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倉敷青木窯-岡山の手仕事展-

8/11(祝・月)まで開催中の『岡山の手仕事展』より、今回ご紹介するのは、岡山県倉敷市羽島<倉敷青木窯>三宅康太さんの仕事です。


三宅さんは元々服飾を学ばれていましたが、<倉敷堤窯>武内真木さんの代表的な仕事である押紋に惹かれて工藝の道へ。<須浪亨商店>須浪隆貴さんは学生時代の先輩で、当時から民藝を収集していた須浪さんの影響も受けたのだそう。

武内真木さんの父 武内晴二郎さんのお弟子さんで、河井寛次郎の薫陶も受けた島根県大田市温泉津町<森山窯>森山雅夫さんの元で2018年から2023年まで修行をされました。

2024年に故郷の倉敷へ戻り、2022年に閉窯した倉敷市羽島<羽島焼窯>の跡地に工房を構え、窯場裏手にある青木山から取り、<倉敷青木窯>と名付けられました。


倉敷市酒津で採れる小さな石が多く混じった土を主として、石見や広島の土を加えて作られる陶器は、手にした時の厚みやしっかりと感じられる重さがあり、骨太で力強いのが特徴です。


押紋は石膏型で形成する器の縁に施し、空気を押し出して土を締めることで強度を高める狙いがありますが、轆轤形成の器に装飾として押紋を施したものも。

“Arts & Crafts”の押紋をはじめ、様々な押紋の器が揃います。


押紋の他にも、イッチンや点打、線彫や流し掛けの技法で加飾された器が、施釉も白釉や黒釉、飴釉や瑠璃釉、辰砂と、表情豊かな器を届けてくださいました。


























『岡山の手仕事展』に並ぶ殆どが1点のみと、多彩な表現で選ぶ楽しさがあります。

ぜひお早めにお気に入りを見つけにいらしてください。

初日夜には<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行いました。


お客様のもとへ渡った品も多いですが、店内の雰囲気をお伝えしておりますので、ぜひご覧ください。▶︎こちら



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori