うつわ大国、九州。
各地で育まれた美しいうつわを選りすぐり<fennica>でご紹介するイベント、『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-』を今年も開催いたします。
ご好評につき3回目となる今回。陶磁器・ガラス・木工と、お馴染みの作り手や新たなご紹介を合わせ13の窯元・工房の手仕事が揃います。また、地元で愛されるローカルフードやお酒も届きますので、ぜひ<fennica>のセレクトを通して九州の魅力に触れていただけたら。
今回は福岡県より届く手仕事をご紹介いたします。

こちらは北九州市の山間にある工房で作陶されている<祐工窯>2代目 阿部眞士さんのうつわです。

阿部さんは、大学卒業後瀧田項一氏の薫陶を受け、福島や栃木で修行の後、父 祐工さんに師事。近年は日本民藝館展の審査員として後進を導かれる立場でもいらっしゃいます。
今回は、鎬手の白磁、色絵や染付で彩られた日常使いの形を中心に並びます。

線の美しさが一番に伝わる白磁のうつわや、フリーハンドで描かれる色絵の華やかな表情に惹かれますね。
色絵は焼き上げた白磁の皿に、薄い赤絵→線描きの赤絵→骨書→青い顔料→黄色い顔料と順に描き、焼成して完成します。細やかな仕事をぜひ直にご覧いただけたら。

日常使いのうつわの他に、色絵の蓋物や、それぞれ蛙と湯沸かしが描かれた陶板陶額の作品も並びますのでお楽しみに。
ガラスは飯塚市に<吹きガラス工房琥珀>を構える作り手 斉藤達也さん。

※ワイングラスはクリアカラーのみ並びます。
2002年より沖縄県読谷村<宙吹ガラス工房 虹>にて琉球ガラスの名工 稲嶺盛吉氏に師事。2008年故郷の嘉麻市にて独立され、2021年現在の場所に移転されました。
再生ガラスだからこそ生まれるあたたかみのある表情。着色などはせず、廃瓶そのままの色を活かして様々か形が作られます。

今回は新たにワイングラスや胴に膨らみのあるレデューサーグラス、アイスカットを施したピッチャーとぐい呑みがお目見えします。

高温のガラスを瞬時に水へ浸けることで、このような表情に。今時季は特に涼しげに映り素敵です。
朝倉郡<原彦窯>は、<小石原焼川崎哲弘窯>にて修行後された梶原正且さんが1991年に開窯。京都伝統工芸大学校を卒業後、父である正且さんのもとで修行した梶原大祐さんと親子2代で作陶されています。

44軒ある<小石原焼>窯元の中でもモダンな表情が印象的な<原彦窯>。こちらは独自の釉薬の調合によりマットな質感に仕上がっています。

こちらの黒釉も代表的な仕事。黒といっても青み掛かった透明感ある色目で、釉薬の濃度を調整することで飛び鉋模様は透けて見えるように工夫がなされています。

<小石原焼>の伝統の中に、新たな表現を見出された作は、洋食器と並べた時にもすっと溶け込みます。
<原彦窯>とは異なる視点で<小石原焼>に向き合われている<金丸窯>。

半農半陶の時代から10代以上続く窯元で、金丸伸一郎さんは<小石原焼>の原点に立ち戻ったものを作っていきたいという想いのもと、蹴轆轤での成形に拘って作陶されています。
<小鹿田焼>に比べ土はやや赤みがあり、飛び鉋の入れ方の違いもあってコントラストはやわらか。

内外両面、縁まで飛び鉋が施された丼は、料理が映えるのでご好評いただいている品の一つです。

腰に膨らみがある湯呑みやすっきりした線のマグ。穏やかな表情で様々なスタイルの食卓に調和することと思います。
初日6/20(土)は鹿児島県出身のスタッフ 和田健二郎が在店し、<大和桜酒造>「芋SHOGUN」の試飲販売を行います。
また、15:00には宮崎県<ミカエル堂>ジャリパンも届き販売しますので、どうぞお楽しみに!
『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.3』
会期:6/20(土)-28(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
Mori






































