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ヨカポイカと民藝 Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~

いよいよ本日よりスタートした『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』

<fennica>では欠かせない普遍的なアイテム、<Marimekko>「Jokapoika」にフォーカスを当て、“Stripes & Colors”をテーマに集めた手仕事とともにその魅力をご紹介いたします。

「Jokapoika」の特色の一つに、テキスタイルプリント「Piccolo」の、色を重ねる印刷工程があります。


有機的な2色の線が重なり3色目の線が現れる、色の組み合わせの素晴らしさ。このストライプと色の重なりから連想させる美しい手仕事の数々を集めました。


ターコイズとグリーンのヨカポイカは…


飴釉と緑釉を流し掛けた<小鹿田焼 坂本浩二窯 × fennica>5寸皿。<小鹿田焼>最初期に作られていた掛け分け皿を<坂本浩二窯>にて製作していただいた平皿で、異なる釉薬の色の重なりに「Jokapoika」をイメージしています。



ペトロールグリーンとダークグレーのヨカポイカは…


同じく釉薬の重なりから、<中井窯 × fennica>三色染め分け皿をイメージ。鳥取民藝館に収蔵されている明治中期19世紀の<因久山焼>の三彩皿をもとに製作を依頼しており、“きれいに荒れた”ゆらぎのある線が「Jokapoika」の有機的な線に重なります。



濃淡のレッドのヨカポイカは…


松﨑修さんによる漆器。今回の“Stripe & Colors”をイメージして<fennica>のために特別に製作していただきました。手仕事で刳り貫き形成される木地はあたたかみのある線が生まれます。また、朱漆の下には黒漆が黒漆の下には朱漆が塗られているため使うほどに下の色が透け深みが出ていく…そんな漆の重なりにもリンクしています。



ダークレッドとライトブラウンのヨカポイカには…


朱漆と錫粉を蒔いた角盆。上から塗られた拭漆によって黄味が強まり、一見金漆のように見える華やかなストライプです。



ブラウンとベージュのヨカポイカは…


七尾佳洋さんによる練り込みの6寸皿を思い浮かべます。白い土と黒い土を仕込み、板状にスライスした土を交互に重ねて寝かし、スライスした断面にはゆらぎのある線が生まれます。



ネイビーとブラウンのヨカポイカは…


七尾佳洋さんによる鎬のマグ。飴釉が鎬の凹みに溜まり、濃淡の表情が生まれます。その色の具合に「Jokapoika」の線を感じますね。



ベージュとホワイトのヨカポイカは…


白釉鎬のマグ。鎬の凹凸によって影が生まれる姿が「Jokapoika」の柔らかな線と重なります。



ライトグレーとホワイトのヨカポイカは…


同じく七尾佳洋さんのティーキャディー。色目が見事にリンクしていますね。



ライトグリーンとライトグレーのヨカポイカは…


<浦富焼>の線彫の蕎麦猪口。爽やかな青磁釉を掛け、線彫の溝に溜まり生まれたさり気ない線のコントラストに「Jokapoika」を連想します。



ブラックとブラウンのヨカポイカは…


<浦富焼>の6寸皿。黒刷毛に線彫で地色を出した表情は、ブラックとブラウンのムラが見て取れ、「Jokapoika」の色目に似ています。



ブラックとベージュのヨカポイカは…


同じく<浦富焼>の花器。手仕事ならではの線や、どこか北欧のデザインを思わせるモダンな表情も相まって選びました。



ブラックとブラウンのヨカポイカは…


<濱田窯>の蝋抜湯呑。蝋でマスキングした湯呑に、益子ならではの柿釉を掛けることで、焼成後に地色とのストライプが生まれます。



ブラウンとネイビーのヨカポイカは…


同じく<濱田窯>の筒花入。蝋抜きの有機的な筆の細太は、「Jokapoika」の線のよう。



ターコイズとベージュのヨカポイカは…

<桂樹舎>のペン立て。型染め和紙の縞模様も線のゆらぎに「Jokapoika」を連想します。鮮やかなターコイズがきれいです。



ブルーとホワイトのヨカポイカは…


<桂樹舎>の名刺入れ。ブルー、ブラック、ホワイトの並びが「Jokapoika」のような目を惹くコントラストに。



濃淡のグリーンのヨカポイカは…


<桂樹舎>のハガキ箱。イエローから透けて見えるグリーンが「Jokapoika」の印刷工程による色の重なりを思わせます。



人の手による温かみを感じる“Stripes & Colors”。フィンランドと日本の素晴らしいデザインとクラフトをぜひ『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS でご堪能ください。


「Jokapoika」シャツをご購入のお客様へ、<桂樹舎>の縞模様の型染め和紙で製作した缶バッジと「Jokapoika」のテキスタイルプリントで製作した缶バッジをノベルティとしてご用意しました。


Jokapoika」の缶バッチ1点と<桂樹舎>の缶バッチ1点の計2点をお配りいたします。※数量限定のため、無くなり次第終了とさせていただきます。




『Stripes & Colors ~Marimekko with BEAMS JAPAN~』
会期:10/11(金)-10/27(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
*10/11(金)-10/24(木)までマリメッコ表参道店でも同内容のイベントを開催いたします。

◼︎会期中お取り置き・お取り寄せ・通信販売不可とさせていただきます。予めご了承くださいませ。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

坂本拓磨さんの一斗壺と一斗五升甕-九州のうつわ展-

fennica STUDIOにて開催中の『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-も、早いもので明日までとなりました。

今回は、先日のブログでも触れていた<小鹿田焼坂本浩二窯>坂本拓磨さんによる大物、一斗壺と一斗五升甕をご紹介させてください。


9つある<小鹿田焼>の窯元の中で、<小鹿田焼>伝統の大物づくりを継承されている<坂本浩二窯>。

大物は紐づくりを基本に蹴轆轤で挽き上げるのですが、中々労力のいる仕事で腰が据わっていないと挽き切れないのだそう。焼成すると22%程収縮するので、轆轤を挽く時には焼き上がりよりも更に大きいのですから、技術が必要です。

飛び鉋に青地釉と飴釉を打ち掛けた一斗壺。滑らかで張りのある胴の曲線がきれいです。このような形に飛び鉋を施していくのもまた、集中力が必要でしょう。


<小鹿田焼坂本浩二窯>一斗壺
価格:¥49,500(税込)
商品番号:56-71-1162-188






青地釉と飴釉を打ち掛けた一斗五升甕。大胆に打ち掛けられた釉薬の流れは大物だからこそ楽しめる動きですね。


<小鹿田焼坂本浩二窯>一斗五升甕
価格:¥59,400(税込)
商品番号:56-71-1161-188





普段は日々の食卓に並ぶような大きさのうつわをご紹介しておりますが、『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-』では<小鹿田焼>伝統の大物をご覧いただきたいとご用意いたしました。

大物ならではの迫力を、ぜひ坂本拓磨さんの仕事で体感ください。



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-』
会期:5/17(金)-5/26(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

吹きガラス工房 琥珀-九州のうつわ展-

ただいま開催中の『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-より、今回は福岡県飯塚市<吹きガラス工房 琥珀>のうつわをご紹介いたします。


<吹きガラス工房 琥珀>の作り手 斉藤達也さんは、福岡県嘉穂町(現 嘉麻市)出身。

2002年より沖縄県読谷村<宙吹ガラス工房 虹>にて琉球ガラスの名工 稲嶺盛吉氏に師事し、2008年故郷の嘉麻市にて独立されました。2021年に工房を移転し、現在は隣町の飯塚市にて製作されています。


