普段使いの絣(かすり)<儀右ヱ門>

片桐 2024.07.20

こんにちは。

本日はこれから迎えるお祭りの季節によく合う、久留米絣のアイテムをご紹介します。



儀右ヱ門 久留米絣 扇子
カラー:白黒、グリーン、うすブルー/ブルー、紺黄
価格:¥5,940(税込)
商品番号:56-65-0293-520



<儀右ヱ門>久留米絣の扇子です。

”扇面”と呼ばれる布や紙を貼る場所には福岡県の久留米絣を使用しています。持ち手となる”要(かなめ)”や”中骨”の部分には、美しい木目や光沢、色、質感、滑らかな手触りが特徴であり魅力でもある唐木が使われています。





4種の柄をご用意。お揃いの収納袋も付いております。


同柄の袋の裏地は”GIEMON”のロゴをアレンジした柄入りでポップな印象に。





同じく久留米絣を使った、ころんと可愛らしい袋ものを。


儀右ヱ門 久留米絣 小袋
カラー:グレー/白、黒/白、狐紺
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-64-0160-520

久留米絣を使った巾着袋です。


この花柄は横に向かって柄が変わっていく為、


同じ花柄でも両面で柄が異なります。




パッチワーク風の織り柄のこちらは、柄の配置こそ異なりますが裏表の違いはさほど強くはありません。

お扇子も巾着も、お祭りや花火大会の機会が増える、これからの季節には浴衣や甚平に合わせても良いですし、Tシャツ、ショーツ、ビーチサンダルに合わせてカジュアルの中に季節感をプラスするのも楽しいものです。


織りで成された美しい柄が特徴である絣には着物だけではない、楽しみ方があります。



さて、久留米絣といえば着物地として使われていたものですが、そこから繋がるのが今回お勧めしたいこちらの展示です。この展示の開催を知ってから心待ちにしていたので、私は開始後すぐに訪れました。

https://www.operacity.jp/ag/exh276/

1970年代のデビュー当時から話題となった絞り縮、紬や浴衣地などの日本の生地を使って作られた洋服はこのデザイナーならではの試み。「ペザント•ルック」という日本の農村をイメージしたスタイルをパリで発表したのもやはり70年代でした。私はこれらを今回の展示で初めて実物を見ることが出来ました。


デザイナーの名前を聞けばアイコンとなった花柄が浮かぶ方は多いはず。知名度は高いはずですがその実、クリエィションの詳しい内容までは知られていないかもしれません。同時代に活躍していた他の日本人デザイナー達による「黒の衝撃」の流れとは一線を画し、独自の表現を続けていったことが今回の展示でも分かります。

前述の花柄と同様に民族的なモティーフから着想を得たパターン、布地、そしてカラフルなレイヤードまで。突出したセンスによるデザインのバリエーションやレイヤードスタイルは、40年を経た現在でも、とても新鮮で魅力的に感じました。まさに夢のような世界観でした。

ちらっとだけ、お見せするとこんな感じ。

レイヤード、カッコよかったです。



レディースメインですが、ジャケットやニッカボッカーズのレイヤードスタイルもあり、男性にもお勧めです。東京の次はデザイナーな出身地である姫路にも巡回開催するそうです。

猛暑ではありますが、空調の効いたギャラリーでゆっくりと美しいものを眺めるお休みの過ごし方も良いのでは。


下↓の「お気に入り」を押して頂くと保存され、こちらのブログをまた読み返すことが出来ます。こちらも併せてご活用ください。



ビームス ジャパン5F fennica STUDIO

Katagiri


ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。