スタッフ「コヴ」の記事

BEAMS + ロードショー 第37夜

初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第37回目はこちら


『素晴らしき哉、人生』(1946)

監督:フランク・キャプラ

出演:ジェームズ・スチュワート / ドナ・リード / ライオネル・バリモア / ヘンリー・トラヴァース

あらすじ:

他の人の為に一生懸命に働いてきたジョージだったが、不運に見舞われ自殺を決意する。しかしその最後で彼を助けたのは………。


名匠と言われたフランク・キャプラの作品ですが、公開当時は全く人が入らず興行的に大失敗の作品だったそうです。

その後、使用権の安かったこの作品をクリスマス時期にテレビで繰り返し流していくうちに、視聴者がこの作品の素晴らしさに気付いてクリスマスには今でも必ず放送される様になりました。


自分は作品名は勿論知っていたのですが、今回初めて観ました。

正直もっと早く観ておけば良かったと観終わってから思いました。

後半のストーリーをもっと長くしても良かったのでは?と思わなくもないですが、本当に素敵な話でアメリカ映画協会が選ぶ「感動の映画ベスト100」の1位に選ばれるのも納得です。


普段ならここで衣装を見ていくのですが、この作品は白黒なので正直、色や生地感がほとんど分からないので今回はお休みさせて頂きます。

もう少し作品の話をさせて頂くと、のちの色々な作品に多大なる影響を与えている作品だそうで、観ていて思い出したのは車を使ってタイムスリップをするみんな大好きなあの作品のパート2を思い出しました。どの作品かは是非、実際に観て確かめて頂きたいです。他にも日本の漫画やハリウッドの超大作にも近い設定の物があるそうです。

本当に素晴らしく、幸せな気持ちになれる作品なので、是非観て頂きたいと思います。


それでは『素晴らしき哉、人生』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第36夜

初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第36回目はこちら


『俺たちは天使じゃない』(1989年)

監督:ニール・ジョーダン

出演:ロバート・デ・ニーロ / ショーン・ペン /ジェームズ・ルッソ / デミ・ムーア 

あらすじ:

刑務所を脱獄した二人が、国境を超える為に神父と嘘をついた事から始まるドタバタ劇


今作は1955年に作られた作品のリメイクで1989年の作品ですが舞台は1930年代なのと、こちらがカラー作品だった為に今回もリメイク版を観ました。

(前回もお伝えした通り、白黒だと着ている衣装が全く分からなくなってしまうんです。申し訳ございません。)


自分は主演の2人ともギャングやチンピラといった強面の役のイメージが強く、今作の様にドタバタなコメディーに出ている事がかなり新鮮でした。


それでは衣装を見ていきましょう。

2人とも囚人で、刑務所の中で何かしらの採掘作業をしている為に登場シーンは囚人番号が縫い付けてあるワークジャケットにブラックシャンブレーのワークシャツを着ています。囚人服の部類に入ると思うのですが、正直とても格好良く映ります。

胸の部分に深めのダブルのポケットが付き、黒のシャンブレー生地に黒の尿素ボタンのベーシックなワークシャツです。ビームス プラスでは勿論、近い雰囲気のワークシャツを用意しています、


ビームス プラス / ワークシャツ、シャンブレー
カラー:ブラック、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥18,000+税
商品番号:11-11-6193-139

もう1つ気になったのが、耳当て付きのキャップです。今作の舞台はニューイングランド州のカナダとの国境付近の町で相当寒いと思います。防寒の為に被っているのですが、格好良かったのです。

そんな雰囲気のキャップもビームス プラスでは取り扱っています。


ビームス プラス / 6パネル ミリタリー ボアキャップ
カラー:ブラック、カーキ、オリーブ
価格:¥8,500+税
商品番号:11-41-5220-863

いつかこの耳当て付きのキャップに挑戦しようと思いつつ、毎年躊躇してしまっています。


今月は実は12月なのでクリスマスに因んだ映画にしようと思いつつ、今作はあまりクリスマス感の無い映画でした。来週は大丈夫だと思います。


それでは『俺たちは天使じゃない』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第35夜

初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

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第35回目はこちら


『34丁目の奇蹟』(1994)

監督:レス・メイフィールド

出演:リチャード・アッテンボロー / エリザベス・パーキンス / ディラン・マクダーモット / マーラ・ウィルソン

あらすじ:

ニューヨークの34丁目にあるコールズというデパートに現れたサンタクロースを自称する老人を巡る物語


この作品は1947年の映画『三十四丁目の奇蹟』のリメイク作品でこのブログの本来のテーマからすると1947年版を観るべきなのですが、いかんせんモノクロ作品なので洋服の色が分からない為(前回の作品で痛感しました。)カラー作品の1994年版を観る事にしました。

因みに2006年に1947年版のスペシャル・カラー・バージョンも出ているので、そちらも観てみようと思っています。


舞台は多分1990年代初頭のニューヨークで、感謝祭の日からスタートします。

自分は1979年生まれなのですが、アメリカに興味を持ち始めた頃にテレビに映っていたアメリカのクリスマスの雰囲気が画面いっぱいに広がっていて、実際に現地で体験した訳ではないのに懐かしい気持ちになりました。

大きな暖炉に本物のモミの木のクリスマスツリー、街の装飾や華やいだ空気感、感謝祭からクリスマスにかけての一か月間は一番アメリカに行ってみたい時期です。

このクリスマス感を味わう為にこの映画を観る事もお勧めします。


それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

男性の登場人物は殆どの場面でスーツを着ているのですが、そのスーツの形は肩パッドがしっかりあり、幅の広いピークドラペルで身幅もかなりゆったりしています。これは80年代からの流れのでしょうか?