戦後物資が不足していた時代に、コーラやビールの廃瓶を用いて作られた沖縄の再生ガラス。不純物が混ざることで入る気泡や、厚みのあるグラスが、琉球ガラス特有の魅力として発展していきました。あたたかみある琉球ガラスの伝統を受け継ぐ<吹きガラス工房 琥珀>のモノづくりに惹かれ、<fennica>では昨年春よりご紹介しております。


工房で作られるガラスは100%廃瓶からできていて、着色はせずに廃瓶そのままの色を活かしたうつわが作られます。


吹きガラスならではの有機的な造形、揺らぎのある表情は、光を通して落とした影までも美しい。


日々の食卓を彩るグラスやプレート、目から涼を感じられる酒器や吊下照明など、幅広くセレクトしました。


<吹きガラス工房 琥珀>酒器
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-1024-428

<吹きガラス工房 琥珀>厚底ぐい呑
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1025-428







<吹きガラス工房 琥珀>六角ビアグラス
価格:¥3,850(税込)
商品番号:56-71-1019-428





<吹きガラス工房 琥珀>六角ロックグラス
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1018-428



<吹きガラス工房 琥珀>サラダ鉢
価格:¥4,400(税込)
商品番号:56-71-1022-428

<吹きガラス工房 琥珀>六角小鉢
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1020-428







<吹きガラス工房 琥珀>色小皿
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1021-428



<吹きガラス工房 琥珀>モール皿
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1023-428




<吹きガラス工房 琥珀>吊下照明 二重
価格:¥38,500(税込)
商品番号:66-95-0016-428





<吹きガラス工房 琥珀>吊下照明 白泡
価格:¥44,000(税込)
商品番号:66-95-0021-428



はじめの役割を終えた廃瓶が、新たなカタチへと姿を変え、きらきらと私たちの暮らしを豊かにします。

手仕事によるガラスは一つひとつ表情も異なりますので、ぜひお手に取ってお気に入りを見つけていただけたら。

『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-』は今週末5/26(日)まで開催しております。



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-』
会期:5/17(金)-5/26(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


Mori



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始まりました-九州のうつわ展-

九州の手仕事にフォーカスを当てた『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-が始まり早4日。


お陰様でお客様の手に渡ったうつわも多く、楽しんでいただけて嬉しい限りです。イベントをお目当てにご来店くださりありがとうございます。


こちらはイベント初日開店前に収めた店内の様子。九州を巡り選りすぐった、魅力溢れる手仕事が一堂に並びます。









初日夜には<fennica>ディレクター菊地とバイヤー渡辺より、各地の窯元を訪ね歩いた話や、うつわの使い方のご紹介をインスタライブにて配信しました。


イベントに並ぶ陶器も全体的に映してご紹介しておりますので、ぜひアーカイブをご覧くださいね。▶︎こちら

各窯元をご紹介するブログもあわせてご覧いただけたら嬉しいです。▶︎こちら


また、11の工房によるうつわと共に、奄美大島の染色や久留米絣を用いた<fennica>オリジナルアイテム、鹿児島の食や酒、お茶もご用意しております。


5/18(土)と19(日)の2日間は、会期中限定で販売している鹿児島県出身スタッフ和田オリジナル焼酎「本格焼酎 芋SHOGUN 黄麹」の試飲会を鹿児島の酒器を用いて行いました。




黄麹の華やかな香りときりっとした味わい。こちらもご好評で残り数本です。


鹿児島県鹿児島市<知覧茶園>からは、染色家 宮入圭太さんによる型染めデザインが素敵な新茶缶と型染めラベルシリーズをセレクト。


今時季しか味わえない甘味とコク、爽やかな香りを、ぜひ九州のうつわでお召し上がりください。


イベントは5/26(日)まで開催しております。

ぜひこの機会にお立ち寄りください。



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-』
会期:5/17(金)-5/26(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


Mori



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艸茅窯と祐工窯-九州のうつわ展-

連日ご紹介しております、九州の手仕事にフォーカスを当てたイベント『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-。いよいよ昨日より始まりました。

今回ご紹介するのは九州の磁器。主に土もののご紹介を重ねてきた<fennica>ですが、ディレクター菊地は石ものの持つ魅力も皆さまに改めてお届けしたいとの思いがあり、かねてより魅了されていた作り手の工房を訪ね、この度素敵なご縁を繋げることができました。


鹿児島県伊佐市<艸茅(そうぼう)窯>と福岡県北九州市<祐工窯>の磁器です。


今回のイベントよりご紹介する艸茅窯>。作り手の川野恭和さんは、愛知県立瀬戸窯業専修訓練校卒業後、富本憲吉に学び濱田庄司に師事した瀧田項一氏に薫陶を受け、故郷鹿児島で独立。1980年に<艸茅窯>を開窯されました。各地での個展はもちろん、民藝磁器において後進を先達されておられます。


薄らと青みがかった穏やかな白、深みのある瑠璃と、柔らかな肌合いが美しく、心静まる爽やかさを感じます。


鳥と幾何学紋の意匠が印象的な染め付けもぜひご覧いただきたい作の一つです。


<艸茅窯>角皿
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-1129-765



<艸茅窯>マグ
価格:¥5,940(税込)
商品番号:56-71-1131-765



<艸茅窯>蕎麦猪口
価格:¥4,620(税込)
商品番号:56-71-1132-765







<艸茅窯>ぐい呑1
価格:¥4,620(税込)
商品番号:56-71-1136-765

<艸茅窯>ぐい呑2
価格:¥5,940(税込)
商品番号:56-71-1137-765

<艸茅窯>平型酒杯
価格:¥4,620(税込)
商品番号:56-71-1135-765







<艸茅窯>徳利一合
価格:¥7,920(税込)
商品番号:56-71-1134-765



<艸茅窯>片口一合
価格:¥6,930(税込)
商品番号:56-71-1133-765



<艸茅窯>土瓶
価格:¥19,800(税込)
商品番号:56-71-1130-765

明後日まで銀座で個展を開催されている川野さん。初日にはfennica STUDIOまで足を運んでくださいました。



<祐工窯>阿部眞士さんの磁器は、昨年ビームス 熊本にて開催した<fennica>POP-UP STOREより<fennica>でご紹介を始めました。

<祐工窯>は、濱田庄司の薫陶を受けた、父 阿部祐工さんが1971年に開窯。


眞士さんは九州産業大学卒業後、窯を継ぐため祐工さんの勧めで瀧田項一氏のもとで修行の後、祐工さんに師事。川野恭和さんは兄弟子にあたります。阿部眞士さんもまた、後進を先達される立場にあられて、川野さんも務められていた日本民藝館展の審査員をなさっています。


昨冬は講評会のため東京にいらしていてfennica STUDIOにもお立ち寄りくださいました。


古伊万里や李朝の流れを汲んだ優美な曲線、鮮やかな色絵の器が揃います。


内からピンと気が張ったような端正な白磁もぜひご覧いただきたいです。


<祐工窯>色絵波紋7寸皿
価格:¥8,800(税込)
商品番号:56-71-1059-597



<祐工窯>色絵幾何学8寸皿
価格:¥14,300(税込)
商品番号:56-71-1058-597



<祐工窯>色絵飯碗
価格:¥3,850(税込)
商品番号:56-71-0718-597



<祐工窯>色絵花唐草5寸皿
価格:¥3,850(税込)
商品番号:56-71-1063-597

<祐工窯>色絵糸巻四方皿 大
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1057-597



<祐工窯>染付網文6寸5分鉢
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-0717-597



<祐工窯>白磁彫紋7寸皿
価格:¥7,700(税込)
商品番号:56-71-1061-597

<祐工窯>白磁輪花鉢 大
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1062-597

<祐工窯>白磁スープ碗
価格:¥3,850(税込)
商品番号:56-71-1065-597




冬にはあたたかな温もりを感じ、これからの季節には涼やかな手仕事による磁器。ぜひ食卓でお楽しみください。



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-』
会期:5/17(金)-5/26(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

