こんにちは。
前回のブログ、ご覧いただきましたでしょうか。
ハウンドトゥースから、急な方向転換をかまし、言い訳をツラツラと述べさせていただきました。
今回は、その言い訳の続きです…。
個人的に節目となる年、少しでも自分の世界を広げようと、脱ハウンドトゥースを掲げたわけですが、実はもう一つの理由があったんです。
それが、

どうしてもこの生地でオーダーしたかったから!!!です。
松希のバンチから、
SONDRIOのROYAL PARTYです。
ベージュ、エクリュ、ネイビーと、3色のご用意。
いやいや、だったら3着作ればいいじゃんって、ね。それだけがこの言い訳の弱点です。
湯水の様に使うわけにはいかないんです…。
自身のワードローブを振り返ってみても、ハウンドトゥースが増えるよりも、上下でバラしが効く2着が増えた方が、色々とコーディネートを楽しめますからね。
もちろん、この生地においても、スーツとしてオーダーしております。
ここからが本題ですね。
なぜこの生地で、どうしても作りたかったのか。
タイトルにも入れていますが、弱点の無い1着を作りたかった。ですが、それは洋服としてではなくて、僕の好みに対してです。
その上で選ばれたこの生地ですが、1番の決め手となったのが、ウェイトです。
460g
オーダーのご経験がある方からすると、は!?ってなりますよね。
わかりやすく言うと、とにかく、めっちゃめっちゃヘビーウェイトです。
通常、このタイミングでのウール生地と比べると2倍くらい。コットン生地でも1.5倍くらいです。
かなりの高密度で打ち込まれており、芯のある印象ですが、どこか滑らかさを感じます。
今回オーダーしたのは、3色の内ネイビーですが、太陽光の元で、艶っぽく光ってくれそうな雰囲気です。
上下バラしでの使用もでき、なんならエイジングも楽しめるでしょう。あまり見かけない様な、このクラシックさに一目惚れでした。
しかも、コットンと言えばのSONDRIO。噂によると、年間で600万メートル以上の生産をするそうです。そんな信頼の生地で作れる訳ですから、即決です。
寸法に関しては、前回ブログのコードレーンと同じく、ジャケットの胴回り、着丈を延長、パンツは股上延長と、可能な限り膝と裾を広くしています。
恐らく、どの時代にタイムスリップしても、カッコいいとされる仕上がりになるでしょう。
完成のご報告まで、お待ちください。
なんとなんと、大多和も、同じ生地でオーダーしたらしいですよ!
ではでは。