日本でいうとバブル期のスーツを想像して頂くと分かりやすいと思います。

そんな中で一番目に付くのはサンタクロースを自称するクリス・クリングルです。

彼はずっとブラウンヘリンボーンのベスト、ジャケット、コートを着てハットを被り、ステッキを持ち歩いている紳士です。

彼のジャケットは皆と違いノッチドラペルでこの映画の中ではクラシックな印象ですが、同じ生地の三つ揃えで颯爽と歩いている姿は憧れてしまいます。

因みに靴下は真っ赤な単色でした。

ビームス プラスでは年代は違いますが、三つ揃えになるブラウンヘリンボーンのアイテムを揃えています。

まずはベスト


ビームス プラス / ハリスツイード ベスト
カラー:グレイヘリンボーン、ライトブラウン、ブラウンヘリンボーン、ブラックウォッチ、ガンクラブチェック
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥22,000+税
商品番号:11-06-0292-803

ジャケットはこちら


ビームス プラス / ハリスツイード 3ボタン ジャケット
カラー:グレイヘリンボーン、ライトブラウン、ブラウンヘリンボーン、ブラックウォッチ、ガンクラブチェック
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥48,000+税
商品番号:11-16-1163-803

最後にコートです。


ビームス プラス / ハリスツイード バルカラー コート
カラー:グレイヘリンボーン、ライトブラウン、ブラウンヘリンボーン、ブラックウォッチ、ガンクラブチェック
サイズ:XS,S,M,L,XL
価格:¥60,000+税
商品番号:11-19-0369-803

物語の終わりもこれ見よがしではなく、とても良い意味でどの様にも解釈が出来る様な終わり方もかなり好きでした。


それでは『34丁目の奇跡』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第34夜

初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。

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今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第34回目はこちら


『ハスラー』(1961)

監督:ロバート・ロッセン

出演:ポール・ニューマン / ジャッキー・グリーソン / ジョージ・C・スコット / パイパー・ローリー

あらすじ:

若きハスラーと伝説のビリヤードプレーヤーとの勝負を通して、人生の勝ち負け、栄光と挫折を描いていく


プロのカーレーサーとしても知られるポール・ニューマンの役者として評価を決定付けた作品です。

本作が制作された1961年は既にカラーフィルムが定着していたにもかかわらず、監督の拘りでモノクロフィルムで撮られた作品だそうです。

この映画はただのビリヤード対決を描いているのではなく、ビリヤードを通して勝ち負けや人間性の事を問うている映画と言われています。

しかし特に難しい作品ではなく、本編のかなりの時間を割いているビリヤードの場面では軽快なジャズが流れ、画面に見入ってしまいました。


ではいつも通り衣装を見ていきましょう。

今回はこのブログで初めての白黒映画の紹介で、当たり前ですが白黒画面では思っていた以上に衣装の色が分かりませんでした。

生地感もほとんど分からず色を推測する事ぐらいしか出来ませんが、そんな中でも気になったのがポール・ニューマンの着ていたブルゾンです。

こちらも色が分からないので推測になってしまうのですが、多分生地はスウェードだと思います。裾と袖口がリブになっている一般的に言うとジャンバータイプのブルゾンですがこれをTシャツの上に着ているのがかなり格好良かったです。

ビームス プラスで以前はスウェードのブルゾンを扱っていたのでいたのですが、現在はこちらの2型を取り扱っています。

まずはこちら


ビームス プラス /チェック ハリントン ジャケット
カラー:ガンクラブ、グレンチェック
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥28,000+税
商品番号:11-18-5542-803

そしてもしかしたら劇中のブルゾンに近い雰囲気はこちらかもしれません。


ビームス プラス / ミリタリー レザー ブルゾン
カラー:ブラック、ダークブラウン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥60,000+税
商品番号:11-18-4456-202

どちらのアイテムも今の時期も春先も着て頂けるアイテムだと思いますので、かなりお勧めです。


自分はこの作品を観るまで、『ハスラー』と言えば『トム・クルーズ』の出ている方だと思っていたのですが、それは『ハスラー2』だったので、今度はそちらを観てみようと思っています。

『ハスラー2』は監督が違いますが(名匠 マーティン・スコセッシ)、ポール・ニューマンは1作目と同じキャラクターとして出演されています。それだけ思い入れの強い役だったのかなと思いました。


それでは『ハスラー』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第33夜

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第33回目はこちら


『ゾディアック』(2007)

監督:デヴィッド・フィンチャー

出演:ジェイク・ギレンホール / マーク・ラファロ / ロバート・ダウニー・Jr / アンソニー・エドワーズ

あらすじ:

連続殺人犯「ゾディアック」の逮捕と真相解明に挑むも徐々に人生を狂わせていく人々を描いていく

実際にあった事件を元にしている話で、アメリカでは有名な未解決事件の1つです。

真犯人より犯行声明が送られてくる新聞社の記者のロバート・ダウニー・Jrと同じ社の風刺漫画家ジェイク・ギレンホール、事件の担当となる刑事のマーク・ラファロ。それぞれのやり方で犯人を捜しますが、様々な問題が起こり解決を諦めていきます。しかし最後の1人は狂気に近い執念で犯人に近づきますが……。

この事件に関しては、ノンフィクションの本やドキュメンタリー映画も多く存在するので、この作品を観て興味が湧いた方は他の作品も観て頂くと面白いと思います。


それでは衣装を見ていきましょう。

それぞれの登場人物は特に派手な物を着ている訳ではないのですが、主人公の1人のジェイク・ギレンホールがボタンダウンやレギュラーカラーのチェックシャツをネクタイを締めずに着ているのが印象的でした。もちろんビームス プラスでは近い雰囲気のチェックシャツをご用意しております。

