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インザシティ第十七集・春号 「彼女はサイエンス」

Vol. 17  Spring Issue  “She’s Science ”

インザシティ第十七集・春号 「彼女はサイエンス」

17年523日発売

 

ISBN978-4-86113-894-2

C0095   1000E

定価:本体1,000

 

洋書ペーパーバック・サイズ(H180mm X W110mm

ページ数:232ページ

発行:株式会社ビームス

発売:サンクチュアリ出版

 

リケジョだけじゃなく、文系なあなたも……「考えること」がとても大切な女性を大応援のイシューです!日本では、まだまだ、「女の子は勉強しないで『かわいくなる』ことだけ考えていればいい」なんて歌が発表されては炎上するようなこともあります。そんな風潮にびっくりしている人にこそ、読んでもらいたいイシューです。

  

「巻頭特集」インタヴューとアート:小林エリカ

小説『マダム・キュリーと朝食を』が芥川賞候補にもなった、小説家にしてマンガ家、アーティストでもあるカルチャー・スター、小林エリカさんをお迎えしました。

放射能をテーマとしたマンガ、イラスト、アート、インスタレーションをカラーでフィーチャー。そして、日本のシャーロキアン(シャーロック・ホームズ・ファン)の草分けでもあった父との関係まで語り尽くしたロング・インタヴューを掲載(聞き手:文芸評論家・仲俣暁生)。

探偵の粘り強さで歴史の闇に光を当て、科学と人類のかかわりに「文学と芸術」をもって挑む、いま最も旬なカルチャー・スターの実像に迫りました。

 

 詩と短篇小説:四篇、どれも書き下ろしです!

 

最果タヒ「瞳の奥の科学館」

最新詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』が映画化もされた、現代詩の改革者にしてトップランナー、大好評にお応えしての再登板!

 

片岡義男「それはいまでもブルースなのか/第1回:リズム・セクションの論理の道筋」

〜片岡義男の「新連載」企画始動。なんと本人いわく「私小説」! レコードの記憶と実体験から紡ぎ出す、「あのとき」の「僕」……鍵となるのはリー・モーガンのトランペットだ!

 

桜井鈴茂「絶対に人には言えないこと」

〜「普通の人」の人生に、生涯に一度だけ、あるいはときどき訪れる、本人以外にはわからない「奇跡のような瞬間」とは? カーヴァー、オースター直系の世界を一人称で。

 

川﨑大助「ひらめきウィークエンド」

〜ゆらめきインジエアー、ときめきオンザストリートコーナー、では「ひらめき」は……天才の脳内はこんなふうに動く(のかもしれない)。そして起こっていることはごく普通。筆者得意の日本語米文「無駄ハードボイルド」系、最新の到達点がこれだ!

 

ロングエッセイ:大原ケイ「彼女たちこそサイエンス!」

理系女性大応援エッセイ! 性差別的偏見に打ち勝っていく、まばゆい才能の女性科学者列伝、その最新状況をアメリカからお届けします。男女格差社会のブラインド・サイド(盲点)、女が理系に向かないなんて、いつの時代の話?と、大増18ページでお送りします。

 

好評連載:高木完「ロックとロールのあいだには、、、」

第九回:日本のパンク・ロックは最初からポストパンクだった

〜日本のニューウェーブの最初の最初、伝説のバンドBOLSIE、8 1/2の真実!〜

ゲスト:石田健司(BOLSIE)、久保田慎吾(8 1/2

日本ヒップホップ・シーン、カルチャー・シーンの風雲児・高木完が熱筆。「輸入文化としてのロックンロール」をストリート目線でひもとく、ロング・エッセイ第九回。名盤『東京ニュー・ウェイヴ‘79』にも参加した伝説のバンド、BOLSIEと8 1/2、その中心人物をキャッチアップ! 「いまだから話せる」秘話満載。年上の高円寺パンクスとの軋轢、ロンドンでスキンヘッズからの襲撃。マイルス、プログレとニューウェーブとの関係。そして伝説のパンク・ショップ、原宿〈SMASH〉まで……ここでしか読めない「音楽雑誌には絶対載らない」ストリート・カルチャーとしてのロック史満載! BOLSIEと8 1/2の超貴重ライヴ写真は、地引雄一さん撮影だ!

 

コラム新連載!・最果タヒ「カシカシカカシカ」

〜大人気詩人が連載エッセイでも登壇! ななんと「ポップ音楽の歌詞」がいかに言葉のアイデアに満ちているかを楽しく解説。つまり筆者の「詩作の秘密」にも繋がるところを毎回公開してくれる……これはファンならずとも超必見! 第一回の題材は「ブランキージェットシティ」の歌詞だ!

 

そのほか、連載エッセイ陣も絶好調!

片岡義男「ドーナツを聴く」、鈴木哲也「最後のモード」、青野賢一「転がるエロス」、川﨑大助「スタイルなのかカウンシル」

IN THE CiTY Vol.16 特別号 “Camera Talks”



・洋書ペーパーバックサイズのスペシャル・ワイド版(H180×W128)

 ※通常号がH180mm×W110mm のところを、より横広のW128mmにて写真をフィーチャーします

・140頁

 ※写真ページすべてフルカラー

・販売価格¥1,000+税


◎こんどのテーマは「カメラ・トークス」!「カルチャーな写真」を大フィーチャーした、フルカラー写真集のようなスペシャル・イシューとなります。

 

「目は口ほどにものを言う」んだったら写真も同じ、まさに写真で物語る文学を、カラー満載、レギュラー号よりも大きなサイズでお届けします!

 

「読むことの愉しみ」をレプレゼントしてきましたインザシティ、これまでに一度、「イラストレーション」を中心にした特別号を制作(2014年秋号・第11集「イラストレイテッド」)。大好評をいただきました。

 

◎今回のイシューは、それ以来のスペシャル版。こんどは「写真」を大フィーチャー!

 

◎インザシティにこれまでご協力いただいた写真家のかたはもちろん、「写真を撮るラッパー」ことANI(スチャダラパー)や、「写真を撮る作家」としても高名な本誌おなじみ片岡義男さんほか、ユニークな顔ぶれにて「写真のいま」をお届けします。

 

◎また、「写真を語る」第一人者、大竹昭子さんの傑作エッセイも収録(大竹さん撮影の「1980年のニューヨーク」も収録)。片岡義男さんも「写真の奥にひそむ『物語』」について執筆していただきました。

 

◎音楽家のボブ・ディランがノーベル文学賞を獲ったように(?)、インザシティはこの秋、「ブンガクな写真」をお送りします!

 

フィーチャー・フォトグラファー(順不同):

矢内絵奈、HALCA、菊地昇、いくしゅん、ANI(スチャダラパー)、グレート・ザ・歌舞伎町、片岡義男、大竹昭子、堀江敏幸、佐藤秀明、菅武志

 

書き下ろし・写真の本質を語るエッセイ競作:

大竹昭子「写真は『現実』を選択していく行為である」

片岡義男「なぜ、気づくのか。なぜ、そこだけ、写真の被写体になり得るのか」