『Too Much Magazine』

2018.06.18

みなさま、こんにちは!

トーキョー カルチャート by ビームスの山本です。


6/15(金)から始まったToo Much Magazineの展示のご紹介です!


TOO MUCH Magazineは、年に2回発行される東京発のインディペンデントマガジンで、世界の都市についての雑誌です。1950年には86しかなかった都市は、今現在400を越える100万人都市が存在するそうです。その要因は急速に進むグローバリズムが都市間の競争を激化させ、都市化をいっそう加速させると想定されています。そんな中人々は、都市から都市へと移動し続けることが当たり前になり、人種や国籍、言語、伝統、慣習という概念はどんな意味を持ち、どのように変化していくのかということになっていきます。グローバリゼーションは、都市に住む人々の生活を豊かにしてくれることと同時に新しい数々の問題を作り出すことにもなります。TOO MUCH Magazineは都市に起きるそれらの変化のレポートとしてリアルタイムな世界の都市の情報、新しいアイデア、そこに暮らし、関わっている人々を届けてくれます。


そんなTOO MUCH Magazine最新号の発売に合わせた展示となっており、今回の特集にもある70年代のNYに存在したアーティストのゴードン・マッタ=クラーク、キャロル・グッデン、ティナ・ジルアールがオープンさせた『FOOD』というレストラン。当時、若いアーティストに安い価格で食事を提供し、労働条件に制限を設けずいくらでも働ける環境を与えることをコンセプトに作られ、300人のアーティストの生活を支えていたそうです。

週末には様々なアーティストがゲストシェフとなり地域コミュニティーとも積極的に関わりをもち協働プロジェクトの先駆けとして今も高く評価されています。

今回の展示はそんな『FOOD』をテーマに加賀美健、HIMAA、モトーラ世理奈、Abakeに参加してもらい、それぞれのスープの作品を作っていただきました!


そして、今回の最新号から始まった「WORK」は、ひとりのアーティストに焦点を当てることをテーマにした別冊になります。その第1 弾は冒険家としても人気の高い写真家の石川直樹さんの特集です。

石川さんは2001 年、23 歳にしてエベレスト初登頂を果たし、その後もヒマラヤ8,000m 峰への旅を続けています。石川さんの強い情熱と好奇心が伝わる膨大な写真とそこで暮らす人々や旅の記録は、5年間分ヒマラヤでの軌跡が記されているヒマラヤの驚きと美しさの詰まった密度の濃い内容になっております。


ぜひご覧にいらしてください!