お勧めはこちらです。


ビームス プラス / タッタ―ソールチェック ボタンダウンシャツ
カラー:ホワイト、ネイビー
サイズ:XS,S,M,L,XL
価格:¥12,000+税
商品番号:11-11-5205-139


ビームス プラス / ツイルチェック ボタンダウンシャツ
カラー:グレー、ネイビー
サイズ:XS,S,M,L,XL
価格:¥13,500+税
商品番号:11-11-6195-563

この様な普通のシャツを着ていました。

何でもない着方、普通の着方なのですが、着慣れていて格好良いという自分が一番憧れるスタイルでした。いつかはこんな風に着こなしてみたいです。


劇中の3人の主人公の洋服の着方も上手くキャラクターを表していて、ジェイク・ギレンホールは新聞社に勤めているものの風刺漫画家だからかジャケットではなくブルゾンにノータイでチェックのシャツです。

同じ新聞社のロバート・ダウニー・Jrはグリーンのジャケットやイエローのシャツを着ています。

新聞社の他のスタッフはグレースーツ、ホワイトシャツにネクタイをしているので、二人がとても異質に見えます。

ロバート・ダウニー・Jrは事件にのめり込んでいくにつれて新聞社も辞め、どんどん格好もだらしなくなっていきます。洋服でもその人物が堕ちていく様を表現しているかの様に映りました。

3人目の主人公のマーク・ラファロは刑事ですが、常にきっちりとジャケットにネクタイ姿で時にはボウタイも締めています。ですので常識人に見えますし事件に対しても刑事という職業以上の執着はあまり感じさせず、洋服の着こなしと同じ様なしっかりとした人物に映ります。

そして1番、ラフな格好をしているジェイク・ギレンホールは最初から最後までほとんど同じ様な格好をしています。職場でも異質で馴染まない感じが、初めから狂気に近い何かを持っている人物として表現したのではないかと感じました。

洋服の着こなしを見ていくのも面白いですが、改めてキャラクターと衣装の関係に注目していこうと思った作品でした。


上映時間は長いですが、静かな緊張感のある作品でとても面白かったです。


それでは『ゾディアック』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第32夜

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第32回目はこちら


『キャロル』(2016)

監督:トッド・ヘインズ

出演:ケイト・ブランシェット / ルーニー・マーラ / カイル・チャンドラー / サラ・ポールソン

あらすじ:

1950年代のニューヨークを舞台にお互いに惹かれ合う二人の女性を描いた物語


1952年に出版された原作の小説は長らく別の作者の作品とされていましたが、1990年になり『太陽がいっぱい』や『見知らぬ乗客』のパトリシア・ハイスミスが執筆した事を公にしたそうです。

作者のパトリシア・ハイスミス本人の事も含めてとても興味深い話が多いので、他の作品も観てみようと思いました。

主演の二人が本当に素晴らしく、キャロルとルイーズの「目が合う」、「見つめ合う」という事で気持ちを表現しているのもとても映画的で素敵だと思います。


ではいつも通り衣装を見ていきましょう。

主人公の二人の着る衣装は立場の違いもありとても対照的で、ケイト・ブランシェット演じるキャロルは一見して値段が張る事が分かりますが上品でとてもエレガントに見えます。一方、ルーニー・マーラのルイーズはチェックを多用し、カジュアルでとてもガーリーな物を着ています。

ここで注目したいのはルイーズのチェックの小物の使い方です。ボンボンの付いているタータンチェックのニットベレー帽と別の柄のチェックのマフラーを付けているのですが自分達がマネ出来るとしたら、チェックのマフラーだと思います。冬のアウター類はどうしてもブラック、ネイビー等の暗い色になってしまうので、差し色で明るい色のマフラーを巻いて頂くととても華やかに見えると思います。

ビームス プラスでは今年はこんなマフラーを取り揃えております。


ベグ / スタジアム チェック マフラー
カラー:グレイ×ビキューナ、ネイビー×グリーン
価格:¥16,000+税
商品番号:11-45-0822-145


ベグ / チェック マフラー
カラー:グレイ×ブルー
価格:¥16,000+税
商品番号:11-45-0819-145

どちらも落ち着いた色目のチェックの柄ですが、その分どの様なコーディネートにも合わせやすいと思います。

そしてもう一点チェック柄では無いですが、こんな柄もございます。


ビームス プラス カシミヤ ボーダーマフラー
カラー:オフホワイト×ネイビー、ブラック×イエロー、ブラウン×オフホワイト、グリーン×ネイビー、サックス×ネイビー、ネイビー×ワイン
価格:¥12,000+税
商品番号:11-45-0852-869

カジュアルなボーダー柄のマフラーをカシミアで作る意外性が面白いと思いますし、カシミヤですのでウール特有のチクチク感が苦手な方にもお勧めです。ご自身用は勿論、これからのギフトにも持ってこいだと思います。


劇中のチェック柄の小物は「幼さ」の象徴の様に自分は感じました。前半部分では常に明るいチェックのベレー帽や明るいチェックのマフラーをしていたテレーズがある出来事を境に明るいチェックの小物を身に着けなくなっていきます。

