TOKIHOの服、2022年春。其の一

2022.04.14

パタンナー出身のデザイナー 吉田季穂(Yoshida Tokiho)さんによる<TOKIHO(トキホ)>。

人生となるものを念頭に生み出される洋服の数々は、道具のように修繕を繰り返しながら長く着続けてほしいとの思いが込められています。


2021A/Wもご好評だった<TOKIHO>。この春もまた、素敵な洋服が届きました。

新宿 fennica STUDIOとオンラインショップでの4/16(土)発売を前に、スタイリングを交えてご紹介いたします。


今季<fennica>が注目したのは泥染めのアイテム。


<TOKIHO>NULL-Ⅵ
カラー:MUD BROWN
サイズ:2
価格:¥34,100(税込)
商品番号:66-11-1548-537

<TOKIHO>NULL-Ⅵ
カラー:MUD BROWN
サイズ:3
価格:¥35,750(税込)
商品番号:66-11-0005-537

*サイズによって価格・商品番号が異なります。


植物性の樹脂をリネン100%の平織生地に塗り、泥を被せて数週間。この工程を何度か繰り返し染め上げた素材です。


実はこちら、生地を裏使いしているんです。ペンキを塗り重ねたような泥の層ができた表面に対し、ムラのできた裏面が良い雰囲気であえてこちらを表にしたのだそう。とても美しいですね。


形はバンドカラーのプルオーバー。<TOKIHO>の服のベースには中世ヨーロッパの日常着があるのですが、一つ一つの型に名前が付けられ、その形はシーズン毎に変化していきます。

吉田さんはパターンを引いていく中で意図せずできあがるスタイル・形が理想とのこと。

今回の“NULL-Ⅵ”は、裾に入った切り替えがこれまでと大きく異なるところでしょう。


サイドスリットにガセット、袖のタックや黒蝶貝のボタンと細部まで拘りが詰まっています。


少しずらして入ったバックタックもポイント。


製品洗いで生まれた自然なシワも良い雰囲気なんですよね。

サイズは身長179cmのスタッフ渡辺でサイズ3。


ヨーロッパや中国の要素に、<cableami × fennica>のジャマイカカラーのベレーと、<NECESSARY or UNNECESSARY × fennica>のジャマイカツーリストTeeを合わせた<fennica>らしいMIXスタイルです。


合わせたパンツ“TE TE-Ⅴ”は、2021A/Wの“TE TE”から股上が4cm深くなりました。前回はサイズ1と3のセレクトでしたが、今回はサイズ2で前回のサイズ3をカバーできるサイジングとあって、1と2をセレクトしています。


<TOKIHO>TE TE-Ⅴ
カラー:KHAKI,BLACK
サイズ:1,2
価格:¥35,200(税込)
商品番号:66-23-1023-537


腰回りはゆったりと、膝下からややテーパーが入ったシルエットで、股上以外は2021A/Wとほぼ同じパターン。

フロントはボタンフライで、シンチバックやサスペンダーボタンが付きます。

素材はコットン100%のギャバジン。40番手双糸で、糸の表面の毛羽立ちをガスの炎で焼き取り、艶やかで滑らかなガス糸で織られています。



こちらは色違いのBLACK。


サイドから見たボリューム感もまた良いですね。



あわせたこちらのノーカラージャケット“LIGHTNESS-X-SL”も、2021A/Wとほぼ同じパターン。


<TOKIHO>LIGHTNESS-X-SL
カラー:BROWN GRAY,BLACK
サイズ:2
価格:¥52,800(税込)
商品番号:66-18-0826-537

<TOKIHO>LIGHTNESS-X-SL
カラー:BROWN GRAY,BLACK
サイズ:3
価格:¥55,000(税込)
商品番号:66-18-0008-537

*サイズによって価格・商品番号が異なります。


ですが、着丈を8〜10cm短く、袖丈は1cm長くなり、コートよりのバランスから、春に羽織りやすい軽快なバランスに。

立体的なラグランスリーブは着る人をあまり選びません。


素材は経糸にリネン、緯糸にシルクを使用した平織生地。

カラーにBROWN GRAYとありますが、植物性の染料でブラウンに染めた後、動物性の染料でグレーに染めた二浴染めなんです。

奥行きのある色合いは、こちらの写真が伝わりやすいかと。ぜひ肉眼で見ていただきたいですね。


スタッフ渡辺はこちらもサイズ3。


<オカモト商店 × fennica>のアロハシャツに<cableami>のパナマハット、レザーサンダルで、アーバンなリゾートスタイルです。

身長165cmのスタッフ片桐は、BLACKのサイズ2を。


BROWN GRAYに対してBLACKは色の奥行きが伝わりづらいかもしれません。しかし、ネップや織段の凹凸感や製品洗いによる自然なシワはお分かりいただけるでしょう。


ナットボタンに対し、1920〜40年代フランスの力釦。ライニングにはコットン100%のサテン生地が使われています。


ヴィンテージの白シャツにミリタリーパンツと、色数が少ない中で雰囲気あるスタイルを作ることができるのは、<TOKIHO>の持つ空気感ならではですね。



こちらは冒頭の泥染め生地を使用した同型のノーカラージャケット。


<TOKIHO>LIGHTNESS-X-SL
カラー:MUD BROWN
サイズ:2
価格:¥57,750(税込)
商品番号:66-18-0825-537

<TOKIHO>LIGHTNESS-X-SL
カラー:MUD BROWN
サイズ:3
価格:¥59,950(税込)
商品番号:66-18-0007-537

*サイズによって価格・商品番号が異なります。


身長152cmの私が羽織ると、ハーフコートのような見え方になりますね。オーバーサイズを好まれる同じ背丈の方にもぜひおすすめしたい。


バックスタイルのゆとりの生まれ方も小柄だからこそ楽しめる部分かと。

インナーに定番の“MOMENT”。こちらはサイズ1です。


<TOKIHO>MOMENT-Ⅸ-LS
カラー:GRAY,BLACK
サイズ:1,2
価格:¥15,400(税込)
商品番号:66-14-0453-537


裁ち切りによりくるっと丸まったネックがポイントで、強撚糸引き揃えの天竺コットン100%生地を使用した今回は、生地の伸びを考慮して袖と裾をステッチ留めしています。

コンパクトに収まるバランスはイン・アウトどちらにも。

モノクロームやセピアカラーの<TOKIHO>の色彩に、70’sのカラーを落としたスタイルもまたおすすめですよ。


…と、<TOKIHO>の細部に渡る拘りと魅力をお伝えしていたら、大分長くなってしまいましたので、今回はここまでにしておきましょう。

明日のブログで新型含む<TOKIHO>のドレスをご紹介いたしますので、どうぞお楽しみに。



Mori