CALL AND RESPONSE

大内 あい子 2022.07.31

こんにちは 休日になればThe Gardener(庭師)なOhuchiです!

きらきらとでも陽炎 どこかエモーショナルな

とても美しい季節になりましたね

【写真】我が家のパワフルちゃんたち


早いものです、関西へ来て6度目の夏がやってきました〜

都内にいた頃 夏といえば、阿佐ヶ谷の七夕まつりに高円寺の阿波踊り

大都会の中のローカルコミュニティへ足を運ばせるのが愉しみのひとつでした 

その辺りに お気に入りの花屋さんが在りました

そこで愛らしく寄り添う格好に 胸打たれ 

ファミリーとして連れて帰ってきたケレウス•ヒルメニアナス(鬼面角)という柱サボテンの兄弟のことを 

なぜだか ふと思い出しました(笑)

長らく二人は元気に寄り添っていたのですが

弟の方は数年前の台風でポキっと折れ風に吹かれて失くなってしまったのです...

残された兄だけがぐんぐんと2メートル以上成長を遂げてましたが こちらも二年前の豪雨で半分の長さに...私は哀しみあぐねていました 

そうしたら 折れた先端部分から失くした弟みたいな小さなサボテンが出てき この時季になると大輪の花を咲かせるようになったのです♡

なんだか神秘的で力強い花ですよね


きみたちは美しい!! 

毎朝話しかけるようにお水を与えながら 生命力に圧倒され感動しています※植物にはお水と同じくらい言葉の力が大切みたいです

さて 本日は『CALL AND RESPONSE』と題して綴ります

所謂、掛け合いのことなのですが

きっかけはこちらのスタッフによるBLOG☟


異なるモノどうしが出逢うことを、フレンチのRendes-vous(ランデヴ)と綴ったのは

スタッフ 家城 洒落てますね

旧いフランス映画やフレンチポップ音楽に使われてそうなこの言葉

近年良く耳にするニュートラルやジェンダーレスという言葉よりもなんだかとってもロマンティックな印象を受けました

そんな家城は、3月よりビームス ハウス 梅田から異動してきたのですが、予々噂に“生粋の洋服屋”と聞いておりました 実際一緒にお仕事する中で気づいたのは、洋服屋を通り越してアーティストだなぁと!(拍手)

独自の視点で綴られたBLOG&スタイリング まるで映画のストーリーのようにとっても面白いので、是非チェックしてみて下さいね♩ 

スタッフ家城の紹介はこのくらいにして(笑)

本題のBLOG(ランデヴ)に戻しましょう...


或る日、私Ohuchiがスタイリングに挑戦してみたこちらのワークジャケット

<NICHOLAS DALEY>のものです

実は、内心頭を抱えてしまうほどスタイリングに納得していませんの表情です(笑)


と言いますのが、こちらのジャケットを主役にするには、色なのか素材なのか、ブランド背景なのかどこに軸足をおけばスタイリングが纏まるのか全く最後まで見当つかなかったからです...

それをBLOGでMIX(ミスマッチ)やランデヴと裏腹に綴ってくれた家城に感謝しつつも

洒落たひとが御世辞にもそう言ってくれるのだから、なんとか全体のバランスは纏まったのかしら...いまだに、腑に落ちていないOhuchiです(笑)

一方、家城のスタイリングがこちら

今度は、私から拙い言葉でレスポンス致しましょう


え〜!!素材の質感とTONEと、なんだかすべてがめちゃくちゃ纏まっているじゃないかー!

黒のアイウェアも無骨さ/無表情さで遊びを添えてる

非の打ち所がないスタイリング

これが試合だとしたら(ファッションは勝ち負けじゃないけれど)完敗したなぁと感じました(悔)

※お世辞じゃないですよ


シャツの質感色、パンツ、サンダル、全て素材のテイストを揃えていて、テーラリングに用いるような生地を使用するなど、生地フェチな<NICHOLAS DALEY>だからこそ生地を軸足にスタイリングしたのでしょうか(違っていたらすみません...汗)


グルカサンダルからチラリと覗く SOCKSの色だって見落としてはなりません

まるでジャマイカの国旗を想起させる配色でハッとしました

<NICHOLAS DALEY>のデザイナーである同名ニコラス・デイリーは、ジャマイカ系の父親とスコットランド出身の母親を持つジャマイカ系イギリス人なのです

もしや、SOCKSの色まで計算しているとしたら、、、流石です!!(真相のほどは知りません笑)


<NICHOLAS DALEY>/コンビネーション ワークジャケット
カラー:MIX(一色のみ)
サイズ:XS、S、M
価格:¥46,200(税込)
商品番号:23-18-1815-799

BACKスタイルも、緻密なデザイン!

サヴィル•ロウでテーラーの技術を学んだのち、デザイナーブランドでの経験を経て、2015年に自身の名でスタートした<NICHOLAS DALEY>

アイデンティティや独自のルーツを大切にしながら、民族的要素•嗜好する音楽から得たインスピレーションを服作りにピュアに、構築的に反映させているようです

是非 触れて肌を通してみてください

男性と女性、国籍と人種、表と裏...音楽/アート/映画...あらゆるものが出逢い惹かれ合う場所ーRendez-vous(ランデヴ)とは暫しば、宇宙で異なるロケットどうしが接近し結合する宇宙開発のことを云うのだとかー

一枚の洋服に肌を通すことで、思いがけない感覚に包まれることがあります

もう随分と会ってない彼や彼女、良く聴いていた音楽、遠い記憶の夏のこと、行ったことない宇宙のこと...想いながら

『さぁて きょうは何を着ようかな?』

ワクワクドキドキしながら鏡の前に立つ私です


それでは、またお会いしましょう♡

Au revoir


Ohuchi