それと共に落ち着きを見せて大人の女性の表情を見せていく様に感じました。とても映画らしい衣装の使い方だと思います。


あと、この作品を観ていて思い出した個人的な事な話をしたいと思います。

自分がこの会社に入る前に働いていた飲食店に、テレーズが被っている様なボンボンの付いたチェックのニットベレー帽を被り、暖色ベースのメランジ調の生地のダフッルコートを着た外国の年配の男性のお客様がいらっしゃった事がありました。多分ヨーロッパ系の方だと思うのですが、その方の笑顔や雰囲気にとても合っていて凄く格好良かったのを今でも覚えているんです。

その名前も分からないその方に憧れて同じ様なボンボン付きのニットベレー帽を買い、ダッフルコートも買ったのですが、まだ一緒に着る事が出来ずにいるので今年こそは頑張って着てみたいと思います。

個人的な話を失礼しました。


ストーリーも衣装も、何より主演の二人がとても素敵な作品で、本当にお勧めです。


それでは『キャロル』お楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第31夜

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第31回目はこちら


『アンタッチャブル』(1987)

監督:ブライアン・デ・パルマ

出演:ケビン・コスナー / チュールズ・マーティン・スミス / アンディ・ガルシア / ロバート・デ・ニーロ / ショーン・コネリー

あらすじ:

1930年代、禁酒法の時代にシカゴを牛耳るアル・カポネに戦いを挑んだエリオット・ネスと仲間の姿を描いていく


去る10月30日に90歳で亡くなったショーン・コネリーの追悼の意味も込めて言わずと知れたこの名作を紹介したいと思います。

今まで禁酒法時代を描いた作品を数作紹介してきましたが、この作品の印象が強い為に『アンタッチャブル』と比べてどうだろうと考える様な基準となる作品になっています。

主人公のエリオット・ネスが仲間を集めチームを作っていく時のワクワク感、宿敵であるアル・カポネを象徴する様な大広間の会食シーン、そして駅の階段を使った銃撃戦と、ストーリーを知っているのにドキドキしながら観ていました。

40年近く前の作品ですが、今観ても充分楽しめる作品だと思います。


ではここからはいつもの通り衣装を見ていきましょう。

この時代のスーツは他の作品でも紹介しているので、今回はショーン・コネリーの衣装を見ていきたいと思います。

最初は制服で登場しますが、スカウトされてからはグレーっぽい色に少し柄の入っているコーデュロイのジャケットを着ています。しかもピンチバックジャケットと呼ばれるディティールで、ハンティングにも使われる動きやすさを追求したディティールなので、色々と動き回る捜査官にはぴったりのジャケットだと思います。

ビームス プラスでピンチバックジャケットというとやはりこちらではないでしょうか?


モヒート / リッツ ジャケット
カラー:グレー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥56,000+税
商品番号:11-16-1736-697

背中のディティールはこんな感じです。


あとグレーのリブ編みで大振りのショールカラーのカーディガンを家の中で着ていて、リラックスしている時に着ているのが印象的でした。近いスタイルのカーディガンを探そうと思います。

ちなみに衣装にはジョルジオ・アルマーニが携わっているため、他の登場人物の衣装もかなりお洒落です。そちらも注目して頂くとより楽しめるのではないでしょうか?


ショーン・コネリーと言えばやはり『007』の初代ジェームズ・ボンドだとは思います。現在の『007』とは違ってコミカルな面もありますが、スパイ映画の名作の1つですよね。

他にも直ぐに思いつくのが『インディー・ジョーンズ / 最後の聖戦』、『レッド・オクトーバーを追え!』、そして好きな人も多い『ザ・ロック』等がありますし、他にも沢山の作品に出演されていますのでこの様なタイミングではありますが観直してみてはいかがでしょうか?

それでは『アンタッチャブル』どうぞお楽しみ下さい。


謹んでご冥福をお祈り致します。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第30夜

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第30回目はこちら


『キラー・インサイド・ミー』(2011)

監督:マイケル・ウィンター・ボトム

出演:ケイシー・アフレック / ジェシカ・アルバ  / ケイト・ハドソン / サイモン・ベイカー

あらすじ:

1950年代、テキサスの田舎の町の保安官助手がある事をきっかけに内なる殺意に目覚めていく


この作品は「ジム・トンプスン」というノワール小説家の小説が原作で日本では『内なる殺人者』と『おれの中の殺し屋』の2冊の日本語訳が出版されています。

フィルムノワールでありながら昼間のシーンも多く、話が淡々と進んでいく為にかなりドライな印象の映画で、その淡々とした雰囲気が逆に主人公の狂気をより一層際立たせていると感じました。


ではいつも通り登場人物の衣装を見ていきましょう。

主人公をはじめ登場人物が保安官や刑事なので、ほとんどの人物が地味なジャケットやスーツを着ていて、足元はウエスタンブーツという恰好が多かったです。そんな中、主人公のショート丈のブルゾンを着てネクタイをしてウールパンツを履いている姿はシンプルで格好良かったです。

ビームス プラスで近い雰囲気の物だとこちらですかね。


ビームス プラス / ウエポンチェックプリント ジップブルゾン
カラー:チャコールグレー、ライトブラウン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥22,400+税
商品番号:11-18-5546-803

商品名のウエポンとは高密度で織られたチノ生地の事で、その生地の上に柄をプリントしています。秋口から初冬まで、流石に真冬はこれ一枚だと厳しいですが冬が終わり春めいてくる時期にも丁度良いと思います。

そしてパンツはこちらでしょうか?