小代焼 中平窯と瑞穂窯、かじや窯-九州のうつわ展-

いよいよ明日よりスタートする九州のうつわにフォーカスを当てたイベント、『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-

今回は熊本県荒尾市<小代焼中平窯>、<小代瑞穂窯>と、<小代焼ふもと窯>で修行後熊本県山鹿市にて独立された<かじや窯>のご紹介です。


<小代焼>は、1632年細川家の肥後入国をきっかけに、<上野焼>陶工 牝小路源七と葛城八左衛門が小岱山麓にて窯を開いたことを起源とされています。

朝鮮半島の流れを汲んだ技術、鉄分を多く含む粘土と藁灰釉を用いた素朴な焼き上がりが特徴。現在11の窯元がその伝統を継承しています。


<小代焼中平(なかでら)窯>は、<一勝地焼>成田勝人氏と<小代焼ふもと窯>井上泰秋氏のもとで修行した西川講生さんが1991年に開窯した窯元。佐賀大学美術・工芸課程を卒業した長男の西川智成さんと親子2代で作陶されています。

<fennica>では昨年ビームス 熊本にて開催した<fennica>POP-UP STOREでご紹介を始めました。<小石原焼>と同じく、<小代焼>も「日本手仕事展」でご紹介することが慣例でしたが、改めて窯元を訪ね新たなご縁が繋がった経緯です。


写真は智成さん。昨秋にfennica STUDIOへお立ち寄りくださいました。


<中平窯>の窯場で採れる小代粘土と、小代粘土を用いた独特の釉薬と藁灰、木灰釉との調和で、柔らかさの中に力強さを感じる焼き上がりが魅力です。白・青・黄・黒と、様々な釉調の器を選ばせていただきました。

<小代焼中平窯>急須
価格:¥11,880(税込)
商品番号:56-71-1077-592

<小代焼中平窯>6寸皿
価格:¥3,960(税込)
商品番号:56-71-1078-592



<小代焼中平窯>長皿
価格:¥3,960(税込)
商品番号:56-71-1076-592

<小代焼中平窯>プレート 小
価格:¥1,650(税込)
商品番号:56-71-0676-592

<小代焼中平窯>飯碗 小
価格:¥3,740(税込)
商品番号:56-71-1084-592


<小代焼中平窯>青小代縁鉢
価格:¥10,560(税込)
商品番号:56-71-1075-592



<小代焼中平窯>湯冷まし
価格:¥3,740(税込)
商品番号:56-71-1079-592

<小代焼中平窯>掛分湯呑
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1081-592

<小代焼中平窯>ビアカップ
価格:¥3,960(税込)
商品番号:56-71-1080-592



<小代焼瑞穂窯>は今回のイベントよりご紹介できることとなった窯元です。福岡県大牟田市で民藝店を営んでいた福田豊水さんが、古小代を蒐集していた祖父の影響を受け1973年に独学で<小代瑞穂窯>を開窯。古小代の再現、釉薬の研究に取り組まれました。


現窯主2代目の福田るいさんは、九州産業大学芸術学部美術科で油絵を学び、父 豊水さんのもとで修行後、栃木県益子町にて島岡達三氏に師事。帰郷後<小代瑞穂窯>にて<小代焼>の伝統と先代の遺した釉薬を受け継ぎ、独自の藍釉や鎬をはじめとした現代の暮らしに寄り添う器を作られています。


<小代焼瑞穂窯>八角皿 大
価格:¥5,940(税込)
商品番号:56-71-1098-766

<小代焼瑞穂窯>朝顔鉢4寸
価格:¥2,970(税込)
商品番号:56-71-1101-766



<小代焼瑞穂窯>縞カップ
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1096-766

<小代焼瑞穂窯>カフェオレボウル
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-1095-766



<小代焼瑞穂窯>縞6寸皿
価格:¥4,400(税込)
商品番号:56-71-1093-766

<小代焼瑞穂窯>縞5寸皿
価格:¥2,970(税込)
商品番号:56-71-1094-766

<小代焼瑞穂窯>角深小鉢 小
価格:¥2,200(税込)
商品番号:56-71-1100-766

<小代焼瑞穂窯>角深小鉢 大
価格:¥2,750(税込)
商品番号:56-71-1099-766

<小代焼瑞穂窯>花碗スパイダー
価格:¥3,960(税込)
商品番号:56-71-1097-766


<小代焼瑞穂窯>縞ピッチャー1
価格:¥15,400(税込)
商品番号:56-71-1091-766

<小代焼瑞穂窯>ピッチャー2
価格:¥13,200(税込)
商品番号:56-71-1092-766

<小代焼瑞穂窯>縞ポット
価格:¥24,200(税込)
商品番号:56-71-1090-766



<かじや窯>も熊本でのPOP-UPからご紹介を始めた窯元です。鳥取市生まれ和歌山市育ちの米原暁雄さんは、日本大学農獣医学部林学科卒業後、<小代焼ふもと窯>にて15年修行。2015年に独立し、地名の梶谷から<かじや窯>と名付け、開窯されました。

天草の粘土と山鹿の赤土を混ぜて作られる陶土や、ご実家で育てる米の藁を燃やし出た藁灰や木灰など、地のものを用いて作陶されています。

<小代焼>の伝統や、生まれの山陰の雰囲気が感じられる、独自の風合いが魅力的。米原さんの感性が織り成す器が揃います。

<かじや窯>台形マグ
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-1067-591

<かじや窯>ココット
価格:¥1,056(税込)
商品番号:56-71-1069-591

<かじや窯>板皿
価格:¥3,960(税込)
商品番号:56-71-1071-591


<かじや窯>5寸皿
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1070-591



<かじや窯>カトラリー入れ
価格:¥4,290(税込)
商品番号:56-71-1072-591


<かじや窯>スープ碗
価格:¥3,960(税込)
商品番号:56-71-1066-591


<小代焼>の伝統を受け継ぎ、今に表現する器の数々。それぞれの個性を見つめながら、お気に入りを選んでいただけたら嬉しいです。

会期はいよいよ明日から。スタッフ一同、心よりお待ちしております。



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-』
会期:5/17(金)-5/26(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

焼き物工房野はら屋-九州のうつわ展-

いよいよ5/17(金)よりスタートする『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-

今回ご紹介するのは、鹿児島県薩摩川内市<焼き物工房 野はら屋>佐々木かおりさんの器です。

大学進学で渡った沖縄で焼き物と出会い、1995年から2005年の間<読谷山焼 北窯 松田米司工房>にて修行の後、2006年地元鹿児島で<焼き物工房 野はら屋>を開窯。

桜島や霧島の灰や土を用いて生み出される器は、<龍門寺焼>や<苗代川焼>のような薩摩の黒もん、沖縄の形、それらのルーツにあたる朝鮮の焼き物とが融合した、佐々木さんによるこの地でしかできない焼き物。

2015年に開催した『読谷山焼北窯 松田米司と6人の弟子たち展』でご紹介してからのご縁で、今回久々の入荷となります。

佐々木さんの器を心待ちにしてくださっていた皆さま、お待たせいたしました。


佐々木さんの黒もん。2022年度の日本民藝館展で、この黒釉のオセ鉢と茶碗で奨励賞を受賞されていたのは記憶に新しいでしょう。


”オセ”とは鹿児島弁で年長者という意味だそう。苗代川の”オセ鉢”に因んで名付けられた、現代の食卓に合う佐々木さんのオセ鉢。3つの大きさがあり入れ子で仕舞うことができます。


