皆さま、こんにちは。
ビームス ジャパン 京都の冷水です。
涼しくなってきたのでコンロの前に立つのもおっくうでは無くなりお弁当や夜ご飯も出来るだけ作るようにしています。
そこでお皿を揃えようと思っていたのですが、やはりパッと思い付くのが茶系の渋めのお皿。
分厚くて、模様が少し歪な感じが良いなぁと漠然と考えていました。
が、そんな時に入荷してきたのが今までの私の頭では全く考えもしなかったデザインの、美しい食器たちでした。
シンプルでありながらも凛としていて、華やかに見える。本日はそんな<臼杵焼(うすきやき)>をご紹介致します。
臼杵焼/稜花 リム皿 小
カラー:GREEN WHITE
価格:¥3,850(税込)
商品番号:56-71-0149-857
始まりは、その昔…200年以上前の江戸時代まで遡ります。当時は長崎、福岡、宮崎から集められた陶工により作られていましたが10年ほどで衰退してしまったそうな。
「えっ?10年?短っ」
衰退の理由は諸説あるようですが、材料費が多くかかる事や作り手の減少、需要と供給のバランスが取れないなど色々な問題があったのだと言います。
そもそも江戸時代のお殿様の趣味の一環として作らせたと言う話も。
それが本日のタイトルにもなっている''幻の食器''である理由です。
そして今回、この美しい陶器たちが忘れ去られぬよう現代版にアップデートされビームス ジャパンにも入荷致しました。
目の冴えるWHITEも魅力的ですがほんのり柔らかいカラーリングのGREENも素敵。
リム皿の"リム"とはいわゆる縁の事ですが、どんな料理の時も使いやすく食べやすい、大事な役割を担っています。
臼杵焼 /稜花 豆皿
カラー:WHITE GREEN
価格:¥1,980(税込)
商品番号:56-71-0146-857
臼杵焼 / 輪花菱 豆皿
カラー:WHITE GREEN
価格:¥1,540(税込)
商品番号:56-71-0152-857
手のひらにちょこんと乗るサイズ感の豆皿もご用意がございます。
「皿は料理の額縁である」と言う考えに基づき作られている臼杵焼。なるほど、確かにその通りです。額縁は絵をさらに良く見せ、目を惹きつけますものね…
今回ご紹介しきれなかった箸置きのセットや、蕎麦猪口なども是非ご覧頂きたいお品物です。
料理を作るところから、食べ終わるまで、心躍る古きデザイナーたちの感性を、食事同様に味わってみてはいかがでしょうか。
本日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
シミズ ネネ