ビームス プラス / フランネル9分丈 トラウザーズ
カラー:グレー、チャコールグレー、ネイビー、ブラックウォッチ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥16,000+税
商品番号:11-23-0736-803

このパンツは共地でジャケットもあるのでセットアップとしても着て頂けますが、別々で売っておりますのでセパレートでも使って頂けます。ネクタイはせずともトラウザーズにショート丈のブルゾンを合わせるのはお勧めです。

また映画とは離れてしまいますが、こんなレザーのブルゾンと合わせても面白いと思います。


ビームス プラス / ミリタリー レザー ブルゾン
カラー:ブラック、ブラウン
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥60,000+税
商品番号:11-18-4456-202

この映画が面白かった方は原作の小説を読んでみるもの良いのではないでしょうか?

自分もアメリカのノワール文学やゴシック文学といわれている作家の本を読もうとは思いつつ、読めていないのでこの機会に読んでみようと思います。

それでは『キラー・インサイド・ミー』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第29夜

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第29回目はこちら


『R G B 最強の85才』(2019)

監督:ジュリー・コーエン / ベッツィ・ウエスト

出演:ルース・ベーダ―・ギンズバーグ / ビル・クリントン / バラク・オバマ

あらすじ:

1993年に女性として史上2人目となる最高裁判事に指名され法の下の平等の実現に向けて切り込んでいき、若者を中心に絶大なる支持を得ているルース・ベーダ―・ギンズバーグ氏のドキュメンタリー


普段はビームス プラスのテーマである1940年代から1960年代が舞台の映画を紹介していますが、今回は今のアメリカを語る上でとても重要なこの方のドキュメンタリー映画を紹介させて下さい。


先月の9月18日に87才で亡くなるまで、連邦最高裁判事として性差別やマイノリティー差別を無くす為に尽力を尽くした方でした。そんな彼女の生い立ちから現在に至るまで本人はもちろん、友人や知人、夫、子供から孫まで出演して彼女について語っています。

ご自身も弁護士時代から女性というだけで今以上の差別を受けていたそうです。

そんな彼女がどの様に様々な差別に対して法律で立ち向かっていったのか、最高裁判事になりどの様な判決や反対意見を表明していったのかが描かれています。

また現在では最高裁判事という枠を超えてポップアイコンとなっており、「NOTORIOUS R.B.G(ノトーリアス:悪名高い R.B.G)」と言われるまでになっています。NETで調べて頂くと沢山、Tシャツやマグカップ等が出てきます。それだけ若い方からも支持と人気があった方でした。

そして劇中では語られないですが、彼女が亡くなった事で今後のアメリカの在り方を左右するとまで言われています。そのくらい重要な位置にいた方です。


今回紹介したドキュメンタリー映画の他に若き日のR.G.Bを描いた『ビリーブ 未来への大逆転』という作品もあります。気になった方はこちらも是非、観て頂ければと思います。

それでは『R G B 最強の85才』どうぞお楽しみ下さい。


謹んでご冥福をお祈り致します。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第28夜

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第28回目はこちら


『ディーン、君がいた瞬間』(2015)

監督:アントン・コービン

出演:デイン・デハーン / ロバート・パティンソン / ジョエル・エドガートン

あらすじ:

1955年、マグナム・フォトの若手写真家デニス・ストックは無名の新人俳優ジェームズ・ディーンと出会い、『LIFE』誌に掲載する為の密着取材を持ち掛けるが…


ジェームズ・ディーンの写真と言われて1番に思い出すであろう、雨のニューヨークで煙草をくわえながら肩をすくめてこちらに歩いてくる写真。

その写真を撮ったのがこの作品の主人公のデニス・ストックです。

お互いが無名だった頃に知り合い、デニスがジミー(ジェームズ・ディーンの愛称です)に何かしらの輝きを見つけて密着撮影を依頼します。劇的な事は無くとても静かに写真撮影の中で2人が徐々に縮めていく様を描いています。

因みに監督のアントン・コービン自身も写真家出身の映画監督で、有名なミュージシャンの写真やミュージックビデオもかなり撮られているそうです。


それでは今回も衣装を見ていきましょう。

ジェームズ・ディーンと言うとやはり『理由なき反抗』の真っ赤なブルゾンですよね。

しかし劇中ではまだこのブルゾンを着ておらず(理由なき反抗の前の話だからです。)最初に紹介した写真で着ているロングのコートやボア付きのライダースが印象的でした。今期はライダースは扱っていないのですが、近い雰囲気のコートならこちらがお勧めです。


キャプテン サンシャイン / トラベラーコート
カラー:ネイビー
サイズ:36,38,40
価格:¥90,000+税
商品番号:11-19-1352-086

かなり厚手のメルトン生地ですが使っているウールの糸がかなり細いので、柔らかく見た目に反する軽さが特徴です。形はシンプルなコートですが、その分仕事でもプライベートでも活躍するコートだと思います。

こちらも在庫数がかなり少ないので、気になった方は店舗に問い合わせて頂ければと思います。

この作品の主人公のデニス・ストックは有名な俳優以外にもジャズミュージシャンを撮った作品も多数あるそうです。

この機会にデニス・ストックの作品集を買ってみようと思っています。

それでは『ディーン、君がいた瞬間』どうぞお楽しみ下さい。



コヴ

BEAMS + ロードショー 第27夜

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第27回目はこちら


『J・エドガー』(2011)

監督:クリント・イースト・ウッド

出演:レオナルド・ディカプリオ / ナオミ・ワッツ / アーミー・ハマー / ジュディー・リンチ

あらすじ:

FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーの生涯と決して知られてはいけない秘密を描いていく。


初代FBI長官で本格的な近代科学捜査を導入しFBIの捜査能力を上げた人物ではあるものの、違法な盗聴行為で歴代大統領の秘密を握り自分の権力を保持していた人物でもあったようです。

FBIという組織はもちろん知っていましたが、どの様な成り立ちで出来た組織なのか、脚色はあれどフーバー長官がどの様な人物だったのかを知り、調べる良い切っ掛けになりました。


それではここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

登場する人物たちは政府の人間なので、基本的にスーツを着ています。描いている年代は1910年代から1960年代までで、その間の色々なスーツの移り変わりが観られるのが面白かったです。

その中でもビームス プラスで扱っているスーツに近いのは60年代の年老いたフーバーの着ているスーツではないでしょうか?

