こんにちは無藤です。Gジャンって季節を問わずオールシーズンで、ものすごく重宝しますよね。ビームスでも様々なブランドのGジャンを展開しております。イタリアンブランドでは、LIVI'Sのサードモデルからデザインされたものがほとんどで、比較的ピッタリとしたボディスペックと着丈が少し長めなのが特徴で、スタイルがよく見えます。今日ご紹介したいGジャンは、ヴィンテージウエアを語らせたらその右に出る者はいないスロウガン小林社長が「現代的なバランスで着ることが出来るLIVI'Sファーストモデル」をテーマに作られたGジャンです。


AUBERGE / PREMIER デニムジャケット
カラー:オフホワイト、インディゴブルー
サイズ:38、40、42
価格:¥48,000+税
商品番号:24-18-0337-608
現代的なバランスのファーストモデルとは、どのようなことかといいますと、ヴィンテージのファーストモデルはどんなに程度が良くても縦方向の生地づまりがものすごく、ゆったりとした身幅に対し、着丈はおなかの真ん中といったくらいといった、実際にGジャンとして着れるバランスではないという事がいえるのですが、それを解消し「着れるファーストモデル」をとことんこだわって作ろう!というのが、このPREMIREデニムジャケットです。着丈の寸法は、当時(1950年代)に店頭で販売されていた時のサイズスペックをデニムの文献から調べ、その着丈で着れるように、今回使用するデニム生地の縮率を計算し、その分をプラスすることで、本来のサイズバランスで着れるファーストモデルを再現しています。

このGジャンに使われているボタンは、すべて50年~100年前のヴィンテージボタンが使われています。そのため、それぞれ違ったボタンがついていますが、それは味わいやデザインの面白さだと感じて頂けたらと思います。未確認ではありますが、デッドストックなどはボタンが取れて修理する際に、同じボタンをそろえて使うという考えはなく、合間あるボタンを使って補修したので、ボタンがそれぞれ違うのもビンテージの雰囲気を出しているのかなと思いました。

さらには、ワンウォッシュすることで、生地の表面に出てきた白っぽい毛羽をガス焼きすることで、よりビンテージ感を強く表現しています。

カフスの位置もあえて当時のモデルを踏襲しています。脇線から袖までを一直線に縫い進んだ先にカフスがありますが、これは、単に生産性を求めてのものだと考えらるそうです。この位置にカフスがある場合実際にカフスを止めると手首の下にボタンが来てしまいます。でもそれが、このGジャンの味つけになっています。私が書いた文章だけだと「デッドストックのリメイク」のように感じられるかもしれませんが、実際にそでを通すと全くそんなことはなく、現代的なGジャンそのものです。決して古臭くありません。ベーシックなスタイルがお好きな方にも、このGジャンを一枚羽織っていただくだけでなんとなくご自分が新鮮な感じになると思います。

いかがでしょうか。イタリアンブランドのGジャンとは違った雰囲気を是非味わってみてください。