし自社ファクトリーで生み出される”Made in Italy”の高品質なジャケットやスーツも、ヨーロッパを中心に高い評価を受けています」
「所謂”製品染め”のジャケットは綺麗なシルエットを出すことがとても難しく、実際の商品でも高いクオリティを保っているところは少ないのが現状です。ただこの〈SANTANIELLO〉の一着は、立体的で美しいシルエットを見せてくれる、その完成度の高さに驚きました。”製品染め”では〈BOGLIOLI〉が有名ですが、それに匹敵するほどのクオリティ。加えてコストパフォーマンスも高い。こちらはぜひ一度手にとっていただきたいジャケットです」

「カシミヤ50%×シルク50%の生地で仕立てられた製品染めのジャケット。うっとりするほどの滑らかなタッチと、製品染めならではの奥行きある色出しが魅力。色気のあるラグジュアリーなムードを上品に、かつスポーティなニュアンスも含めた絶妙なバランスで見せてくれる、こなれた雰囲気を漂わせる一着です」

「〈DOPPIAA〉。世界三大テノール歌手ホセ・カレーラスの息子であるアルバート・カレーラス氏と、イタリアの有名ショップ”ADRIANO&SONS”を手掛けるアラン・フラカッシ氏がタッグを組み2016年よりスタートしたブランド。”Made in Italy”を貫き、生地の選定からパターン、カッティングまで強くこだわりを持って作り込まれるコレクションは、トラディショナルかつエレガントな高いクオリティを誇っています」
「こちらもNAKAMURA Recommendの一着。コーデュロイのダブルブレストジャケット」
「柔らかくしなやかなコットンコーデュロイのカジュアルジャケット。ほどよく緩いシルエットで仕立てられており、浅い打ち合わせと低い位置で取られたボタンのバランスがモダンで気分な顔をしています。軽いつくりも相まって、非常にリラックス感のある着心地。それでいて、仕立ては非常に立体的でこなれており、ニットやシャツの上にさらっと羽織るだけでサマになる一着です」

「定番のネイビーやブラックもコレクションとして提案されていましたが、今回はこのブルーとブラウンをバイイングしています。25秋冬シーズンに注目したいスモーキーで柔らかな色調のブルーは、コーデュロイの素材感との相性も抜群。グレイッシュな色出しなので、主張が控えめなのも大人らしく品があります。一方ブラウンは淡いチョコレートのようなシンプルなカラーリング。コーデュロイの野暮なタッチを甘いニュアンスで都会的に仕上げてくれる一着です」

「〈East Harbour Surplus〉。ツイードのハンティングジャケット。以前ビームス ハウス 神戸(現:ビームス ハウス メン 神戸)にて限定展開していたモデルの25年秋冬新作。こちらもNAKAMURA Recommendです」
「素朴でツイーディな生地とハンティングディテールという粗野なマッチングを、柔らかく上品な色出しで大人っぽく都会的にミックスした一着。ほどよくゆとりのあるシルエットをしており、ジャケットとしてはもちろん、軽いアウターのような感覚でもこなせる仕上がり。グレイッシュなナチュラルカラーが秋冬シーズンをやさしく彩り、様々な合わせを愉しめるジャケットです」
「〈CIRCOLO1901〉。定番のジャージージャケットに加えて注目のコーデュロイがラインナップ」
「ヘリテージな雰囲気になりがちなコーデュロイ。〈CIRCOLO1901〉が手がけると非常にソフトで上品な雰囲気に仕上がります。滑らかなタッチに軽く柔らかな着心地。温かみあるリラックスシーンを演出してくれる一着です。オフホワイトの色出しが見せる品のあるラグジュアリーなムードも見逃せません」

「以上でジャケット、スーツが終了です。続いてアウターに行きましょう」
ということで次回。アウター編です。
本重