肩パッドは余り大きくなく芯地も目立たないグレースーツで、ジャケットの下に共地のベストや薄手のニットベストを着ています。胸ポケットのチーフは白で殆どがTVホールドです。劇中のジャケットのボタンは2つボタンの様でしたが、3ボタンのプラスのスーツにも参考になるお手本の様なジャケットスタイルだと思います。

そしてビームス プラスでは劇中に登場するようなセットアップのジャケットとパンツを扱っています。

まずジャケットがこちら


ビームス プラス / フランネル 3ボタン ジャケット
カラー:グレー、チャコールグレー、ネイビー、ブラックウォッチ
サイズ:XS,S,M,L,XL
価格:¥32,000+税
商品番号:11-16-1164-803

そしてパンツはこちらです。


ビームス プラス / フランネル 9分丈 トラウザーズ
カラー:グレー、チャコールグレー、ネイビー、ブラックウォッチ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥16,000+税
商品番号:11-23-0736-803

こちらはジャケット、パンツが別売りなのでセットアップとしての購入はもちろん、単品での購入やジャケットはLサイズでパンツはⅯサイズでの購入という事も出来ます。もちろんビームス プラスの原宿、有楽町、両店ともにしっかりとスタッフがサイズのご案内、ジャケットの袖丈、パンツの裾直しもお受けしますので、是非お声を掛けてみて下さい。

特にビームス プラス 有楽町は他のスーツやジャケットの他にもネクタイやチーフ、ベルトにソックスも多数取り揃えております。一つの店舗で全身のスタイル提案が出来ますので、ジャケット、スーツをお探しの際には一度ご来店頂きたいと思います。


作品は物語以外の部分でスーツの変化を見れるのも面白いと思います。

それでは『J・エドガー』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第26夜

いつもblogをご覧頂ありがとうございます。

初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第26回目はこちら


『メイキング・オブ・モータウン』(2019)

監督:ベンジャミン・ターナー / ゲイブ・ターナー

出演:ベリー・ゴーディー Jr / スモーキー・ロビンソン / ジョン・レジェンド / スティービー・ワンダー / エディ&ブライアン・ホーランド / ドクター・ドレー / 他

あらすじ:

世界でも有名な音楽レーベル「モータウン」の創始者ベリー・ゴーディーが親友のスモーキー・ロビンソンと当時を思い出しながら語っていくドキュメンタリー


今回は現在公開中の作品を紹介致します。


「モータウン」という言葉をご存じない方でも、絶対にこのレーベルから出ている音楽は聴いた事があると思います。代表的なミュージシャンは

スティービー・ワンダー、ダイアナ・ロス、ジャクソン5、マーヴィン・ゲイ等々

そうそうたる顔ぶれで、ヒット曲も枚挙にいとまがないくらいです。

このヒット曲を連発し、歴史に名を遺す「モータウン」の創始者ベリー・ゴーディー本人がどのようにして成功していったのかを密着取材で答えています。

メインとなる時代が60年代なのでどうしても避けて通れないのが公民権運動やベトナム戦争ですが、それらからの影響、またそれらに与えた影響もかなり大きかったのだとこの映画を観て知りました。

そして当時のアメリカだけではなく世界的に政治や文化、映画に音楽と現在でも影響を与え続けており、日本の現在の音楽もモータウンミュージックがベースになっている曲は多数あります。

この様に書くと難しそうに思えますが、全くその様な事は無くモータウンのヒット曲が矢継ぎ早にかかり、当時の映像や音声が流れ自然と体が動きそうになりました。

もしかしたら全く知らない方だと厳しいのかもしれませんが、詳しい方でなくても楽しめると思います。


ここで個人的な話をしますと、大型アメコミ映画シリーズの中の1作で「銀河の守護者」の中でも使われているのが「マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル」の「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナッフ」なのですが、この曲の掛かるタイミングが本当に好きで字幕での訳詞と相まって毎回観るたびに泣いてしまいます。

そしてその後にもモータウンの大ヒット曲が掛かるのですが、このモータウン2連発が最高です。

他にも『ウインターズ・ボーン』という映画にもこの曲が使われています。この作品は暗い映画なのですが、こちらの使い方も好きです。恋愛の歌なのですが、使われる映画や場面によって意味が変わってくるのは面白いですよね。


他のヒット曲がどの様に生まれたかの解説や当時の状況等も語られるので、元々好きな方もより楽しめると思います。

映画を観た後にはサウンドトラックも出ているので、気になった曲も聴いて頂けますし、気になったミュージシャンの作品を探していくと色々な出会いがあると思います。

公開館数は多くないので、お近くで公開していないと観に行くのは厳しいかもしれませんが、是非、劇場で鑑賞して頂きたい作品です。

それでは『メイキング・オブ・モータウン』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第25夜

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第25回目はこちら


『L.A.ギャング・ストーリー』

監督:ルーベン・フライシャー

出演:ジョシュ・ブローリン / ショーン・ペン / ライアン・ゴズリング / エマ・ストーン / ニック・ノルティー

あらすじ:

