24SS LINE UP 〈NAKAMURA NOTE〉〜ITEM編 ①〜

本重 健吾 2023.11.24

こんにちは!



本重です!




ついにこの日がやってきました。




24年春夏シーズンの商品説明会。




今回もがっつりと内容をお届けしますよ。




それではさっそく。


(ご紹介するアイテムは24年春夏シーズンに展開予定のアイテムです。生産中止や納期遅延などの可能性もございます。予めご了承ください。また、各アイテムについてのお問い合わせにつきましては恐れ入りますが、店舗のメンズドレス担当スタッフまでお願いいたします。





 

まずは〈NAKAMURA NOTE〉から。






 

〜ITEM編〜です。



 

「この春夏シーズンもPITTI含め、様々な展示会を見てきました。その中で感じたモノ、コトを簡単にまとめていますのでご紹介します。ただ、前もってお伝えしておきたいのはあくまで、メンズドレス全体としての流れや傾向のお話です。必ずしもこの内容を取り入れなければならないということはありません。取り入れる取り入れないに関わらず、シーズンを迎える上でしっかりと流れを知り、掴んでおくことが何より大切だと思っています。それでは早速内容に入っていきましょう


 

「全体としては、やはりカジュアル化の流れがよりいっそう強まっているなという印象です。もちろんクラシックなスタイルは引き続き提案されていますが、その中でドレスダウンしてみたり、リラックスした空気感でドレススタイルを愉しんでいるような、少しの変化が出てきています


 

Multi & Alternate Striped Shirt



 

「24年春夏シーズンの大きな傾向の一つに、シャツが戻ってきているということが挙げられます。これまではリラックススタイルの定番としてカットソーやニットが主流でしたが、ここにきてシャツが改めて注目されています。中でもマルチストライプやオルタネイトストライプというものが目を引きました。若手スタッフなどは真新しく感じると思いますが、私がビームスに入社した80年代などに実際に流行したもの。アメリカのトラディショナルなブランドはもちろん、ヨーロッパのメゾンもこぞって取り入れていました。その後も何度かリバイバルしていますが、ここにきて久しぶりに出てきましたね。難しく思われがちなパターンですが、シンプルなスタイルに取り入れるだけでこなれた印象に纏められるので、おすすめしたいアイテムです」


 

Pullover Shirt



 

「リゾートというテーマが続いて提案されている中で、ざっくりと着られ、手軽に軽快な印象を取り入れられるプルオーバーシャツが多くのサプライヤーから提案されていました。これまでは無地でシンプルなものが圧倒的に多かったですが、次のシーズンではチェックやストライプなど、パターンに少し変化をつけたアイテムが見られました」



 

Band Collar Shirt



 
「数シーズン前から注目されていたバンドカラーシャツ。24年春夏シーズンではその注目度がいっそう高まっています。こちらもプルオーバーシャツ同様、無地だけでなく柄を載せたアイテムが出てきていますね。素材はコットン、リネンが中心で、風合いから爽やかなムードを演出できるような仕上がりなものが多く提案されています」



 

Resort Shirt



 

「こちらも引き続きの流れ。オープンカラーやカプリシャツ、プリントシャツといった、リゾートを連想させるようなテイストのシャツが様々なサプライヤーから打ち出されています。ボタニカル柄やハワイアンなどが見られる中で、やはりここでもストライプやチェックが落とし込まれていました。少しの変化ですがこういった部分を捉えておくと、次のシーズンをより深く愉しめるはずです」

 

 

Collored Linen Shirt



 

「流れと言うと大袈裟かも知れませんが、ヨーロッパでは定番の、リネンらしい綺麗な色出しを愉しんだシャツスタイルが多く提案されています。特に次のシーズンではそのカラーバリエーションが豊富で、ヴィヴィッドカラーからニュアンスカラーまで多様です」


  

Cotton & Linen Suit



 

「ここ数シーズン毎回お話ししていますが、きっちりとした、所謂ビジネスシーンに着用するようなスタイルには大きな変化はありません。ただ、スーツというカテゴリーの中でドレスダウンし、カジュアルスタイルとしてのスーツを愉しもうという流れが強まっており、サプライヤーからも積極的に提案されてます。中心となる素材はコットンとリネン。着こなしは様々で、タイドアップしたスタイルから、足もとにスニーカーやレザーサンダルを合わせるようなリラックスコーディネートも見られ、その多様性が注目されています」



 

Striped Suit



 

「これはまだ大きな流れではないですが、ストライプのスーツが戻ってきているなという印象です。展示会のブースはもちろん、来場者の着こなしを見てもその傾向は強いように感じました。ただ、おそらくこれは次の春夏シーズンではまだ小さく留まり、実際に大きな波になるのは次の秋冬シーズンごろかなと思っています。一過性のものではありませんので、先取りで注目しておくというのも良いかも知れませんね」


 

Double Brestead Jacket & Suit



 

「日本の春夏シーズンではやや重たく、難しいイメージのダブルブレステッドのアイテムですが、ヨーロッパの人々の中では非常に高い注目を集めており、季節問わず着用している方が多かったという印象です。スーツ、ジャケットどちらも提案されており、カジュアルなセットアップやジャージージャケットでも多く見られました」


 

Relaxed Suit



 

「同じスーツのカテゴリーでは、リラックススーツというものも打ち出されています。この流れはクラシックの中だけではなく、モードの観点からも注目されているアイテムです。所謂なセットアップだけでなく、ワークのテイストを取り入れたものや、パンツがドローコードであったりと、その形は様々。シルエットもピタピタなスリムのものではなく、ゆったりとリラックスしたものが多い印象です」



 

White Colored Jacket



 

「ここ数シーズン続いて提案されているホワイトカラーのジャケット。これはピュアホワイトだけでなく、オフホワイトから生成りまでの幅のものを指しています。サプライヤーとしての提案に加え、実際の来場者の着こなしにも非常に多く見られました。サルトリアテイストのコッテリとしたものから、シャツ生地やジャージー素材のカジュアルなものまで、そのバリエーションも豊富。同系色の合わせに、ネイビーを入れたマリンムードなコーディネートも見られました」



 

「では次にいきましょう。」


ということで次回

〈NAKAMURA NOTE〉〜ITEM編 ②〜です。

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本重





 

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