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修理のお話し(ハーフラバー編②)

今回は、

最近実際に承った

「ハーフラバー + ヒール交換」

の修理例のご紹介です。


●お持込み時


前底に穴が空いて

中のコルクが見えた状態です。



ヒールも、

トップリフトのゴムから上が

削れています。


●仕上がり




ラバーを貼る事で穴もカバー出来、

ヒールも削れた部分を補修(アタッチ)しております。


今回の修理は

料金 税込11,330円

納期 約3週間

でした。

(※お品物の状態により異なる場合がございます。)


オールソール交換の約半額近い費用で、

馴染んだソールを活かしたまま

これからまた長くお履き頂けます。


弊社でのご購入履歴が確認出来るお品物でしたら承っておりますので、

どうぞお気軽にご相談ください。



長谷部

続<黒染め> K(KUROZOME REWEAR FROM KYOTO) 編

こんばんは。


先日のNaoとのお別れブログ、

<黒染め> ありがとうNao:淡いブルーから黒へ K(KUROZOME REWEAR FROM KYOTO)

はご覧いただけましたか?



原宿にあるビームス工房では、全国のビームスでは唯一、100年以上の歴史をもつ京都の黒染め専門工房、京都紋付による黒染めを窓口として承っております。

私がまだビームス工房を担当中にNaoから相談を受けて、淡いデニム地が部分的に日焼けしてしまって色が抜けてしまったコートを黒染めに出してビフォーアフターを紹介するという内容でした。


今回のブログは、黒染めに関しての補足も兼ねた仕上がり品の紹介です。

まずは、私がサンプルとして提供したジャケット2着。








元々は、ブラウンとホワイトのシアサッカーストライプだったのですが、長期間カーテン脇に掛けていたら、見事に半身近く色が日焼けで抜けました…


しっかり深い黒に染まっています。

前回も触れましたが、現代ではハイブランド、安物とかは問わず、縫い糸は化繊の糸が一般的でして、化繊は基本的には染まらない為、ステッチの色が残ります。







黒染めで染めることができる生地は、基本的に天然素材の混率が半分以上のもの。コットンやリネン、ウールなどが100%に近いと深い黒になり、化繊の割合が増えてくると、グレー寄りな淡い染まり方になります。生地により異なりますが、目安としてはそのようなイメージです。

 

もう1着は絣(カスリ)のストライプでグリーンやネイビー系の多色使いでしたが、こちらも同様に日焼け…








こちらもしっかりと染まってくれました。








ジャケット類で注意する点は、高温で黒染めするので縮みが出やすい点と、ミシンでしっかりと縫われていない、まつり縫いや手縫いの箇所(裾裏地など)がほつれたり、破けたりするリスクがある点です。


私の私物も少し縮んだ気がするのと、裏地は一部破けたりしておりました。

そういうのも含めて変化をお楽しみいただければ…と思いますが、その点、カジュアルなパンツや、Tシャツ、スエットなどは縮み以外のリスクは少ないかと。









こちらはワークパンツ。

こういうのが一番安心感はあります。









原宿のビームス工房ではこういう仕上がりサンプルをご覧いただけます。





















Naoの私物コートを紹介した黒染め初回ブログも改めてチェックしていただければ幸いです。








一度自宅で洗ったようですが、色落ちもなくて驚いたと言っておりました。

後染め品て雰囲気は良いのですが、色移りや色落ちがリスクとしては有りますからね…


流石、100年以上の歴史を誇る老舗の技術です。



黒染めに関しては、ビームス公式HPで以前特集が組まれておりました。



最後は、前回と同じ結び方になりますが…季節の変わり目などに、前のシーズンの服を久しぶりに見て、

黄ばんでる…

シミができてる…

なんだかもう着ないかも…

と思われたことはありませんか?


そういう時に「黒染め」いかがでしょうか?



実際に黒染めを申込む際の手順ですが

①専用のQRコードを読み取っていただくか




専用サイトに直接アクセスしていただき、アイテム、ケアのオプションを選択

②個人情報を入力し、オンライン決済

③京都紋付様へ送付

④仕上がり後、ご自宅に配送

です。


①②はビームス工房へ行かなくてもオンライン上で可能

③の送付は、①②が完了していれば、直接ご自宅などから京都紋付様へ送付も可能ですし、ビームス工房へ持込みされる場合は送料330円で送付可能です。


お気を付けいただきたいのは、ビームス工房以外のビームス店舗へご来店されての黒染めの申込みや、ビームス工房への送付依頼は全てお断りしております。当店へお持込みいただいても、受付不可です。

私や長谷部であればアドバイスは可能ですが、受付や送付はお断りさせていただきます。オペレーションの都合上申し訳ございません。

原宿のビームス工房へご依頼いただくか、先程のサイトからお申込みください。


それではまた明日お会いしましょう。


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KATO







<黒染め> ありがとうNao:淡いブルーから黒へ K(KUROZOME REWEAR FROM KYOTO) 編

こんばんは。


もう2月

1ヶ月があっという間ですね…

1年以上眠らせてしまった秘蔵ネタをついに蔵出しすることにしました。








なぜなら、当店が誇るミス丸の内にして丸の内の良心、Naoが今月中旬でビームスを卒業するからです。



どういうことか??というと、原宿にあるビームス工房では、全国のビームスでは唯一、京都の黒染め専門工房、京都紋付による黒染めを窓口として承っております。

私がまだビームス工房を担当中にNaoから相談を受けて、黒染めを紹介したのでした。


元のコートは、淡いデニム地が部分的に日焼けしてしまって色が抜けてしまったので、目立たなくする目的も兼ねて印象を変えてみたいという相談です。


元のコートがコチラ。







 