1940年代のロサンゼルスを舞台にギャングと警察の壮絶な戦いを描いていく。

実話を基にしたフィクションです。

かなり豪華な俳優が出演している作品で、良くも悪くも勧善懲悪なストーリーです。

今、改めて観直してみると、大型ヒーロー映画シリーズに出ている方や後のアカデミー賞を受賞する女優が出ていたりと見応えのある俳優ばかりですが、中でもショーン・ペンは存在感が抜群でしたね。

穏やかな優しい役の時も良いのですが、自分は今回の役のようなギャングのボスやチンピラのような役をやっているショーン・ペンが好きです。


ではここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

全編に渡ってほとんどの登場人物がスーツ姿なのですが、40年代なのでかなり特徴的なスーツを着ています。

主人公のジョシュ・ブローリンのスーツもしっかり肩パッドが入った幅の広いピークドラペルのジャケットに、その幅の広いラペルに負けないくらい幅の広いネクタイをしています。

またライアン・ゴズリングが着ているのはダブルブレステッドのスーツですが、こちらもかなり特徴的で着丈はお尻が隠れるくらいの長さがあるのですが、ウエストをかなり絞っているのでかなりスリムな印象です。そして幅の広いピークドラペルに幅の広い大剣のネクタイです。現代でこの格好をしようとするとコスプレの様に見えてしまうかもしれません。

ビームス プラスではもう少し現代的なダブルブレステッドのジャケットを用意しております。

こちらです。


ビームス プラス / 4ボタン ダブルブレステッド ジャケット ネイビー
カラー:ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥36,000+税
商品番号:11-16-1485-803

こちらのジャケットは金ボタンなのでブレザーとして着て頂けますが、ボタンを変えて頂くとよりシンプルなネイビーのダブルのジャケットとしても着用して頂けます。かなり広い着こなしに使って頂けると思います。

毎シーズン完売する商品なので、気になる方はお早めに問い合わせ頂ければと思います。


それでは『L.A.ギャング・ストーリー』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第24夜

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第24回目はこちら


『ブロークバック・マウンテン』(2006)

監督:アン・リー

出演:ヒース・レジャー / ジェイク・ギレンホール / ミッシェル・ウィリアムズ / アン・ハサウェイ

あらすじ:

1963年にブロークバック・マウンテンで運命の出会いをした2人のカウボーイの20年の愛の物語

思えば2週続けてラブストーリーの紹介になりました。時代や宗教、偏見やタイミングでどうしてもすれ違ってしまうカウボーイの話です。

2人が出会い同じ時間を過ごす山の中の風景や、釣りに行く川の大きさは本当に広大なアメリカの自然がとても美しいです。

そんな中でお互い忘れられず思いながらも取り巻く環境が変わっていき、近づいては離れ、離れては近づいてそれでも決して一緒にはなれない2人の関係が静かに描かれていきます。

観終わった後に、国も時代も全く違いますが「成瀬 巳喜男 」監督の『浮雲』を思い出しました。とても好きな作品です。


さてここからは衣装を見ていきましょう。

やはりメインとなるのはカウボーイスタイルですが、2人とも映画の最初はカウボーイと言われて想像するスタイルよりもかなり地味な格好をしていますね。

ご存じの方も多いとは思いますが、同じカウボーイでも牧場で働いているカウボーイとロデオをやる様なカウボーイでは格好は変わります。イメージしやすいのはロデオカウボーイのスタイルではないでしょうか?

自分の好みのスタイルは前半の地味な日常的なスタイルなのですが、その中でも気になったのはジェイク・ギレンホールが着ているボア付きでチェックのランチコートです。

物語の後半でもボア付きのランチコートを着ているのですが、チェックの方が好みでした。色は褪せているのですが、それがまた履き古して色の落ちているデニムパンツと雰囲気が合っていて憧れてしまいます。

ビームス プラスとしては同じ様なチェックのランチコートではないですが、昨年に引き続きムートンのランチコートを取り扱っています。


ビームス プラス / ムートン ランチ コート
カラー:ブラウン
サイズ:M,L,XL
価格:¥128,000+税
商品番号:11-19-1149-202

形はランチコートと60年代のカーコートをベースにしています。一見すると重たそうなムートンのコートなのですが、とても軽くて柔らかくて着心地も抜群です。形もクセがないので、日常のコーディネートにも取り入れて頂ける1着だと思います。数が少ないので気になる方は、是非問い合わせてみて下さい。

あとストーリーとほとんど関係ないですが、アン・ハサウェイが付けているジュエリーがかなり気になりました。もちろん作者は分かりませんが相当綺麗なターコイズを使っていそうで、デザインもかなりモダンでなのでじっくり見てみたくなりました。

アン・ハサウェイもトレーディングポストのオーナーの様なスタイルでジュエリーの着け方でかなりお洒落だと思って観てました。

それでは『ブロークバック・マウンテン』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第23夜

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第23回目はこちら


『ラビング 愛という名前のふたり』(2016)

監督:ジェフ・ニコルズ

出演:ジョエル・エドガートン / ルース・ネッガ / マートン・ソーカス

あらすじ:

1950年代のアメリカ、バージニア州で異人種間の結婚を禁じていた法律を変える切っ掛けとなった夫婦の実話を基にした映画。

自分はこの映画で初めてこの2人の存在を知ったのですが、この2人が起こした裁判の判決が後に様々な影響を及ぼす事になったそうです。

しかし映画自体はラビング夫婦を中心としたとても穏やかなラブストーリーで、(このブログでラブストーリーを扱うのは初だと思います)南部バージニア州の広大な風景もとても美しく描いています。

