"renoma PARIS" Vol.7

家城 仁人 2023.07.14

こんにちは。

International Gallery BEAMS 担当家城です。

本日は引き続き"renoma PARIS"というブランドのアイテムについてご紹介。

それでは早速、


当ブランドのマスターピース的存在。そんなダブルのネイビーブレザー。

renoma PARIS / TROCADERO ダブルブレザー
カラー:ネイビー
サイズ:44/S、46/M、48/L、50/XL
価格:¥144,100(税込)
商品番号:23-16-0062-693

以前のブログ【"renoma PARIS" Vol.5】でご紹介したコードレーンのコットンブレザーとは


同じ形の生地違いです。

素材はフランス DRMEIUL社のモヘヤウール。色っぽい艶と超バキバキに硬い生地が特徴。この生地が最もブランド定番です。

シルバーメタルの平ボタンも


レノマのブレザーと言えば、のひとつ。

そして何と言っても、


大袈裟に肩が迫り上がったショルダーラインと、


超ボディコンシャスなウエストシェイプ。そしてそれらに呼応した長めの着丈。

超ボディコンシャスと記載しましたが、普段44のジャケットを着る僕がこちらの44を着るとかなりタイト。(にも関わらず丈はいつもより長いです。)

ただ着れる状況なのであれば、サイズは上げずに是非ピタッと着て頂くのがお勧め。

鎧みたいにね。

更には


独特のラペルや高めの返り位置は、ある特定の年代とか国とかではなくて、"レノマ"。

それぞれのディテール・形に関してはVol.5にてより詳しくご紹介していますのでそちらも合わせてご確認下さい。

で、そちらに記載している通り真面目にタイドアップして着用してもいいし、不真面目に好きな洋服を合わせて着こなしてもいい自由なブレザー。

それではスタイリングです。


そんな訳で僕はミニマルなネイビーブレザーに対して、ボトムスレイヤードをしてスタイリング。

ブレザーにスウェットパンツと言えばアイビーリーガー。

でもナチュラルショルダー且つウエストシェイプの少ないサックジャケットに合わせるスウェットパンツのスタイルとは違っていて、


超構築的なジャケットにスウェットパンツというのがよりコントラスト強めで面白いですね。

ちなみに


ボトムスレイヤードのスウェットパンツの中に履いているのはブルーのショーツ。

人によっては(女性に多いのかな?)パンツの下に見せパンを履いて、それを見せるみたいなスタイルも最近結構あったりしますよね。

何でもかんでも重ねりゃいいってものでもないのかもしれませんが、何でもかんでも重ねてみないと分からないこともあるかも。

なので是非そういう着方にもトライして頂けると幸いです。

またボトムスレイヤードをする時のトップスのバランスはこのブレザーみたいに長めか、もしくはショート丈のモノが良いと考えています。

そういう意味では理にかなったスタイリングなのかな(?)

最近ではある程度アンコンストラクションなジャケットしか店頭で見てこなかったので、renoma PARISの超構築的なブレザーが並ぶのはすごく新鮮な気分でした。

で、ちょうどBEAMS Fのジャケットと並べて比較してみると(どちらが普通という話ではないのだけど)見慣れているジャケットとの"ちょっとした"違和感がやっぱり感じられて。

しかし、

よく考えてみるとテーラードジャケットって根本的な形はそんなに極端に変わらずに100年以上受け継がれている奇稀な洋服だとも思いました。

時代や国ごとに何かが変わると言っても、ちょっとディテールやサイズ感が変わるくらい。

それにロンドンのテーラーが仕立てたモノも、パリの気鋭デザイナーがデザインしたモノも、勿論細部は違うっちゃ違うんだけどそれでも根本的なベースは変わらない。

となると真面目にスーツを着る人も、不真面目にスーツを着る人も、それぞれ考え方のベクトルは違うかもしれないけど、根本を辿れば共通言語で話が出来る。なんて思いました。

で、それがInternational Gallery BEAMSらしさのひとつでもあるのかなあとか思ったりも。

脱構築的なテーラードスタイルはトレンド云々ではなくて定着化してきたから今後もそういう提案が続くけれど、

それと共にここからは構築的に作り上げられた鎧のようなテーラードが続々と登場してきます。

今の時代にそういうモノが市民権を得ることはないとは思いますが、ファッションをするという事に於いては選択肢が増える。

例えば来たる2023FWで当レーベルでは、サヴィル・ロウのテーラー Mark Powellのジャケットを買い付けているし、復活したY's for menからもシャープなジャケットを買い付けています。

かと思いきや、steinのような日本のブランドから脱構築的なジャケットを買い付けていたり。

話題のSECTHUやCLASSのように特異なパターンやテキスタイルが際立つジャケットも勿論やっていたり。

国も、

ジャンルも、

作りも、

形も、

これと決めつけず広い選択肢の中で洋服を楽しめる時代がまたコロナ禍の(一旦の)落ち着きを経てやって来たということでしょうか。

勿論次シーズンでもrenoma PARISは豊富に取り扱う予定です。


ビームス 梅田 家城

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