“漆” 松﨑修さんの仕事 -大塚誠一と松﨑修 二人展 陶と漆-

2024.11.14

いよいよ明日より始まります『大塚誠一と松﨑修 二人展 陶と漆』

<fennica>では長きに渡り大塚さんと松﨑さんの器をご紹介してまいりましたが、初となる二人展ではお二人とも100点を越えるこれまでにない作品が並ぶとあって、私たちも明日がとても楽しみです。

前回の大塚誠一さんについてのブログに続き、今回は松﨑修さんの仕事のご紹介を。

松﨑さんは『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN』にて「Jokapoika」のストライプと色の重なりをイメージした器を製作いただいたことも記憶に新しいでしょう。

こちらは<fennica>チームが松﨑さんのもとを訪れた際の写真。朱黒金と様々な表情の木漆工芸が並び、なんとも目を惹かれます。


栃木県芳賀郡茂木町にて活動される松﨑さん。木漆工芸家 松﨑融さんを父に持ち、幼い頃から木漆工芸は身近にありましたが意識したのは就職活動中とのこと。お父様に師事し木漆工芸の道へと進まれました。


漆器は木地師と塗り師で分業をとられることが一般的ですが、松﨑さんは木取りから塗りの工程まで一部を除き全てお一人で行なっています。木材の状態で一定期間晒した後も鑿を入れると更に動きが出るため、粗彫り後半年以上寝かせてから形作っていくのだそう。


漆塗りも幾重に塗り重ねられ、丸みや厚みを増したあたたかみのある表情に。轆轤で仕上げた薄手の漆器とは異なる質感です。


手仕事のぬくもりが感じられる厚み、力強さが、手仕事の硝子の器との組み合わせも調和しますね。

ここからは店頭に並ぶ作品をほんの一部ですがご覧いただきましょう。


松﨑修 蓋物二段
価格:¥33,000(税込)
商品番号:56-71-1357-045





松﨑修 鎬酒器
価格:¥9,900(税込)
商品番号:56-71-1371-045



松﨑修 変形酒器 花
価格:¥9,900(税込)
商品番号:56-71-1362-045

松﨑修 変形酒器Ⅰ
価格:¥9,900(税込)
商品番号:56-71-1361-045



松﨑修 塗分片口
価格:¥7,700(税込)
商品番号:56-71-1364-045



松﨑修 片口酒器
価格:¥22,000(税込)
商品番号:56-71-1363-045





松﨑修 片口酒器
価格:¥22,000(税込)
商品番号:56-71-1363-045




松﨑修 朱隅丸盆
価格:¥22,000(税込)
商品番号:56-71-1366-045



松﨑修 隅丸盆
価格:¥24,200(税込)
商品番号:56-71-1365-045



松﨑修 長方形皿
価格:¥22,000(税込)
商品番号:56-71-1358-045


朱漆の下には黒漆、黒漆の下には朱漆が施されており、使い込むほどに深みや明度を増す変化をしていく松﨑さんの器。ぜひハレの日はもちろん、日々の食卓でお楽しみいただき、移ろう様も感じていただけたら。

店頭には茶櫃や重箱も並びますので、どうぞお楽しみに。


会期は明日11/15(土)から。11/16(土)17(日)の2日間は、大塚誠一さんと松﨑修さんが在店されます。ぜひ作り手のお話が伺える機会にお立ち寄りください。※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

また、11/16(土)20:20より<fennica>オフィシャルアカウントにてインスタライブを行います。ぜひご視聴ください。



『大塚誠一と松﨑修 二人展 陶と漆』
会期:11/15(金)-11/27(水)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori



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