その様な中で2人が直面する「人種統合法による異人種間結婚禁止」が本当に醜悪で納得出来ない物に映ります。

その理不尽にどの様に2人が向き合っていくのかを観て頂きたいと思います。


それではここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

最近は扱う映画の年代が近い事もあり、紹介する物が似ていますが今回も劇中のほとんどの登場人物はオープンカラーのシャツを着ています。

半袖はもちろん、長袖をまくっていたり中にヘンリーネックの下着を着ていたり、裾をパンツに入れている場面もあります。

パンツもトラウザーというよりはコットンパンツと呼んだ方がしっくりくるパンツを穿いていて、それがまた雰囲気が良くて現在の着こなしの参考になりますね。

そして今回、一番気になったのがオーバーオールの着方でした。

主人公は建築現場で働いているのですが、周りにいる人達がジャストサイズでオーバーオールを着ていてそのバランスがかなり格好良かったです。中に着ているシャツもワークシャツではなく、普通のチェックのシャツを着ている人が多く、これまたオーバーオールを着る時の参考になると思います。

今シーズン、ビームス プラスでもオーバーオールを取り扱うので映画を観て、バランスを研究するのも良いのではないでしょうか?


ビームス プラス /ベアツイル ウール ワークオーバーオール
カラー:トップ カーキ
サイズ:M,L,XL
価格:¥34,000+税
商品番号:11-24-2812-791


ビームス プラス / コットン ワークオーバーオール
カラー:オリーブ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥28,000+税
商品番号:11-24-2811-791

上記のオーバーオールは色によって使っている生地も変わっていますので、ご注意下さい。

自分なんかはオーバーサイズで着ると某ハンバーグ屋のキャラクターみたいになってしまうので、今回はジャストサイズで着てみようと思っています。

あと気になったアイテムは、取り扱いは無いのですが赤と黒のウールのバッファローチェックのショート丈ワークブルゾンでした。着込んでチェックの色が退色し、くすんでいるのですがそれがまた格好良かったです。

特別な正装も良いのですが、自分はアメリカの日常着に強い憧れがあります。いつかあんな雰囲気で洋服が着られる様になりたいです。


それでは『ラビング 愛という名前のふたり』どうぞお楽しみ下さい。


コヴ

BEAMS + ロードショー 第22夜

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初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。


第22回目はこちら


『ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』(2014)

監督:テイト・テイラー

出演:チャドウィック・ボーズマン / ネルサン・エリス / ダン・エイクロイド / ビオラ・デイビス / オクタビア・スペンサー

あらすじ:

伝説のソウルミュージシャン、ジェームス・ブラウンの破天荒な半生を描いてゆく。

日本では某カップ麺のCMで知った方も多いのではないかと思う(自分も初めてJBを知ったのはこのCMからでした)。

ジェームス・ブラウンの半生を主演のチャドウィック・ボーズマンが演じています。メイクもあるのでしょうが、相当似ていると思います。

もう枚挙にいとまがない程、逸話のあるJBですし自分より詳しい方が沢山いらっしゃいますので多くは書きませんが、様々な映画やプロレスや他にも沢山の影響を与えた「マントパフォーマンス」やJB’sのリズムが外れると罰金を払わせる場面もしっかり描かれていてニヤリとしてしまいました。

毀誉褒貶のある人ではありますが音楽に関しては本当にすごいので、この映画を観終わった後に是非、曲を聴いてみて下さい。本当に格好良いです。


ここからはいつも通り衣装を見ていきましょう。

劇中の衣装は多分本人が着ていたであろう洋服を参考にしていると思うので、かなり奇抜で普段着もステージ衣装もJBにしか着こなせない洋服がほとんどでした。

そんな中で気になったのが刑務所に入っている時に着ているシャンブレーシャツです。20世紀初頭に縞模様の囚人服が廃止され、労働に適したシャンブレーやデニムのシャツが採用されたそうです。

流石にビームス プラスと言えど囚人用のシャンブレーシャツは扱っていませんが通常のシャンブレーシャツならございます。

こちらです


ビームス プラス / インディゴ ワークシャツ
カラー:ヘリンボーン、ドビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥18,000+税
商品番号:11-11-6200-388

インディゴの糸を使ってヘリンボーン柄とドビー織りの生地を作っています。今シーズンよりサイズフィッティングを見直している為、よりクラシックなサイズ感に変更しています。

続いてこちら


ビームス プラス / デニム ワークシャツ
カラー:インディゴ、ブラック
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥18,000+税
商品番号:11-11-6202-388

こちらはジンバブエコットンを使用したシャツウエイトのデニム生地です。縦糸にムラのある糸を使っているので着続けていくと縦のムラ感が目立ってくるそうです。着こみ甲斐のある1枚だと思います。

今期はアップデートした色々なタイプのワークシャツを取り扱っていますので気になった方は是非、問い合わせて頂ければと思います。


いつもですとここで終わるのですが、今回はもう少し書かせて下さい。

8月28日にこの映画の主演でもあるチャドウィック・ボーズマンが亡くなりました。このブログでは黒人初のメジャーリーガーのジャッキー・ロビンソンを演じた『42~世界を変えた男~』を紹介していますが、ボクが一番好きな作品はマーベルヒーローシリーズの『ブラック・パンサー』です。監督、制作陣、出演者、作品のテーマ、どれを見ても「今」作られるべき作品だったと思います。『ブラック・パンサー 2』も決まっていたり、これから色々な作品に出ていただろう事を考えると本当に残念です。


謹んでご冥福をお祈りいたします。


湿っぽくなってしまいましたが、この作品ではJBを圧倒的な迫力で熱演しています。ライブパフォーマンスはかなり見応えがありますし、自然と体が動いてしまいます。

それでは「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』お楽しみ下さい。


コヴ