<焼き物工房 野はら屋>オセ鉢4.5寸
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-1139-105

<焼き物工房 野はら屋>オセ鉢5.5寸
価格:¥5,280(税込)
商品番号:56-71-1140-105

<焼き物工房 野はら屋>オセ鉢6.5寸
価格:¥6,600(税込)
商品番号:56-71-1141-105


白米が映える黒釉の茶碗。手馴染み良い形です。


<焼き物工房 野はら屋>4.5寸茶碗
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-1142-105


沖縄の形、ちちぬゆー(月夜)の按瓶。


<焼き物工房 野はら屋>按瓶
価格:¥11,880(税込)
商品番号:56-71-1144-105


飛び鉋と線描きの5寸鉢。


<焼き物工房 野はら屋>5寸鉢
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-1143-105


マグはそれぞれ釉調や成形の異なるものが並びますので、お手にとってお選びください。


<焼き物工房 野はら屋>マグ 中
価格:¥3,960(税込)
商品番号:56-71-1138-105



“九州のうつわ展”とあって、ぜひ佐々木さんの器をご用意したいと、イベントにあわせて工房からお譲りいただきました。そのため今回はごく僅かなご紹介となります。

どうぞこの機会をお見逃しなく。



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-』
会期:5/17(金)-5/26(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

小石原焼 原彦窯と金丸窯-九州のうつわ展-

今週末よりスタートいたします、『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-に並ぶ手仕事より、今回は福岡県朝倉郡<小石原焼>のご紹介です。


1682年に黒田光之が伊万里より陶工を招いて窯場を開いたことを起源とする<小石原焼>。<小鹿田焼>に飛び鉋や刷毛目などの技法をもたらした兄弟窯で、小石原の土は小鹿田と比べてきめが粗く、飛び鉋の刻みが浅いのが特徴。

<小石原焼>の窯元は44軒あり、同じ<小石原焼>と言えど、現在そのアプローチは多岐に渡ります。


これまで<fennica>では、「もやい工藝」ご協力のもと開催していた『日本手仕事展』を通して<小石原焼>をご紹介するのが慣例となっていました。

そこから数年経った昨年、ビームス 熊本にて<fennica>POP-UP STOREを開催するにあたり、改めて<小石原焼>をご紹介したいと訪ね歩き、お取り扱いすることとなったのが<原彦窯>と<金丸窯>です。



<原彦窯>は建設会社に勤められていた梶原正且さんが小石原に帰郷後<小石原焼川崎哲弘窯>にて修行し1991年に独立して開窯。京都伝統工芸大学校を卒業後、父である正且さんのもとで修行した梶原大祐さんと親子2代で作陶されています。


<小石原焼>の伝統を守りながらも、釉薬の調合の工夫で新たな試みも交えた作陶をされている<原彦窯>。マットな質感に焼き上がる釉薬や鉋目とのバランスを取った黒飛び鉋などが代表的です。

北欧のテーブルウェアに馴染むような<小石原焼>。そんな軽やかさを<原彦窯>の器でご紹介できればと思います。


<小石原焼原彦窯>フリーカップ
価格:¥2,585(税込)
商品番号:56-71-0715-549



<小石原焼原彦窯>取鉢
価格:¥2,585(税込)
商品番号:56-71-0714-549





<小石原焼原彦窯>丸鉢
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-0622-549


<小石原焼原彦窯>小皿
価格:¥1,650(税込)
商品番号:56-71-0623-549



<小石原焼原彦窯>タンブラー
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-0621-549

<小石原焼原彦窯>台付タンブラー
価格:¥4,840(税込)
商品番号:56-71-0620-549



<小石原焼原彦窯>6寸皿
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-0619-549



<小石原焼原彦窯>8寸皿
価格:¥8,800(税込)
商品番号:56-71-0614-549


<金丸窯>は金丸伸一郎さんによる窯元。

10代以上続く<小石原焼>の窯元で、<小石原焼>の原点に立ち戻ったものを作っていきたいという想いのもと蹴轆轤での成形に拘り、日々作陶されています。

<金丸窯>は、代々続く昔からの焼き物屋ならではの、お客様の要望に応えて器を作るというスタイル。技術があるからこそ成せる仕事だと思います。

<金丸窯>の特色である、中心から入れた目の細かな飛び鉋をはじめ、日々の食卓に馴染み良い器を選ばせていただきました。


<小石原焼金丸窯>5寸取皿
価格:¥2,200(税込)
商品番号:56-71-0703-607



<小石原焼金丸窯>3寸豆皿
価格:¥880(税込)
商品番号:56-71-0707-607



<小石原焼金丸窯>丼
価格:¥4,400(税込)
商品番号:56-71-1108-607



<小石原焼金丸窯>深碗1
価格:¥2,775(税込)
商品番号:56-71-0705-607

<小石原焼金丸窯>深碗2
価格:¥2,310(税込)
商品番号:56-71-0706-607



<小石原焼金丸窯>茶碗 小
価格:¥2,200(税込)
商品番号:56-71-1110-607

<小石原焼金丸窯>茶碗 大
価格:¥2,860(税込)
商品番号:56-71-1109-607



<小石原焼金丸窯>蓋物
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1107-607



<小石原焼金丸窯>小壷
価格:¥2,200(税込)
商品番号:56-71-0708-607


<小鹿田焼>と<小石原焼>。イベントでは4つの窯元の器が一堂に並びますので、同じ技法にもそれぞれの特色があることを感じていただけることと思います。

ぜひ見て触れて、お気に入りを見つけていただき、使ってその良さを更に知っていただく機会になれば幸いです。



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-』
会期:5/17(金)-5/26(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

小鹿田焼 坂本浩二窯と黒木史人窯-九州のうつわ展-

先日のブログでディレクター菊地より告知しましたが、来週末より<fennica>の新たなイベントが始まります!


『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-と題し、九州のうつわにフォーカス。長年ご紹介してきた窯元も、新たに訪問して取り扱いを始める窯元も一堂に揃い、陶器・磁器・ガラスと、それぞれ魅力溢れる手仕事が揃います。

さらに、九州で染め上げた<fennica>オリジナルのハンカチや九州にまつわる食品もご用意。ご当地スタッフとして鹿児島県出身の和田健二郎が参加し、和田によるオリジナル焼酎の販売も決定しました。


ただいまfennica STUDIOにて日々準備中。器を開梱しながら見て触って、素晴らしい手仕事の数々を前に早くご紹介したいと高まる気持ちでいっぱいです。


今回ご紹介するのは、大分県日田市の深い山間の集落で、9つの窯元が軒を連ねる<小鹿田焼>。峠を越えた福岡県朝倉郡<小石原焼>の分流の窯として開かれ、300年続く民陶の里として昔の面影や風習が脈々と受け継がれています。


飛び鉋、刷毛目、櫛描きなど、<小石原焼>と同じ技法が用いられますが、集落周辺で採取される赤みがあり鉄分を多く含んだ土は、<小石原焼>で使われる土より黒みを帯び、白化粧を活かした技法が映えます。


<fennica>と長くお付き合いいただいている<坂本浩二窯>。言わずと知れた名陶工、坂本浩二さんと長男の坂本拓磨さんで作陶されています。


並んで仕事場で作業されるお二人。


拓磨さんは昨年で窯に入って丸10年。2015年と2022年には日本民藝協会賞を受賞され、個展も開催するなど、若き担い手として精力的に作陶に励まれています。冬にはfennica STUDIOにお立ち寄りくださいました。


拓磨さんには昨夏<fennica>で特別に器をオーダー。大分県日田市が運営する小鹿田焼陶芸館に展示された最初期のアーカイブをイメージして製作いただいた染め分け皿で、入荷後すぐさま皆さまの手に渡っていきました。

