タグ「岡山の手仕事展」の記事

倉敷青木窯-岡山の手仕事展-

8/11(祝・月)まで開催中の『岡山の手仕事展』より、今回ご紹介するのは、岡山県倉敷市羽島<倉敷青木窯>三宅康太さんの仕事です。


三宅さんは元々服飾を学ばれていましたが、<倉敷堤窯>武内真木さんの代表的な仕事である押紋に惹かれて工藝の道へ。<須浪亨商店>須浪隆貴さんは学生時代の先輩で、当時から民藝を収集していた須浪さんの影響も受けたのだそう。

武内真木さんの父 武内晴二郎さんのお弟子さんで、河井寛次郎の薫陶も受けた島根県大田市温泉津町<森山窯>森山雅夫さんの元で2018年から2023年まで修行をされました。

2024年に故郷の倉敷へ戻り、2022年に閉窯した倉敷市羽島<羽島焼窯>の跡地に工房を構え、窯場裏手にある青木山から取り、<倉敷青木窯>と名付けられました。


倉敷市酒津で採れる小さな石が多く混じった土を主として、石見や広島の土を加えて作られる陶器は、手にした時の厚みやしっかりと感じられる重さがあり、骨太で力強いのが特徴です。


押紋は石膏型で形成する器の縁に施し、空気を押し出して土を締めることで強度を高める狙いがありますが、轆轤形成の器に装飾として押紋を施したものも。

“Arts & Crafts”の押紋をはじめ、様々な押紋の器が揃います。


押紋の他にも、イッチンや点打、線彫や流し掛けの技法で加飾された器が、施釉も白釉や黒釉、飴釉や瑠璃釉、辰砂と、表情豊かな器を届けてくださいました。


























『岡山の手仕事展』に並ぶ殆どが1点のみと、多彩な表現で選ぶ楽しさがあります。

ぜひお早めにお気に入りを見つけにいらしてください。

初日夜には<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行いました。


お客様のもとへ渡った品も多いですが、店内の雰囲気をお伝えしておりますので、ぜひご覧ください。▶︎こちら



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori

備中和紙の張子-岡山の手仕事展-

ただいま開催中の『岡山の手仕事展』より、今回は<備中和紙>丹下直樹さんの仕事をご紹介いたします。


<備中和紙>のルーツは岡山県西部成羽川沿いの清川内に800年から伝わる手漉き和紙で、平安時代に需要が高まり、江戸時代まで和紙の一大産地として栄えました。

しかし昭和中期には洋紙の普及により生産が減少。昭和30年代後半のダム建設により倉敷へと移り、先代の丹下哲夫さんによって復興されました。


昭和39年には倉敷民藝館初代館長で染色家の外村吉之介氏によって<備中和紙>と命名され、氏の指導や助言により便箋や封筒、葉書などが新たに考案されます。

丹下直樹さんは20歳の時に祖父 丹下哲夫さんの仕事を受け継がれて約25年。


伝統を継承しながらも、<備中和紙>の可能性を拡げるための挑戦をされていて、プロダクトデザイナー角田陽太さんと共創されたA4サイズのプリンターで印刷可能な和紙「KAMI」は、平成25年度の日本民藝館展で奨励賞を受賞されました。


近年は<備中和紙>を用いた張り子作りをされており、平面から立体へと新たな表現に取り組まれています。


倉敷民藝館協力のもと、収蔵される朝鮮の祝い鴨の形を倣い製作された張子や、丹下さんが収集される丸石の形をした張子、架空のお菓子を形にした張子など。<備中和紙>の風合いや、手にした際の軽さに面白さがあります。


<fennica>では祝い鴨、丸石、山の形をご用意しました。


<備中和紙>はりこ 祝い鴨
価格:¥17,600(税込)
商品番号:56-73-0747-345







<備中和紙>はりこ 丸石
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-73-0744-345





<備中和紙>はりこ 参
価格:¥19,800(税込)
商品番号:56-73-0745-345


こちらの山の張子の赤橙色は、鳥居に使用される塗料で仕上げられたのだそう。

<備中和紙>による静かで線の美しい張子をぜひ店頭でご覧ください。


初日夜には<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行いました。


ぜひご覧ください。▶︎こちら



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

Lueの真鍮カトラリー-岡山の手仕事展-

8/2(土)よりスタートした『岡山の手仕事展』。岡山の多様な手仕事、その魅力を皆さまと共有できる機会となり、とても嬉しく思います。

今回は<fennica>では昨年よりお取扱いを始めた<Lue>の真鍮を用いたカトラリーや器についてご紹介いたします。


岡山県倉敷市で生まれた菊地流架さんは、2000年より真鍮のアクセサリー作家の父 菊地雅章さんのもとで彫金を手伝うようになり、2006年カトラリー作りを主とした<Lue>を立ち上げられました。


2010年には瀬戸内市にアトリエ兼ショップを構え、数名のスタッフの皆さんと共に運営されています。


細く伸びる柄が特徴的な<Lue>のカトラリー。一つひとつ表情の異なる槌目にあたたかみがあり、黄金色に輝く真鍮は食卓を華やかに彩ります。

使うほどに輝きも落ち着いて味わい深い表情へと育っていく変化も魅力ですね。

2013年からはハンドクラフトラインとは別にインダストリアルラインをスタート。菊地さんが原型を作り、新潟県燕三条の工場にて機械生産されるアイテムでは、同じ形を作ることができるという、手仕事とは違った良さを表現されています。

今回はハンドクラフトラインから新たにレードルやピザスクープ、チーズナイフやペーパーナイフ、インダストリアルラインから新たにヴェアリアススプーンをセレクトしました。


<Lue>Tea Server
価格:¥4,180(税込)
商品番号:56-71-1302-861

<Lue>Various Spoon
価格:¥5,400(税込)
商品番号:56-71-1752-861

<Lue>Coffee Server
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1296-861

<Lue>Pizza Scoop
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1754-861

<Lue>Ladle
価格:¥6,930(税込)
商品番号:56-71-1751-861

<Lue>Dinner Set
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1310-861


天然木と真鍮を合わせたペーパーナイフとチーズナイフ。ペーパーナイフの柄はブビンガと黒檀、チーズナイフの柄はブビンガの素材をご覧いただけます。


<Lue>Paper Knife
価格:¥5,720(税込)
商品番号:56-71-1755-861

<Lue>Cheese Knife
価格:¥13,500(税込)
商品番号:56-71-1753-861

<Lue>7寸平皿
価格:¥9,460(税込)
商品番号:56-71-1308-861


取り扱い時からご紹介しているカトラリーもイベントに合わせて数が揃いました。


<Lue>Tea Server
価格:¥4,180(税込)
商品番号:56-71-1302-861

<Lue>Icecream Spoon
価格:¥3,300(税込)
商品番号:56-71-1304-861

<Lue>Cake Fork
価格:¥3,740(税込)
商品番号:56-71-1306-861

<Lue>Coffee Server
価格:¥5,500(税込)
商品番号:56-71-1296-861

<Lue>大 Spoon 栗型
価格:¥3,960(税込)
商品番号:56-71-1303-861


食卓にきらりとアクセサリーのようにアクセントを与える<Lue>の真鍮テーブルウェア。経年で鈍く光る様もまた素敵です。


ぜひフォルムの美しいプロダクトを暮らしの中でお楽しみください。


初日夜には<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行いました。


ご覧ください。▶︎こちら




『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

始まりました-岡山の手仕事展-

昨日より<fennica>では、初となる『岡山の手仕事展』がスタートいたしました。

初日よりイベントをお目当てにしたご来店に恵まれ嬉しい限りです。誠にありがとうございます!

BEAMS JAPAN 1階には、<fennica>が岡山で出会った、多様で素晴らしい手仕事がずらりと並んでおります。














初日は<おの工房>小野眞佐子さん、<須浪亨商店>須浪隆貴さん、<倉敷青木窯>三宅康太さんが在店してくださり、色々とお話を伺いながらお買い物をしていただける特別な機会となりました。

