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EDITIONS M.R

こんにちは。

International Gallery BEAMSの田村です。

本日も拙いブログにお付き合いをお願い申し上げます。



今回のブランドは、EDITIONS M.R



EDITIONS M.Rの哲学は、

美しいファブリックを素材にした、気取りや極端なこだわりを背負わずに着こなせる服。

少し粗削りながら感性にしっくりとくる服。

持ち主となった人物のワードローブで、活躍できる服。


“フレンチっぽい”、“エスプリの効いた”、“ノンシャラン”等で語られる事の多いEDITIONS M.R。

それらは勿論、このブランドを端的に表現した大切なキーワードだが、果たして本当にそれだけなのか?

店内のスタイリングサンプルから、フランスブランド特有のステレオタイプなイメージを、International Gallery BEAMSらしい洗練さと時代性のフィルターを通して読み解く。





こちらのスタイリングサンプルは


半袖のミリタリーシャツを着ても内面に滲み出るトラッド育ちを隠しきれないスタイリング。

若かりし頃より制服として、ブレザーとの合わせに馴れ親しんだ?某ブランドの裏地風チェック柄パンツはSUNNEI。ミリタリーシャツをユーモアたっぷりに笑い飛ばす、チラッと覗かせた余裕?のあるお茶目なロゴのプリントTEEもSUNNEI。トラッド出身者お得意の別ジャンルの使い勝手が良い物(QUATTROCCHIのニットキャップやVAPORIZEのGIベルト)を巧みに取り入れる感性。

最後は、懐かしいだけでは終わらせないInternational Gallery BEAMSらしい洗練さ(どんな服も一気に昇華させられるこのTOGA VIRILISのサンダルとtomas maierのサングラス)でダメ押し!










別のスタイリングサンプルは

適度なシルエットのキャロットパンツで、Martine Roseのオーバーサイズシャツをパンツインしたこれ見よがしでない大人の気取りあるスタイリング。

パンツが、ネイビー×グレーのチェックなので、紫のシャツを合わせる事で、イタリアンでもアメリカンでもない無国籍(紫をイギリスっぽく纏めなかった事が結果的にフレンチか?)な雰囲気に。シャツの釦の止め方や襟の抜き方も完璧。






とどめは、コンビローファーかと思いきやミュールで、此処にも屈折した抜けを忘れない抜かりなさはまさにノンシャラン!

この男性は、きっと夜はジャケット姿でレストランに女性をエスコートするスマートさを併せ持つでしょう。

靴は、church'sに履き替えて!?





EDITIONS M.Rの“edit”は、何が本当に必要なのかを見つけるプロセスとしての“編集”も意味します。

アイコニックでタイムレスなアイテムを探求し、今の時代にマッチするものを選び出す。

持ち主に寄り添う一着を是非お店でお探し下さい。



皆様のご来店をお待ち致しております。


 田村 通隆

JIL SANDER

こんにちは。

International Gallery BEAMSの田村です。

本日も拙いブログにお付き合いをお願い申し上げます。


JIL SANDER

今シーズンよりクリエイティブディレクターに、ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻が就任しての初コレクション。

まずは、JIL SANDERコーナーをご紹介。


ミリタリーな雰囲気のコートも、ノーカラーやホワイトの異素材テープを、襟周り一周から右前身頃と左前身頃の間に通すディテールという、JIL SANDERらしい抜群のさじ加減。

ミリタリー繋がりでレイヤードしたハーネスも、PUNKテイストがソフィスティケィトされ非常にスタイリッシュな印象に。

このハーネスは、アウターだけでなく、これからの季節はカットソーやシャツ、ジャケット等とのスタイリングにもお勧めです。



先頭には、ハイファッションブランドからの提案が多く見られるシースルーやシアーな素材のアイテムが。


別コーナーのスタイリングサンプル。




この様なレイヤードは如何でしょうか?

シースルーな近未来的な素材も、プルオーバーや襟元のダブルリングベルトのディテールで他に類を見ないスポーティーへと昇華。

Tomas Maierのサングラスと、VALENTINOのスカーフディテールのシャツで、脱60年代調のルックに。


では、バイイングアイテムの一部をご覧下さい。









素材と縫製のラグジュアリーさが嫌味なくノーブルなアイテム達に溶け込み、考えられたディテールがファンクショナルで着た時のシルエットに静かなる変化を生み出す。

JIL SANDERのアイデンティティーを次のステージへと導いた、新クリエイティブディレクターのルーシー&ルーク・メイヤー夫妻のコレクションを、是非お店にてご覧くださいませ。


皆様のご来店をお待ち致しております。


 田村 通隆