今回約1年ぶりに<fennica>に並びます。


<小鹿田焼坂本浩二窯 × fennica>7寸皿
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-0572-188


前回と比べ黒みを帯びた陶土の色目も感じられる落ち着いた釉調に仕上がっています。5寸皿では蛇目のない上皿もありました。


<小鹿田焼坂本浩二窯 × fennica>5寸皿
価格:¥2,640(税込)
商品番号:56-71-0574-188


イベントでは過去に坂本浩二さんへ特別にオーダーした器もあわせてご覧いただきたいです。

バーナード・リーチが<小鹿田焼>に滞在した際、多くの作陶・デザインを残しているのですが、その中からピックアップした作を元に、浩二さんに製作していただいた蓋物とピッチャー。<小鹿田焼>らしさとバーナード・リーチのエッセンスを含んだ器です。


<小鹿田焼坂本浩二窯 × fennica>7寸皿広口蓋
価格:¥17,600(税込)
商品番号:66-99-4474-188



<小鹿田焼坂本浩二窯 × fennica>ピッチャー5寸
価格:¥8,250(税込)
商品番号:66-99-4471-188

<小鹿田焼坂本浩二窯 × fennica>ピッチャー6寸
価格:¥12,100(税込)
商品番号:66-99-4472-188

<小鹿田焼坂本浩二窯 × fennica>ピッチャー8寸
価格:¥15,950(税込)
商品番号:66-99-4473-188



<小鹿田焼坂本浩二窯 × fennica>5号壺
価格:¥6,490(税込)
商品番号:66-99-3625-188


また、定番でご紹介している器もイベントにあわせて届きました。


<小鹿田焼坂本浩二窯>7寸皿
価格:¥4,180(税込)
商品番号:56-71-0571-188

<小鹿田焼坂本浩二窯>5寸皿
価格:¥2,200(税込)
商品番号:56-71-0573-188



<小鹿田焼坂本浩二窯>4.5寸汁碗
価格:¥4,620(税込)
商品番号:56-71-0577-188

<小鹿田焼坂本浩二窯>4.5寸飯碗
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-0576-188



<小鹿田焼坂本浩二窯>ビアカップ
価格:¥3,960(税込)
商品番号:56-71-0575-188



<小鹿田焼坂本浩二窯>6寸鉢
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-0578-188




こちらは窯元近くの販売所の様子。お二人の器がずらりと並びます。


イベント直前に写真にあるような大物も届く予定です。またブログでご紹介させてくださいね。



そして<fennica>では初めてご紹介する<黒木史人窯>。黒木史人さんと、2年前に拓磨さん以来の若き担い手として窯に入った長男の黒木嘉津才さんが作陶されています。


先代が早くに亡くなり、長くお一人で作陶をされていた史人さん。繊細な飛び鉋やころんと丸いカップなどが特徴的で、確かな仕事で魅了されています。嘉津才さんが高校卒業後轆轤場に入られたことを拓磨さんから伺い、今回ご縁が繋がりました。

<小鹿田焼黒木史人窯>尺皿
価格:¥12,100(税込)
商品番号:56-71-1147-794

<小鹿田焼黒木史人窯>尺一寸皿
価格:¥16,500(税込)
商品番号:56-71-1146-794



<小鹿田焼黒木史人窯>5寸皿
価格:¥2,420(税込)
商品番号:56-71-1149-794

<小鹿田焼黒木史人窯>フリーカップ 丸
価格:¥2,310(税込)
商品番号:56-71-1151-794



<小鹿田焼黒木史人窯>徳利
価格:¥3,520(税込)
商品番号:56-71-1154-794



<小鹿田焼黒木史人窯>フリーカップ 大
価格:¥2,970(税込)
商品番号:56-71-1153-794



<小鹿田焼黒木史人窯>フリーカップ 中
価格:¥2,310(税込)
商品番号:56-71-1152-794



<小鹿田焼黒木史人窯>3.5寸飯碗
価格:¥2,530(税込)
商品番号:56-71-1150-794



<小鹿田焼黒木史人窯>花瓶 大
価格:¥8,800(税込)
商品番号:56-71-1148-794



こちらの花瓶には、このように花を生けておられました。

シンプルに白化粧を掛け、造形美際立つ花瓶。どんな花木も引き立てる懐の深さがあります。


会期はもうすぐ、5/17(金)。ぜひこの機会におでかけください。



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-』
会期:5/17(金)-5/26(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

桂樹舎の和紙型染こいのぼり

端午の節句もあとひと月ほど。今年も<桂樹舎>より、鯉のぼりが届いています。

富山県の南側に位置する八尾町にて、八尾和紙の伝統を守る<桂樹舎>。創業者 吉田桂介氏が故郷の八尾和紙の伝統を未来に残すため1960年に創業し、紙漉き・染色・加工を一貫して自社工房にて行なっています。

現在の八尾和紙の特徴となる型染めが生まれたのは、染色家 芹沢銈介との出会いから。本来、布に施される型染めを、戦後の布不足から和紙に型染めできないか相談を受け、試行錯誤の後にできたのが水に強く丈夫な和紙。やがて芹沢銈介がカレンダーを作るようになると、注文が増えて手の足りなくなった芹沢工房を手伝うようになり、型染め技術の習得へと繋がりました。


<桂樹舎>に数ある型染めデザインの中でも、取り分けグラフィカルで目を惹くのが鯉のぼり。


鱗模様は、青海波や扇のようでもあり、最後に筆で足される金も相まってとても華やか。お子様の健やかな成長を願う気持ちに寄り添う、見るからに縁起の良い、美しいデザインです。

<fennica>では季節のしつらえとしてだけでなく、アートととしての視点でもご紹介し続けてきました。

こちらは、ここ数年ご紹介しているモビール。


<桂樹舎>鯉のぼり爽々モビール
価格:¥13,200(税込)
商品番号:56-78-1071-745



鯉の親子と兜、そして吹流しが、赤い糸で結ばれて、竹ひごの良い塩梅でゆらゆらと動きます。


室内でも窓から入る風などに反応して、自由に泳ぐ鯉のぼりがお楽しみいただけますよ。


小さなサイズが可愛らしく、箱に収まるので次の季節まで仕舞っておくにも便利です。


こちらは吹流しと鯉のぼりと棒のセット。


<桂樹舎>鯉のぼり活き生き鯉 小
カラー:赤&黒
価格:¥18,150(税込)
商品番号:56-78-1072-745


こちらも白い化粧箱に入っていて、ご自身で鯉のぼりや吹流しを棒に括り付けて飾ることができます。


<fennica>ではいくつかある組み合わせから赤と黒の鯉のぼりのセットをセレクトしています。

もちろん、お好きな色やサイズをお選びいただける鯉のぼりもご用意。


<桂樹舎>活き生き鯉 大
カラー:黒、赤、青
価格:¥9,900(税込)
商品番号:56-78-1067-745

<桂樹舎>活き生き鯉 中
カラー:赤、青
価格:¥8,800(税込)
商品番号:56-78-1068-745

<桂樹舎>活き生き鯉 小
カラー:黒、赤、青
価格:¥7,150(税込)
商品番号:56-78-1069-745


また、立体に仕立てる前の型染絵も。こちらは額装していただくとより素敵です。


<桂樹舎>型染絵 鯉
カラー:黒、赤、青
価格:¥6,600(税込)
商品番号:56-78-1070-745


そして、印象的な鱗模様に着目し<fennica>で特別にオーダーしている文庫箱やハガキ箱も併せてご覧いただきたいです。


<桂樹舎 × fennica>文庫箱鱗模様 小
カラー:A柄 黒、A柄 赤、B柄 赤、B柄 青
価格:¥7,260(税込)
商品番号:56-73-0467-745

