こんばんは大岡です。
とうとうこの日を迎えました。
平成30年度、当ブログの投稿は…
今回が「LAST」となりました。
因みに「LAST」…
「木型」ということではなく…
「最後」という意味あいです。
靴愛好家?の方にしか…わかりません。
ということで…
今年最後の投稿に選んだ投稿はこちら。
私物の…
Enzo Bonafe MORANDY MONKを…
「気が済むまで?」
手入れを行いましたので…
今年最後の投稿に選んでみました。
こちらの一枚は…
前回の投稿時に使用した「相棒?」
SAPHIRE CREAMとブラシ。
<BEFORE>
アッパーを硬く絞った布で拭き取り…
クリームと2・3滴の水と混ぜながら手入れを行いました。
<AFTER>
「雨にも負けず…
風にも負けない」
状態にする為と…
<BEFORE>
磨く前に比べ、革の柔軟性と艶が幾分戻りました。
<AFTER>
手入れを始めた以上…
自分自身が満足?するまで…
手入れを行いました。
<BEFORE>
日常の手入れは、このくらい行って頂ければ、靴の状態も保たれ、同時に「靴をきちんと手入れをしている」と言った印象をあたえることができます。
<AFTER>
私自身、靴の手入れをする際は「雨にも負けない」仕様と数メートル離れた状態でも、手入れの行き届いた感じを全面に出したかった為…
最終段階として「WAX」を使い、手入れを行いました。
<BEFORE>
「仕事の道具」として、天候など気にせず、履き続けて約10年。
約10年ほど履かれると、革の状態も荒れてきました。
<AFTER>
アッパーも荒れてきている為、WAXを重ねて塗り続けても成分が乗らない箇所も見受けられてきました。
靴にとって…無茶な?手入れのしかたと、あまりまめに手入れを行ってこなかった為、銀面も剥がれた箇所が確認できます。
10数年前に訪ねた、GEORGE CLEVERLEYの工房で見た…リペア待ちの様々なシューズ。
そこで見た、何層も塗り重ねられたBESPOKE SHOES。
ひび割れと鈍い光かたをした、リペア待ちのBESPOKE SHOES。
メンズプレシャスの特集で拝見した「チャールズ皇太子」の磨き込まれたシューズ。
今回の手入れに関しては「雨にも負ない」ということに重きを置いていた為…「WAX」を全面に塗りました。
「WAX」を全体に塗ると光沢感と艶がより一層引き出せるものの…表面に膜を作ってしまい、力の掛かる小指付近と皺の入る箇所はひび割れやすいという…デメリットが含まれてきます。
私自身、靴のひび割れは起こるものと捉えてます。
ひび割れが起こったとしても、ひび割れの箇所が貫通するまで、10年近く履いてますが貫通してません。
ひび割れした箇所が貫通したら、チャールズ皇太子の靴のように…継ぎ接ぎして履き続けたいと思ってます。
値段やブランドということではなく、お客様にとって足形にあっていて、履き心地が良い物を大事に手入れをし直しながら付き合う。
商品代の元を取るまで愛用出来れば、良いのではないでしょうか?
ということで、今年度最後の投稿となりました。
お正月休みを利用して「靴」の手入れに勤しむことも大人な男性であれば、お勧めしたい時間の使い方に感じます。
それでは良いお年を迎えてください。
それではまた。