鬼と皮肉と、ユーモア。

2020.09.25

皆さま、こんにちは。

ビームス ジャパン 京都の冷水です。


無事ビームス ジャパン 京都のオープンから来月で4ヶ月を迎えようとしておりますが、当初から店内にてじわりじわりと人気を集めている言わばゆるキャラのような存在がいます。


にも関わらず、私はまだそれについてのブログを書いておりませんでしたので本日は急いで、黙々と綴って参ります。 


アングルと午前中の日の光のせいで神々しく輝いておりますが、一体全体私は何を掲げているんでしょうか。


大津絵の店/水車 鬼人形
価格:¥13,200+税
商品番号:56-78-0188-935

持っていたのはこちらの鬼人形。

これが冒頭お話していたじわりじわりと人気を集める『大津絵』をモチーフにした人形です。


そもそも大津絵ってなんなのでしょう。

お客さまとお話しているとご存知の方もたくさんいらっしゃるのですが、言わば昔のお土産物のような絵で、社会や人間関係の教訓をユーモアたっぷりに描いているのが特徴です。この鬼もまた風刺的な意味が込められています。


大津絵の店 / 肉筆 絵馬
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-78-0189-935

鬼の顔に、僧侶の格好…『道具だけ取り繕っても顔は鬼だよ!』という矛盾。人の愚かさを表しているという事が容易に想像できます。

昔、社会の教科書に載っていた風刺画を見てニヤニヤするのが好きだった私はすっかりこの鬼の寒念仏の虜になってしまいました。


江戸時代から滋賀県大津にて東海道を旅する旅人たちに絶大な人気があった大津絵ですが当時は土産物というだけあって希少価値もそれほど高くなかったそうな。しかし、今ではこの<大津絵の店>1軒のみが大津絵を製作しています。



大津絵の店×BEAMS JAPAN/別注 笑鬼人形
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-78-0187-935

そんな<大津絵の店>に別注を依頼し製作された小ぶりな人形もご用意がございます。

大きな口を開けて笑う鬼に、愛着が湧かないわけはありません。


これが店内にて根強い人気の、言わば日本初のゆるキャラです。


皆さまのご自宅にも1つ、いかがでしょうか。


本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。


シミズ ネネ