在店時のお写真を撮る隙もないほどにお陰様で大盛況の初日。それでもまだまだ見どころたっぷりですので、ぜひお誘い合わせの上お立ち寄りください。

BEAMS JAPANのウィンドウディスプレイが目印です。


初日夜には<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行いました。


ぜひご覧ください。▶︎こちら



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori

須浪亨商店-岡山の手仕事展-

いよいよ本日より始まる『岡山の手仕事展』より、今回より初めて<fennica>に並ぶ岡山県倉敷市<須浪亨商店>須浪隆貴さんの仕事をご紹介いたします。


須浪さんは1886年創業の<須浪亨商店>5代目。岡山民藝協会副会長としても活動されています。

<須浪亨商店>では元々畳表や花ござを製造されていましたが、現在は4代目から始めたい草の籠“いかご”を中心としたものづくりに。


先代を早くに亡くし、幼い頃から祖母 栄さんの手伝いをして、10代後半にはいかごが作れるようになったという須浪さん。岡山市の専門学校で彫金を学ばれましたが、お祖母様が仕事を辞めることがきっかけとなり、いかご作りを受け継がれました。


畳表やござの材にはならないい草を活かして生まれたいかご。い草を縒ったい縄を織り機に掛けて杼で緯糸を通し、一段ずつ織り上げてできた生地を袋状に仕立てて作られます。


その製法と織り機をお祖母様から受け継いだ須浪さんは、貴重な倉敷い草を使うのではなく、材のほとんどは熊本から届く“屑い草”を用いています。

作業場はあまり陽の光が入らないようにされていて、い草が青く香りのあるまま出荷。癒されるい草のにおいと段々と色が変化していく様を楽しんでいただけたら。


<須浪亨商店>いかご 小
価格:¥11,000(税込)
商品番号:56-61-0417-266

<須浪亨商店>いかご 中
価格:¥14,300(税込)
商品番号:56-61-0418-266

<須浪亨商店>いかご 大
価格:¥16,500(税込)
商品番号:56-61-0419-266



<須浪亨商店>瓶かご 小
価格:¥1,980(税込)
商品番号:56-61-0414-266

<須浪亨商店>瓶かご 大
価格:¥2,200(税込)
商品番号:56-61-0415-266





<須浪亨商店>スイカかご
価格:¥6,600(税込)
商品番号:56-61-0416-266


明日は須浪さんも在店してくださいます。ぜひ作り手からお話を伺いながら、『岡山の手仕事展』でのお買い物をお楽しみください。


【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

丙の注連縄飾り-岡山の手仕事展-

いよいよ明日より始まる『岡山の手仕事展』。今回ご紹介するのは<fennica>では『岡山の手仕事展』にて初めてご紹介する<丙>の注連縄飾りです。

岡山県総社市で注連縄飾りを製作されている作り手 藤本羊さんは、プロフィールにいぐさとわらの二刀流と書かれているように、<須波亨商店>の仕事を手伝いながら、2022年よりご自身の屋号<丙>で注連縄飾りを製作されています。


太陽を意味する<丙>には、陽の照る方へ導く縁起物の役割を後押しできるようにと思いが込められているのだそう。


田植えや青刈りと材を作るところから始まり、岡山県や近隣県に伝わる注連飾りを一つひとつ丁寧に作られています。


真菰ののじ


素材を活かしたシンプルな輪飾りの真菰ののじ。稲科の真菰は古来より神が宿る植物として神事に用いられ、場の浄化や結界としての働きがあると云われています。


眼鏡


岡山県の北西に位置する新見地区で見られる眼鏡の注連縄は、二つ縄綯いで左右対称に作られています。新しい年の先を見通す目を表していて、右綯いと左綯いで内へと向かう螺旋は“福はうち”の意味も込められています。



京都府や山口県で見られる鳩を模したお飾りです。向かい合った二羽の鳩の形が八の字になる事から、縁起良く夫婦円満の意味も持つ注連縄。同じ形の注連縄を2つ重ねて吉兆が表されています。


おどっくさま


岡山県成羽町で古くから作られた鷄を模したかまどの神様。二期作目の瑞々しい藁を脱穀して製作しています。通年通して飾る火の神様です。 


神棚ゴボウ


神棚に飾る横型のゴボウ締めです。締めとは標(結界)であり、垂れは雨を表し、紙垂は雷光を表しています。 


はりこねこ


倉敷の<備中和紙>で仕上げた猫のはりこが鎮座する注連飾りです。猫は家を守り幸福を招く象徴として古くから縁起の良い動物とされてきました。暗闇でも目が見えることから魔除けの意味もあります。


