こんにちは、荒井です。
11月に入り気づけば六本木の夜は街行く人々もコートを羽織り、首に巻物を巻かれたり、、
早いもので既に冬の到来を感じる今日この頃。
店内には早速マフラーやストールなどたくさんの巻物が入荷しています。
〈Piacenza 〉
1733 年に創業したカシミアを中心とする老舗の高級素材メーカーで、世界で最も長い歴史を持つといわれる毛織物会社。イタリア王室御用達で、イタリアでは最高のステイタスを誇ります。
〈991〉
紡績ニットメーカー<佐藤繊維>が「今までにない究極のものづくり」を目指して2016年より立ち上げたメンズニットブランド。最高のニットを作り上げるには最高の原料が必要であると考え、世界中の産地に足を運び特性を最大限に活かした独自の糸を製作。これまでにないメンズニットを作ることで、日本のものづくりを世界に発信しています。
〈THE INOUE BROTHERS〉
デンマークで生まれ育った日本人兄弟、井上聡と井上清史の日本人兄弟が2004年に立ち上げた、デザイン・アートスタジオ。日本と北欧という文化が持つ繊細さとシンプルさの融合を目指し、北欧とアジアをかけて自らを"SCANDINASIAN"デザインと呼ぶ。アフリカの民族工芸や、ペルー、ボリビアのアルパカニットなど伝統工芸とフェアトレードに着目し、シーズンごとに現地のアーティストやコミュニティと共同でデザイン、生産しています。
〈BEGG&CO〉
長い歴史と現代的な感性をあわせ持つベグ・スコットランドは、現在、独自の製品を作るための革新性を求める一方、高度な専門的知識や細部への注意力を備えた熟練工を使うことで、常に最高級の織物を生産することに注力。 素材にはカシミア、ラムズウール、アンゴラ、シルクなど天然繊維のみを使用しており、柔らかい雲のような手触りはベグ・スコットランドの代名詞となっています。
まだまだ他にもありますが、今日はここまでにしておき、よく巻物に使われる素材の簡単な特性をご紹介したいと思います。
〈ウール〉
羊毛で、よく「夏は涼しく、冬は暖かい素材」なんて言われますね。ウールの毛は一本一本縮れているので、その中に多くの空気を含む特性があります。なのでその空気の層が外の冷たい外気を遮断してくれるので、体温も保温されやすいのです。
最近ではメリノウールと言われる毛が繊細で柔らかく光沢のある高級ウールも有名ですね。
〈アルパカ〉
ラクダやラマの仲間のアルパカ。
アルパカの毛は非常に細く柔らかいのですが、毛の内側に空洞があり、暖かい空気が溜まりやすくウールより保温力があると言われます。
しかもウールに比べると毛が直毛なのと、毛の表面にうろこが少ないため摩擦に強く毛玉になりにくいのが特徴です。
〈アンゴラ〉
アンゴラうさぎの毛です。
もともと純白の毛で染色した時の色がとても綺麗に出ます。とても毛が柔らかく、軽く、アンゴラも毛の内側が空洞になっているためウールに比べると3倍の保温性と、汗などの吸湿性にも優れています。ただ、毛が抜けやすいため、他の毛と混紡されることが多くなっています。
〈カシミア〉
言わずと知れた高級な素材ですね。
一頭のカシミヤ山羊(ヤギ)からとれる毛量は少なく、非常に貴重とされています。その特徴は毛が非常に細く繊細、そして軽く上品な艶と光沢感があります。保温性と吸湿性にも優れてるからもはやいいとこどりですね。
ご存知の通りカシミアのあの“ぬめり感”のある風合いはは巻物でもエレガントな雰囲気を醸し出してくれます。
マフラーやストールは色柄ももちろん大切ですが、素材や肌触り、また機能性もとても重要です。
まだコートはいらない時にも巻物1つで暖かくお洒落になれる便利なアイテムなので、ぜひ今から今年の1枚をチェックしてみてはいかがでしょうか。
皆様のお問い合わせ、ご来店ぜひお待ちしております。