メンプレ×fennica× 小鹿田焼×英国…其の3

大岡 靖治 2021.01.24

こんばんは大岡です。


引き続き裏街道から…


小鹿田焼を紹介するにあたり

必ず?アイコンとして取り上げられる型であり…

小鹿田焼愛好家であれば、こちらの逸品の所有は必須?となっている…

そんな逸品を今回はご紹介いたします。



私も様々な手法と模様付けをした、小鹿田焼のピッチャーを所有してます。


小鹿田のアイコンでもある「ピッチャー」


昭和初期、当時日本人には馴染みのなかった…

「ピッチャー」


英国人陶芸家が小鹿田の地で作陶。


その際に小鹿田の陶工にアドバイスしたと言われている、ピッチャーの制作と…

当時の日本人には馴染みがなかったピッチャーの取っ手の付け方を伝授。


脈々と小鹿田の地で受け継がれている…

小鹿田のピッチャー。


大分県の山間の地で…

英国のエッセンスが加わった…

とても優美なシルエットのピッチャーが産まれることとなりました。



そんな英国のエッセンスが加わった逸品はこちら。

<小鹿田焼×fennica>

ピッチャー8寸

品番:66-99-4473-188

¥14,500+税


こちらが今も受け継がれている、英国のピッチャー作りを参考に作られているピッチャー。


用いる為に自然と産まれた、西洋のピッチャーのハンドル付けを「Ontayaki」で表現。




優美なシルエットが特徴な物を、靴に例えて見ると…

エンツォ ボナフェのプレーントゥ

「DI  COSIMO」のような…

ドレッシーな佇まいと優美なトゥシェイプを兼ね備えたところが近い感覚がします。



二本の線だけが模様となった…

シンプルなピッチャー。


人差し指と中指の二本の指を上から下に向かって…

勢い良く引っ掻いた模様付けである…

「指描きの手法」



ちなみに3色展開してます。


こちらは飴釉。


登り窯の焼成。


釉薬を変えると、がらりと違った印象を受けます。

窯の中の温度や火のあたり具合で仕上がり具合が千差万別。


一期一会の世界ということですね。


しっかりとそして頑丈に…

持ち手の掴みやすさと指の通しやすさを加味した優美なシルエット。


水を注ぎこむ、口回りもぬかりなく

注ぎやすさと用いる為の美しさも兼ね備えた


「小鹿田焼のピッチャー」


こちらの逸品は「白」


清潔感と凛とした佇まい。


部屋や生活空間に溶け込む、優しい雰囲気の「白」


服のイメージから連想するとフランス人が好むモノトーンコーディネート。


服の着こなす際に、極力色数を減らした装いを好む方には、きっと好まれるであろう…

白のピッチャー。



上記のように、力加減・釉薬・登り窯の焼成との作用で指搔きにバラツキがでる所も、選ぶ醍醐味である…

「登り窯の焼物」


今回ご紹介したものより、小ぶりなピッチャーのご用意もあります。


私のオススメは…

「大は小を兼ねる」ので、今回紹介したサイズの大きいモノをオススメいたします。


大きなもののほうが置いた時の迫力と存在感を醸し出せます。




普段ご自身では選ばないであろう…

ピッチャー


お世話になった方への贈答品として


そしてご自身用に。


置いておくだけで、空間のアクセントになります。


使い方は特に決まりはありませんので、花を活けても良し。

ピッチャーにたっぷり水を入れた上で、レモンを数個入れて…

レモン水に使うも良し。


掘り下げると楽しく

そして使う楽しみを得られる

ハンドメイドの製品。


特に今回ご紹介したピッチャーはとても小鹿田らしさが詰まった逸品。


弊社オンラインショップにも載せてますので気になられた方は合わせてご覧ください。


それではまた。