以前は<備中和紙>丹下直樹さんが張子を作られていましたが、現在は藤本さんが張子作りまで行っています。白に黒、赤茶と薄茶、4色の備中和紙で作られた猫が届きました。


素材を活かした美しい注連縄飾り。家の中を清らかに、または魔除けとして、願いを込めて作られた先人が残したカタチは、未来に繋げていきたい文化ですね。

通年飾りとしても飾っていただけますので、経年により色づく変化を暮らしの中でお楽しみください。



【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori

三宅吹き硝子工房-岡山の手仕事展-

いよいよ会期まで2日となった『岡山の手仕事展』より、<fennica>では今回の展覧会にて初めてご紹介する岡山県岡山市<三宅吹き硝子工房>三宅義一さんの硝子をご紹介いたします。


岡山県岡山市生まれの三宅義一さんは、鳥取大学在学中に「鳥取たくみ工芸店」で開かれた『メキシコと沖縄のガラス展』を訪れ、吹き硝子に魅了され工藝の道へ。


愛媛県伊予郡<吹工房>村上恭一氏のもとで3年修行の後、日本の吹き硝子の第一人者で村上氏も師事した広島県福山市<グラスヒュッテ船木>舩木倭帆氏のもとで10年修行し、2009年に故郷で独立されました。


独立後は日本民藝館展、国画展で入選、奨励賞など受賞され、各地で個展も開催されている三宅さんの仕事はご存知の方も多いでしょう。


色とりどりの硝子を用いた美しい線の器の数々。代表的な仕事であるレーマー杯をもとに作られた苺プラントタンブラーや、モールや玉足などの装飾を加えた、光が透けた姿や落ちた影まできれいな吹き硝子が揃います。


苺プラントタンブラー



玉足ワイングラス





タンブラー



小鉢



モール台付コップ



花台付小鉢 中鉢



台付大鉢



花瓶



モールピッチャー



花瓶大


一つひとつの存在感はもちろん、幾つか並んだ様も素敵です。

今回ご紹介の他にも豊富に揃いますので、手仕事のあたたかみと涼やかな表情を直に見て触ってお楽しみください。


【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori

IGUSA LABOによる外村吉之介図案の花ござ-岡山の手仕事展-

今週末よりスタートする『岡山の手仕事展』より、今回は倉敷産い草の継承と特性を活かしたモノづくりを行う<IGUSA LABO>のご紹介です。


い草の栽培から染色、織り込みまで一貫して行うことで、人の目と手が行き届いた安心と安全な製品を送り出している<IGUSA LABO>。<倉敷い草 今吉商店>5代目の今吉俊文さんが2018年に設立されました。


倉敷市西阿知で開発された岡式織機を用いて、先染めしたい草を様々な文様に織り込み作られます。


倉敷というと、かつてい草の一大産地として知られ、明治以降はい草製品の海外輸出も進んでいましたが、生活スタイルの変化から生産量が減少。1930年代以降に芹沢銈介や外村吉之介の助力によって復興を遂げました。

しかし、その当時の1950年代に作られた外村吉之介による図案の倉敷花筵は長らく製造が途絶えていました。約2年の歳月をかけ、2024年<IGUSA LABO>今吉さんの尽力によって復刻製作。<fennica>でもいち早くご紹介し、大変ご好評でした。

今年も『岡山の手仕事展』にてご紹介いたします。

丸綾


<IGUSA LABO>花ござ
価格:¥17,600(税込)
商品番号:56-98-0037-291




市松



矢柄



算盤



丸綾は「倉敷民藝館」にも所蔵され、外村吉之介著書「少年民藝館」にも掲載された代表的な紋様。


昨年はこちらをお目当てにされる方が多かったです。


大胆に配置された丸綾はモダンで、タイムレスなデザイン。


裏を返した表情もコントラストが強くインパクトがありますね。サイズは通常の花筵一畳より長い192×88cmです。

爽やかな香りで癒すい草の持つ力と外村吉之介図案の印象的な幾何学模様で、夏のリビングスタイルをお楽しみください。

【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

小野眞佐子さんのノッティング織椅子敷-岡山の手仕事展-

今週末より開催する『岡山の手仕事展』より、<fennica>では2019年より2年に一度ご紹介をしている岡山県倉敷市<おの工房>小野眞佐子さんによるノッティング織椅子敷をご紹介いたします。


