STYLE NOT FASHION 229

大岡 靖治 2018.05.26

こんばんは大岡です。


とうとうこの日を向かえました。


詳しくはこちら。


STYLE NOT FASHION 224




素晴らしい『靴』を並べて見ました。


こちらの三足の共通点として…

黒いアッパーを用いた『靴』であること。


・OXFORD SHOEであること。


・型がプレーン・トゥであること。


・ドレッシーな一足であること。


・私自身が好きな型であること。

…こちらは、どうでもいい話ですね。


という前置きはさておき…


今回私物の『ENZO BONAFE DI COSIMOⅡ』

向かって左側の靴と同等の艶感が出せるよう

挑戦?して見ました。





今回果敢に挑戦?した『靴』はこちら。


<BEAMS F>

PATENT PLAIN TOE

品番:21-32-0056-302

¥37,000+税


<ENZO BONAFE>

DI COSIMO Ⅱ 

品番:21-32-0058-302

¥105,000+税


向かって右側は、パテント・シューズ

向かって左側のシュー・ツリーを入れている靴は、私物のBONAFEです。





十数年前…フランスのシュー・ケア・メーカーの方から話しを聞く機会がありました。


100年くらい前の話しですが…

靴の磨きは、フランスでは活発で…

主に中産階級以下の方々に盛んに行われてました。

フランスでは磨きのことを『グラサージュ』といってました。






中産階級以下の層は、昼と夜に履く、パテント・シューズとオックスフォード・シューズの二足を持ち合わせるほど、経済的に豊かではなく…知恵を絞り『磨き』にて一足の靴を違った見え方に変化させました。


『いかにも二足持ち合わせているよう』に利用したところから、靴磨きが活発に行われてきたという話を伺いました。


確かに…シュー・ケア品の品揃えや質の高い製品を展開しているのは、フランスのメーカーが多いです。



誰でも手が届くデニムを履いたコーディネートに磨き込まれた高級靴の組合せを披露したのも、フランス某高級靴メーカー。


シャンパンを飲みながら…

靴を磨く夜会があるのもフランス。


『靴の手入れ』という文化が根付いている

『フランス』


100年近く前の、磨きの拡がりに繋がった

パテントシューズに近づけるシュー・ケアをこの度実践して見ました。


夜に見ていただければ…

間違いなく、パテント・シューズを履いているように見えます。



向かって右側の新品のCOSIMOと並べて見ました。


爪先に向かって入った皺、まだらな艶が出ている靴の方が個人的に好みです。



因みに…アッパーの表面もパテント・シューズ並みにつるつるした状態になってます。




パテント・シューズと同等の雰囲気に仕上がった、シュー・ケア品はこちら。


<SAPHIR> 

POLISH 

品番:21-42-0017-373

¥1,000+税


最初の手入れである程度、下地は出来ていた為、ポリッシュは片足30分程度行いました。





ということで…

今回磨いた私物の『COSIMO Ⅱ』

当店シューズコーナーのディスプレイ・スペースに置いてます。


機会があれば手にとってご覧になって見て下さい。


最後に…

私自身今後タキシードを着る機会があれば…

COSIMO Ⅱを磨いて代用します。


タキシードの購入に合わせ、パテント・シューズの購入をお勧めさせて頂いてますが…手持ちのアイテムを如何に上手く使いこなすか?という点も同時にお伝えできればと思ってます。


それではまた。