"仙台木地製作所"より届いたアイヌこけしを販売します!

菊地 2020.11.06

皆様こんにちは。


少しずつ寒くなってきましたね。

本日はついに発売が決まりました、別注モデルのアイヌこけしについてのご紹介です。


今回も宮城県を代表するこけし工人・木地師でもある佐藤康広さんに製作頂きました。





アイヌ民族の伝統的な着物を纏った特別なデザインです。


今回こちらのデザインをお願いすることになったきっかけは、昨年新宿のビームスジャパンで行った『アイヌ クラフツ 伝統と革新-阿寒湖から-』というアイヌの文化と歴史を紹介するイベントから始まったものでした。

もう早いもので1年経つのですね。


商品の企画は約3年前からスタートしており、ディレクターのエリスと北村はそこからアイヌについて勉強しデザインに興味を待っていきます。


そして信頼している佐藤康広さんへ、いつものようにアイヌの衣装を着たこけし、作らない?!と、思いついてすぐにお声かけさせて頂きました。


ただこちら、写真で見て頂いてもわかるように大変細やかなデザインなのです。

康広さんにもお話を伺ったところ、実際に過去に描いたこけしの中で一番時間がかかりました!とのことでした。








今回アイヌの模様を描いてもらうことをわたしたちからお願いさせてもらいましたが、佐藤康広さんご本人もそのずっと前から北海道の擦文文化やアイヌ文化、開拓歴史などを学びたいという気持ちがあったそうです。2015年にはご自身で小さなこけしにアイヌのモレウ模様を描いたりしてみたこともあったと伺いました。




こちらがその可愛いこけしです。あ、こちらは販売できませんのであしからず。


「アイヌの方々のアイデンティティである模様や意匠は、決して商業的な事だけで消費されるようなものではなく、
私はあくまで花を添えるつもりで、作らせていただきました。」


この佐藤康広さんの言葉に全てが詰まっているなと感じました。

アイヌの方々の手仕事は元々が家族や恋人の為に想いや気持ちを伝えるために手を動かすことでした。そんなところも康広さんは感じ取っておられ、今回のこのこけしを描いている時間も細かな刺繍模様などは仕事というよりは誰かに想いを込めて描いているような錯覚になったそう。

いつも彼の仕事に対する姿勢にとても感銘を受けているわたくしです。
このこけしを手に取ってもらう皆様にも同じようにそれぞれの文化や歴史からの学び、
そして謙虚さのようなものを感じ取ってもらえたら嬉しいです。

また長々と書いてしまいました。

で、いつ発売なんですか!っと気になっていますよね。

今回の販売方法は抽選という形を取らさせて頂きました。

毎回人気のこけし販売ですが、やはり東京にきてお店に並んでいただくというのも
このご時世ですので考え直すことにしました。

詳しい販売方法についてはこちらのNEWSページからご覧いただけますのでぜひそちらからご確認下さい。

それではぜひ皆様のご応募お待ちしております。







Kikuchi Yuri