my vintage BEAMS vol.43

it'sok MURAKAMI 2019.03.07

ブログをご覧の皆様こんにちは。

it'sokこと村上でございます。

(このシリーズはこんなのあったよね、あったんだぁっ、モノ持ち良すぎじゃない?てお楽しみいただければ幸いなシリーズです)


本日もジャケット






このジャケットは〈Errico Formicola(エッリコ フォルミコラ)〉。

ルクア大阪がオープンした頃なので8年前。vintage BEAMSと言うにはまだ早いかもしれませんが、別にお伝えしたいこともあったので登場させました。

2008年にスタートしたナポリのシャツブランドで、〈Luigi Borrelli(ルイジ ボレッリ)〉などで経験を積んだエッリコ フォルミコラ氏が手掛けるシャツコレクションで有名ですよね。現在弊社ではシャツのみの展開ですが、当時はジャケットも展開していました。

さて、上の画像で気付いた鋭い方もいらっしゃるかもしれません。


背中心と脇のシームに補強テープ(黒いテープがそれ)を後から貼っています。

というのも


背中心がこんな感じにささくれてしまったので、直すのと今後の再発防止のために。


入れ込んできれいに。

片倒しにする理由はステッチを入れて見た目スポーティーにしたり、肩線、脇線のあたりがよくなったり、ダーツなんかにおいても縫い代がきれいに倒れるからとかいろいろ言われていますが、このジャケット背中心はどうなんでしょう?ステッチが入っていないのでステッチを入れるための片倒しでもないような気がしますが。

片倒しとともによく使われるのが下の画像の縫い割り。

生地の強度によってはこちらの仕様の方がよいことも。

わたしのジャケットはリネンウールなので購入時から遅かれ早かれなるだろうなと思っていましたが、なってしまったわけです。

ですからその体験を踏まえて、特に春夏のリネンやシルク混でザクッとした素材感のジャケットをお求めになるお客様には別途料金はかかりますが、保険の意味を含めて予め補強テープを貼ることをオススメしています。

これからジャケットを購入予定の方はご相談ください。また、すでにお持ちのジャケットで背中心や脇がささくれて気になってる方もご相談くださいね。程度(入れ込むのでささくれの幅)によりますが、お直しでなんとかなるかもしれませんよ。


さあ、春夏のジャケットスタイルを一緒に楽しみましょう。


ご来店は平日がオススメです。

梅田ルクア3Fでお待ちしています。


it'sok