<桂樹舎 × fennica>ハガキ箱鱗模様
カラー:A柄 黒、A柄 赤、B柄 赤、B柄 青
価格:¥3,520(税込)
商品番号:56-73-0468-745


定番で作られている文庫箱やハガキ箱も色彩豊かですが、金色が乗せられた鱗模様を箱に仕立てると一層目を惹きます。


サイドは鰭の雰囲気にも似た縞模様。重ねて置いた時にもインテリアを楽しくします。


この箱に贈り物を入れて渡ししたり、写真など思い出の品を入れておくのも良いですね。

ぜひ<桂樹舎>の素晴らしい手仕事とともに、端午の節句やインテリアデコレーションをお楽しみください。



Mori



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ソロソロ窯 from 北海道

北海道より<ソロソロ窯>のうつわが届きました。

心待ちにされているお声も多く寄せていただいていた<ソロソロ窯>。お待たせいたしました。おおよそ一年ぶりの入荷です。


臼田季布さんによる<ソロソロ窯>は、北海道厚沢部町字清水にて2008年に開窯。窯名は、近くを流れるソロソロ沢川のように、ゆったりとした様がご自身に合っていると名付けられたとのこと。


廃校になった小中学校の校舎を工房とし、単室の薪窯は自作です。赤レンガの産地として有名な江別市野幌地区の赤土を原料に、艶を出す透明の釉薬は厚沢部の山から切り出した雑木を燃やし出た灰を使用。薪にも厚沢部の間伐材が使われています。

<読谷山焼 北窯>松田共司さんのもとで12年修行した臼田さん。沖縄で培った技術と、赤土に白土で化粧し呉須や鉄釉で加飾する沖縄の手法、北海道の自然の産物や空気とが合わさり、臼田さん独自の表現が生まれます。


<ソロソロ窯>7寸皿
価格:¥5,830(税込)
商品番号:56-71-1036-768





<ソロソロ窯>6寸皿
価格:¥4,070(税込)
商品番号:56-71-1037-768





<ソロソロ窯>5寸皿
価格:¥3,190(税込)
商品番号:56-71-1038-768



<ソロソロ窯>7寸鉢
価格:¥9,350(税込)
商品番号:56-71-1040-768







<ソロソロ窯>6寸平鉢
価格:¥5,280(税込)
商品番号:56-71-1039-768





<ソロソロ窯>角皿
サイズ:21×17cm
価格:¥6,490(税込)
商品番号:56-71-1042-768





<ソロソロ窯>樽型マグ
価格:¥4,400(税込)
商品番号:56-71-1041-768


こちらのピッチャーは前回入荷時のものですが、併せてご覧いただけたら。


<ソロソロ窯>ピッチャー大
サイズ:高さ17.5cm
価格:¥11,000(税込)
商品番号:66-99-5449-768



食卓をあたたかに、日々に寄り添ううつわの数々。素朴な表情からは、大らかさや可愛らしさの中に、強さを感じます。



3/14(木)〜3/24(日)までの期間、「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催しております。お得にポイントが貯まる機会に、食卓を彩る器のお買い物をぜひお楽しみください。



Mori



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特別な座卓-松本民芸家具 for fennica-

和と洋を融合した質実剛健な家具を作り続ける<松本民芸家具>。

<fennica>では2009年秋より取り扱いをスタートし、<fennica>ならではの視点で今ご提案したい特注色や特注型の製作、様々な手仕事とのミックススタイルをご紹介してまいりました。


今回ご紹介する座卓もまた、<fennica>で特別にオーダーしたスペシャルアイテムです。

<松本民芸家具 × fennica>座卓
カラー:BEAMS fennica 特注色
サイズ:幅 115cm/奥行き 76cm/高さ 40cm
価格:¥235,400→¥164,780(税込)
商品番号:66-93-0013-079


ベースとなったのは、木漆工芸の人間国宝 黒田辰秋による監修で生まれた「#67型座卓I」。

四隅を斜めにカットした天板と、そこから伸びる板脚が印象的な「#67型座卓I」は、2年前に<fennica>POP-UP SHOPでお邪魔させていただいた<濱田窯>のリーチルームでも使われていました。


こちらはその時の様子。趣きあるリーチルームと調和した、なんとも素敵な空間でした。


<fennica>ではこの「#67型座卓I」を、床座でもソファに腰掛けた際にも丁度良い脚の長さに変更。


通常32cmの高さから40cmにし、美しいデザインを活かしながら、時代とともに変化した現代のスタイルにマッチする高さに調整しました。


高さを出すことで脚の傾斜もやや立ち上がり、面取りと相まってすっきりとした印象に。


床に座る際も天板下に入る足にゆとりが生まれます。


<松本民芸家具>の主要材であるミズメザクラは、本州や九州、四国の山地に広く分布するカバノキ科の落葉高木で、木工芸や昭和初期は電柱や線路の枕木に使用されていました。堅く粘り強く狂いにくい特性は家具にも適しているとされています。


しかし、伐採しづらい高山地帯に生育し、家具に使われる200〜300年の歳月を経たミズメザクラを探して入手することは大変困難なことで、家具製作時の扱いには熟練の技を要します。

それでも<松本民芸家具>がミズメザクラに拘るのは、長年の使用に耐えることができ、使い込むほどに美しく存在感を増していくから。


太く健康的な木の価値がさらに高まる今日、このような大きな天板のテーブルを作ることは大変貴重です。

そしてこの大きな天板はミズメザクラの特徴的な“虎斑”、虎の紋様のような杢目が見て取りやすいことと思います。


色の濃淡に差のある杢目は、職人が丁寧に塗り上げるラッカー塗装によって深い黒光りした色目に。

<松本民芸家具>の特色の一つであるラッカー塗装は、熱に強く傷付きにくいポリウレタン塗装とは真逆の性質を持ちますが、使い込むほどに色が透けて深い色艶を増し、味わいある表情へと変化する魅力があります。


<松本民芸家具>は、長い月日の中で丁寧に使い育った姿が最良となるような仕事を続けておられるのです。

<fennica>ではヴィンテージ家具や北欧の白木の家具と調和するよう、特注色として3〜4年使い込んだようなワントーン明るいフィニッシュで製作していただいています。これも熟練の技があってこその表現。この大きな天板でその丹念な仕事をご堪能いただけたら。


この度、日頃の感謝を込めまして大変お求め易い価格へお値下げしております。

どうかお好きな方のもとへ届きますように。この機会にぜひご検討ください。



お問い合わせや店頭でのご案内は下記<fennica>店舗にて承ります。

【fennica 展開店舗】

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 / TEL:03-5368-7304
[兵庫 神戸]BEAMS KOBE B1階 / TEL:078-335-2720



