皆様こんにちはー
ビームスジャパン4F nmaです。
本日は最近観た映画を観て感じた事を書きたいと思います。
先日、渋谷イメージフォーラムにて
OTHER MUSICというドキュメンタリー映画を観ました。
簡単に映画の内容を説明すると、1995年にNYマンハッタンのイーストヴィレッジに店を構え、数々のニッチなアーティストを世に送り出してきたレコード店「アザー・ミュージック」の2016年の閉店に密着したドキュメンタリーです。
日本人アーティストからは小山田圭吾さんなども登場します。
Animal Collective,Vampire Weekend,the Strokesなど
数々のアーティストが世に出るきっかけにもなったレコード店で、
実際にAnimal Collectiveのメンバーはスタッフとしても働いていた店です。
世界の最も良いレコード店の1位にも選ばれた事があり、音楽だけでなく、様々なカルチャーの交流の場でしたが、時代の流れにつれサブスクリプションが主流となり、フィジカルを求める人々が少なくなり、2016年に閉店してしまいました。
この映画を観た感想としては、自身の好きなアーティスト達がレコード店の力を借りて育ってきた歴史・オーナーをはじめとする音楽オタクの極致をみれた事にとても感動した反面、良いレコード店1位に選ばれかなりの業績を上げていたのにも関わらず、閉店せざるを得ない現状を身近に感じ、日本よりも文化的な海外でもこのような現状なのかと胸が苦しくなりました。
今回のブログで伝えたかったことは、音楽だけでなくカルチャーシーン全体が経営危機にある状況だという事です。
日本では海外のようにアートにお金を払う文化が弱く、様々な若手アーティストが金銭の問題で夢を諦めている事も少なくありません。活動が出来るような場所も減り、どんどん窮屈になっています。私たちの憩いの場を守るためには、実店舗で本人から購入する事、応援したいアーティストの展示やライブに足を運び、自身のコミュニティ活用して宣伝する事、好きな店主が居る店舗に通ってそのスタイルに共感したらしっかりペイする事など、あたりまえですが小さな積み重ねが大切なのかなと思います。
それでは、お店でお待ちしております!