小野さんは、「倉敷民藝館」の初代館長であり、倉敷ノッティング織とそのデザインを考案し「倉敷本染手織研究所」を創設した外村吉之介さんと、清子夫人より染色を学ばれました。


ノッティング織は結び織られる、ペルシャ絨毯の手法を座布団サイズに落とし込むような発想で生まれた敷物。「倉敷本染手織研究所」で織られた残糸を捨てずに活用することから始まりました。


裏返すと見てとれるきれいに揃った結び目。経に綿糸を張り良質なメリノウールの糸の束を結びつけて織り上げています。


小野さんのノッティング織椅子敷の魅力は、この面の美しさにあり、展示毎に丁寧に織られる作りたての椅子敷は、厚みと弾力のある優しい触り心地が気持ちの良い仕上がりです。ウールと聞くと冬のアイテムと思われるかもしれませんが、冷房をつけた夏のリビングにもおすすめで、薄着の季節はより包まれるような座り心地が感じられますよ。

<fennica>でご紹介する名作椅子との組み合わせも素敵です。


<おの工房>椅子敷
サイズ:33×33cm
価格:¥29,700(税込)
商品番号:56-73-7370-465



<おの工房>椅子敷
サイズ:37×37cm
価格:¥33,000(税込)
商品番号:56-73-7369-465

<おの工房>椅子敷
サイズ:Φ33cm
価格:¥29,700(税込)
商品番号:56-73-7371-465



<おの工房>椅子敷
サイズ:27×39cm
価格:¥29,700(税込)
商品番号:56-73-7372-465


8/2(土)は小野さんが在店されますので、お話を伺いながらお選びいただける初日のご来店がおすすめです。

2年に一度の特別な機会にぜひお立ち寄りくださいませ。


【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定



『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

8月は『岡山の手仕事展』を開催いたします

梅雨が明け、じりじりと暑い夏の訪れ。いかがお過ごしでしょうか?

<fennica>ではこの夏、初となる『岡山の手仕事展』をBEAMS JAPAN 1階にて開催いたします。


岡山というと美観地区に「倉敷民藝館」があり、民藝との繋がりが深く、多様な手仕事の文化が発展し、今も息づく土地。

<fennica>でこれまでご紹介してきた岡山の手仕事は、2019年より2年に一度開催している<おの工房>小野眞佐子さんのノッティング織椅子敷や、小野さんの師であり「倉敷民藝館」初代館長で染色家の外村吉之介氏デザイン復刻製作も尽力した<IGUSA LABO>今吉俊文さんによる倉敷い草の花筵、<Lue>菊地流架さんの真鍮カトラリーが挙げられます。

今回の『岡山の手仕事展』では、小野眞佐子さんとのお付き合いも年月を重ねる中で岡山で活動する素晴らしい作り手を小野さんに繋いでいただき、岡山の魅力的な手仕事をさらに幅広くご紹介できることとなりました。


<須浪亨商店>須浪隆貴さんのいかごや瓶かご、<丙>藤本羊さんの注連縄飾り、<倉敷青木窯>三宅康太さんによる陶器、<三宅吹き硝子工房>三宅義一さんの吹き硝子、<備中和紙>丹下直樹さんの張り子が今回のイベントより並びます。











こちらは作り手のもとを訪れた際の写真。ただいま続々と商品が届いていて、思わず準備の手が止まってしまうほど、私たちも日々ワクワクしております。実際に並ぶ品々については、改めてブログでご紹介させてください。

岡山の地で育まれた力強く健やかな手仕事が一堂に揃う『岡山の手仕事展』をどうぞお楽しみに。


【作り手在店のお知らせ】
<おの工房>小野眞佐子さん / <須浪亨商店>須浪隆貴さん / <倉敷青木窯>三宅康太さん
初日8/2(土)は作り手3名が在店します。対面してお話できるまたとない機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
※不在となる時間もございます。予めご了承ください。

【インスタライブのお知らせ】
<fennica>オフィシャルアカウント[@fennica_official_]にてバイヤー 藤田よりイベントについてご紹介するインスタライブを行います。
日時:8/2(土)20:30頃開始予定


『岡山の手仕事展』
会期:8/2(土)-11(祝・月)
場所:BEAMS JAPAN 1階



Mori