Mori



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新年に届いた、柴田雅章さんの器

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

<fennica>でのお買い物が皆様にとって楽しいひとときとなりますよう邁進してまいります。

本年も変わらぬお引き立て、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。


新年にとても素敵な器が届きました。


<丹波焼>の伝統とスリップウェアを活かした独自の作陶を続けていらっしゃる柴田雅章さんの器です。


兵庫県丹波篠山の豊かな自然に囲まれた、美しい暮らしから生まれる柴田さんの器。


丹波の土、灰釉、松薪、登り窯、薪炎と自然の産物が柴田さんの手によって一体となり、その野趣に富んだ風合いから、命が宿るような力強さを感じます。


fennica STUDIOにて2021年春に開催した「柴田雅章と3人の弟子たち展」から早3年が経とうとしている新春に、表情豊かな作品が並びました。


柴田雅章 手付水差
カラー:飴釉抜紋
価格:¥66,000(税込)
商品番号:56-71-0766-132



柴田雅章 手付水差
カラー:黒釉押紋
価格:¥88,000(税込)
商品番号:56-71-0765-132







柴田雅章 手付水差
カラー:白釉流描
価格:¥55,000(税込)
商品番号:56-71-0767-132





柴田雅章 四方皿
カラー:飴釉スリップウェア
価格:¥77,000(税込)
商品番号:56-71-0770-132





柴田雅章 丸皿
カラー:飴釉スリップウェア
価格:¥27,500(税込)
商品番号:56-71-0771-132











柴田雅章 ミルクピッチャー
カラー:黒地流描、掛分流描、白地流描Ⅰ、白地流描Ⅱ
価格:¥19,800(税込)
商品番号:56-71-0768-132













柴田雅章 マグ
カラー:呉須釉鎬手、白掛鎬手、飴釉掛分筒描、飴釉流描
価格:¥22,000(税込)
商品番号:56-71-0769-132













柴田雅章 デミタスカップ&ソーサー
カラー:白地飴釉流描、黒地飴釉流描、白掛流描
価格:¥13,200(税込)
商品番号:56-71-0773-132











柴田雅章 八寸皿
カラー:白掛流描
価格:¥24,200(税込)
商品番号:56-71-0772-132





柴田雅章 小皿
カラー:灰釉流描
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-0775-132





柴田雅章 楕円小鉢
カラー:飴釉流描
価格:¥6,600(税込)
商品番号:56-71-0774-132



写真から柴田さんの器が持つ凛とした佇まいが伝わることと思います。ぜひ直に見て触って、日々の暮らしで使っていただけたら。

使うことでまた感じることのできる魅力をお愉しみください。


ご紹介した柴田雅章さんの器は、BEAMS JAPANにてご覧いただけます。

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 / TEL:03-5368-7304

ご来店心よりお待ちしております。


Mori


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小鹿田焼 for fennica

Instagramにて、今夏入荷予定とお伝えしていた、<小鹿田焼>の染め分け皿が届きました!


大分県日田市が運営する小鹿田焼陶芸館に展示された最初期のアーカイブをイメージして、<fennica>が現在9軒ある<小鹿田焼>の窯元の一つ、<坂本浩二窯>坂本拓磨さんに依頼し製作いただいた染め分け皿です。

白泥、青磁釉、飴釉で緩やかに染め分けられ、一つ一つの表情の違いを見つめるのも楽しい。

メインの料理に丁度良い7寸と、取り皿やケーキなど日常で出番の多い5寸をご用意しました。


<小鹿田焼 坂本浩二窯 × fennica>染め分け7寸皿
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-0572-188



<小鹿田焼 坂本浩二窯 × fennica>染め分け5寸皿
価格:¥2,640(税込)
商品番号:56-71-0574-188


名陶工 坂本浩二さんの長男で、18歳で<坂本浩二窯>に入り、今年で丸10年となる坂本拓磨さん。


昨年末には2度目となる日本民藝協会賞を受賞した若き担い手である拓磨さんに、<小鹿田焼>の最初期に作られていた染め分け皿を表現していただいたということで、古き良きを今に表現した、ぜひご覧いただきたい器となりました。


私も日本民藝館で古作を目にしたことがあるのですが、今回の上がりは飴色が登り窯の火で良く焼けて素敵だなと感じます。

染め分け皿とともに、定番の器も久々に揃いました。


<小鹿田焼 坂本浩二窯>7寸皿
価格:¥4,180(税込)
商品番号:56-71-0571-188


轆轤を回しながらL字型の金具を当て、表面に刻みを入れていく“飛び鉋”、化粧土を塗布した刷毛を打ちつける“打ち刷毛目”、櫛状の道具で模様をつけた“櫛描き”と、代表的な技法で彩られた平皿。


集落周辺のみで採取される鉄分を多く含む土は黒みがちで、化粧土とのコントラストが際立って美しい。

染め分け皿同様、使い勝手の良い7寸と5寸をご用意しました。


<小鹿田焼 坂本浩二窯>5寸皿
価格:¥2,200(税込)
商品番号:56-71-0573-188


こちらは尺皿。縁に櫛目をめぐらし、内側に飛び鉋がリズミカルに円を描きます。流し掛けられた飴釉と青磁釉の自然な垂れ方もきれいですね。


<小鹿田焼 坂本浩二窯>尺皿
価格:¥13,200(税込)
商品番号:56-71-0570-188


こちらは飯碗と汁碗。


<小鹿田焼 坂本浩二窯>4.5寸飯碗
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-0576-188

<小鹿田焼 坂本浩二窯>4.5寸汁碗
価格:¥4,620(税込)
商品番号:56-71-0577-188


汁碗は腰に僅かな膨らみがあるのが見て取れるでしょう。均整の取れた刷毛目とニ彩の流し掛けがモダンです。


6寸鉢は二彩の流し掛けを内側に。


<小鹿田焼 坂本浩二窯>6寸鉢
価格:¥4,950(税込)
商品番号:56-71-0578-188


釉薬の先が丸く溜まり、なんだか愛らしい。縁の加飾は料理を引き立たせます。


ビアカップは腰から下がやや細くなり、手馴染みの良い形。指描きで大らかに波模様が描かれます。


<小鹿田焼 坂本浩二窯>ビアカップ
価格:¥3,960(税込)
商品番号:56-71-0575-188


内側に釉薬を施さないことで、ビールを注ぐと泡が立ちます。


<小鹿田焼>の陶器でいただくビールは、この時期ことさら格別でしょう。


久しぶりに揃った<小鹿田焼>の器の数々。ぜひお手に取っていただきたいです。


ちなみに、染め分け皿とテーブルコーディネートした、つばきが描かれる手拭いは、石本藤雄さんが手掛ける<Musutakivi>。

新宿にて8/11(金・祝)より開催する『Late Summer Living vol.2』にてお披露目となりますので、併せてご覧ください。



『Late Summer Living vol.2』
会期:8/11(金・祝)-8/20(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO




Mori


ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

濱田友緒さんの青釉白差赤絵作品

梅雨の中休み、清々しい空に気分も晴れやかになりますね。

そんな気持ちに寄り添う、青釉が爽やかな濱田友緒さん作のうつわが届きました。


今季の<fennica>のテーマをご紹介したブログでもお知らせしていたので、心待ちにしていてくださった方もいらっしゃるのでは。


テーマである“Craftsmanship Life”のLOOKでは<濱田窯>を舞台に撮影させていただき、濱田友緒さん作のうつわを含めたスタイリングをご紹介していたんですよね。


濱田友緒さんの作品は、これまで塩釉や柿釉赤絵作品をご紹介してきましたが、新たな作として作られていたのが青釉白差赤絵。




写真のマグやカップ&ソーサーをはじめ、窯元にて様々な形で依頼していたものが店頭に並びました。

<濱田窯>の庭に育つ泰山木の葉をモチーフにしたという葉形板皿。はじめてご紹介する形です。


濱田友緒 葉形板皿 中
価格:¥7,700(税込)
商品番号:66-99-0276-064

濱田友緒 葉形板皿 大
価格:¥11,000(税込)
商品番号:66-99-0277-064




葉先はツンと立ち、掻き落としで葉脈が描かれ、葉の自然な姿が表現されています。


紋様は花文と文打。糖白釉をスポイトで絵付けした後、その上に蝋を筆で塗り青釉を全体に掛けています。

糖白釉に胴を混ぜたものが青釉ということで相性の良い釉薬なのですが、青釉の上に糖白釉を重ねると馴染んで発色しないのだそう。蝋でマスキングすることでこのようなコントラストが生まれるんですね。


祖父である濱田庄司の流し掛けの大皿でも重ね掛けが難しい釉薬ではこの手法が取られていたそう。大皿となると時間の掛かる仕事ですが、ダイナミックな流し掛けにも細やかな仕事が潜んでいたと思うと面白いです。


葉形板皿の他はハンドル付きのうつわが揃います。


濱田友緒 マグ
価格:¥12,100(税込)
商品番号:66-99-0278-064


ふくよかな胴に伸びやかに付けられたハンドルのマグ。


手の大きな方にも持ちやすい、たっぷりとした容量のマグです。

こちらはスッと立った線がきれいなカップ&ソーサー。


濱田友緒 カップ&ソーサー
価格:¥15,400(税込)
商品番号:66-99-0279-064


ソーサーにもカップ同様に加飾され華やかですね。


時にはカップとソーサーを分けて使っても良いでしょう。


腰の丸みとハンドルのフォルムが愛らしいスープカップ。


濱田友緒 スープカップ
価格:¥14,520(税込)
商品番号:66-99-0409-064


飲み口がたっぷりと広いので具沢山のスープを大きなスプーンでいただくのも良いですね。


内側は透明釉で食材の色を引き立てます。


深緑の候、友緒さんの青釉作品が食卓に並んだらきっと素敵です。


洋服と同じように季節を感じながらコーディネートをお楽しみください。



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

美しいスリップウェア、湯町窯が届きました

島根県松江市、布志名焼をルーツとする<湯町窯>より届いた器が、本日新宿と神戸の店頭に並びました!


まとまってご覧いただけるのは久々ですね。


1922年開窯と100年の節目を刻んだばかりの<湯町窯>。窯元は山陰本線玉造温泉駅のほど近くにあり、春に<fennica>ディレクター 菊地が窯元で一つひとつ選んできたものがこの度ご用意できました。

<湯町窯>というと思い浮かぶ黄釉は、地元で採れる来待石を原料とした、この土地ならではの釉薬。


民藝運動の最中、英国のガレナ釉にも似た黄釉に、バーナード・リーチは取り分け興味を持ったそう。<湯町窯>の代名詞となったスリップウェアをはじめとする英国式の様々な技法をもたらしました。


水に溶いたベンガラを掛け、まだ柔らかな状態の表面にスポイトで滑らせるように模様を描いていくスリップウェア。

今回、表情様々な陶板(タイル)をピックアップすることができました。長く取り扱いをしておりますが、バリエーション豊富に陶板をご用意できたのは初めてでしょう。


<湯町窯>陶板
価格:¥4,950(税込)
商品番号:66-99-0541-936


おおよそ13cm四方の陶板は、アートを飾るように楽しんでも良いですし、焼菓子やチーズを乗せるプレートやアクセサリートレイとして棚にレイアウトしても素敵。


伸びやかな線が美しいですね。

こちらはケーキ皿としても良いサイズの5寸皿。


<湯町窯>5寸皿
価格:¥3,080(税込)
商品番号:66-99-0529-936


定番の波とクルクル紋様がリズミカルに描かれます。


同じ5寸ではリムつきの皿、同じ平皿でひと回り大きな6寸皿も。釉薬や紋様違いで揃えたくなりますね。


<湯町窯>5寸リム皿
価格:¥2,970(税込)
商品番号:66-99-0530-936



<湯町窯>6寸皿
価格:¥4,510(税込)
商品番号:66-99-0531-936


こちらは深さのある角皿。煮物やポテトサラダを山高く乗せるのはいかがでしょう。


上2枚

<湯町窯>角皿 Ⅲ
価格:¥9,900(税込)
商品番号:66-99-0549-936

下3枚

<湯町窯>角皿 Ⅰ
価格:¥8,470(税込)
商品番号:66-99-0532-936


素早く縁いっぱいを埋めるように描かれた線や、交差する線の動きが面白いものも。


角皿の他にも紋様の出方が良いものや技法の違いによって価格差があるのですが、そんな違いを見つめるのも楽しんでいただけたら。

角皿は他に正方形と長皿もご用意しています。


<湯町窯>角皿 Ⅱ
価格:¥10,560(税込)
商品番号:66-99-0534-936


縁のみ立ち上がる平たい角皿は、主菜副菜やアイスクリームとケーキなど、ワンプレートで盛り付けるシーンにも重宝しそう。


端がやや反り上がる長皿は、さんまも乗せられる長さが良いですね。


上1枚

<湯町窯>長皿 Ⅱ
価格:¥12,650(税込)
商品番号:66-99-0536-936

下2枚

<湯町窯>長皿 Ⅰ
価格:¥11,220(税込)
商品番号:66-99-0535-936


他にはお刺身やチーズの盛り合わせだったり、普段長皿に乗せないような料理も長皿に乗せると食卓を華やかにすることでしょう。


耳付鉢は2サイズご用意しました。


<湯町窯>耳付鉢 中
価格:¥9,680(税込)
商品番号:66-99-0547-936

<湯町窯>耳付鉢 大
価格:¥11,000(税込)
商品番号:66-99-0546-936


内側には<湯町窯>の印。深さがあるので煮込み料理や果物を乗せてキッチンに置いていても素敵。


波模様に点打ちは沖縄の絵付けにも見られますよね。共通点と表現方法の違いを見つめるのもまた楽しいです。


バーナード・リーチの教えによる英国式のハンドルも<湯町窯>の特色となっていますね。マグと水差しがご覧いただけます。

すっと切り立つ縦長のマグ。


上2つ

<湯町窯>マグ Ⅱ
価格:¥5,390(税込)
商品番号:66-99-0540-936

下一つ

<湯町窯>マグ Ⅰ
価格:¥5,060(税込)
商品番号:66-99-0539-936


腰が丸く膨らんだ小ぶりのマグ。


<湯町窯>手付きカップ 丸 Ⅱ
価格:¥4,510(税込)
商品番号:66-99-0538-936

<湯町窯>手付きカップ 丸 Ⅰ
価格:¥4,400(税込)
商品番号:66-99-0537-936


この指置きがマグを持った際に親指を安定させます。


こちらも腰がふくよかな水差し。


<湯町窯>水差し 点打
価格:¥21,890(税込)
商品番号:66-99-0542-936

<湯町窯>水差し 鎬
価格:¥25,740(税込)
商品番号:66-99-0544-936


首は緩やかに括れ、凛とした佇まいに惹かれます。


ランダムな点打ちと鎬の加飾が静かでまた良いですね。


こちらの水差しは、窯元で選んだからこそのラインナップ。


<湯町窯>水差し 蓋付き
価格:¥16,720(税込)
商品番号:66-99-0545-936

<湯町窯>水差し 斑
価格:¥32,120(税込)
商品番号:66-99-0543-936


マットな質感の鉄釉とまだらな斑が良く目にする<湯町窯>とは異なるアーティな一品。


アフリカンクラフトのような異国のムードであったり、自然に宿るエネルギーを感じます。

こちらは蓋付きの水差し。


腰から下は焼き〆で、直火にかけることが可能です。珈琲やお茶など、この水差しから注がれたらなんと素敵でしょう。


使い込んだ姿も愛着が湧きそうです。


<湯町窯>の健やかで美しい仕事をぜひ店頭で。


表情豊かな器選びをお楽しみください。



下記<fennica>店舗にてご覧いただけます。

【fennica 展開店舗】

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 / TEL:03-5368-7304
[兵庫 神戸]BEAMS KOBE B1階 / TEL:078-335-2720


今回は表情の違いも多く、店頭のみでのご案内です。

気になるものがございましたら、ぜひお電話でのお問い合わせもお待ちしております。


<fennica>では店頭でのみご覧いただける品もあるため、下の画像をタップしたページでフォローしていただくと、情報がキャッチしていただきやすいです。

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