引きではわかりづらいかもしれませんが、前見頃中心に部分的に日焼けしてしまっていました。







生地感はこのようなタッチです。









オプションで、プレスやボタン付けもお願いすることが可能です。



仕上がりはこのように。








ベースの部分は、しっかりと深みのある黒の染まり具合いです。

現代ではハイブランド、安物とかは問わず、縫い糸は化繊の糸が一般的でして、化繊は基本的には染まらない為、ステッチの色が残ります。


内側のロックミシンもこのように。








ウエストベルトも同様です。








お待ちかねの着用写真です。













ステッチがアクセントになって良い雰囲気ですよね。










いかがでしょうか?

新たな服として生まれ変わると言って良い仕上がりではないかと。


黒染め運用開始前に着れなくなった上、カーテン近くに長期間掛けていたら日焼けしてしまった…加藤私物ジャケットを2着サンプルとして提供したのですが、良い感じの仕上がりでしたし、運用開始後にスタッフの仕上がりをいくつか実際に見ましたが、どれもスタッフからも好評でした。


女性スタッフ2名の仕上がり例












白を中心とした淡い色目を黒にというのがやはり多いのですが、紺を黒にというこだわり派も…



黒染めに関しては、ビームス公式HPで以前特集が組まれておりました。



季節の変わり目などに、前のシーズンの服を久しぶりに見て、

黄ばんでる…

シミができてる…

なんだかもう着ないかも…

と思われたことはありませんか?


そういう時に「黒染め」いかがでしょうか?





実際に黒染めを申込む際の手順ですが

①専用のQRコードを読み取っていただくか




専用サイトに直接アクセスしていただき、アイテム、ケアのオプションを選択

②個人情報を入力し、オンライン決済

③京都紋付様へ送付

④仕上がり後、ご自宅に配送

です。


①②はビームス工房へ行かなくてもオンライン上で可能

③の送付は、①②が完了していれば、直接ご自宅などから京都紋付様へ送付も可能ですし、ビームス工房へ持込みされる場合は送料330円で送付可能です。


お気を付けいただきたいのは、ビームス工房以外のビームス店舗へご来店されての黒染めの申込みや、ビームス工房への送付依頼は全てお断りしております。当店へお持込みいただいても、受付不可です。

私や長谷部であればアドバイスは可能ですが、受付や送付はお断りさせていただきます。オペレーションの都合上申し訳ございません。

原宿のビームス工房へご依頼いただくか、先程のサイトからお申込みください。




1年どころではなく、1年半眠らせてしまったようですが…当時の明細がコチラ(現在とは値段が異なる場合がありますので、ご了承ください。)









という訳で、丸の内の良心、Naoのオンラインショップのモデルとしても養われたポージングを見れるのも残り少しとなりました。










お店への出勤は今週末の日曜日が最終日で、金土日の出勤です。

アナウンスが直前となり恐縮ですが、お時間のある方はNaoを盛大に送り出すべく、ご来店お待ちしております。








それではまた明日お会いしましょう。


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KATO








修理のお話し(パラブーツ編)

今回は

私物の〈Paraboot〉デッキシューズの修理をご紹介します。


元々は白いソールでしたが、

相当履き込んだ上に黄ばみが酷くなったので、

オールソール交換に出して

黒いソール(純正パーツ)に替えてもらいました。






●料金

8,800円(税込)


●納期

約1ヶ月


※お品物の状態により異なる場合がございます。


弊社でのご購入履歴が確認出来るお品物でしたら、当店でも承っておりますので、

どうぞお気軽にご相談ください。



長谷部

修理のお話し(パンツの裾幅編)

今日は、

パンツのお直しについて

お話しします。


割と多いお直しに、

「昔買ったパンツのシルエットを、全体的に

細くしたい。」

というものがございます。


その際

実際にお履き頂いた上で

お客様のイメージを伺いながら

全体のバランスを見るのですが、


結構、

裾幅を詰めるだけで

解決する事も多いです。




渡り(太もも部分)を詰めると、

座った時などの履き心地にも影響してしまうのですが、


膝下から自然に裾幅を細くするだけでも、

テーパードが効いた

スッキリとしたシルエットに見せる事が出来るのです。


(お直し代もその分安く済みます。)


実はコレ、

私自身が良くやっているお直しなのです。




身長171cm・サイズ44の私の場合ですが、

裾幅17cmに仕上げております。


弊社でのご購入履歴が確認出来るお品物でしたら、当店でも承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。



長谷部

修理のお話し(靴のヒール編)

今回は、

靴のヒールについてお話しします。


革底のドレスシューズは、

ヒールもほとんどが

革とラバー(ゴム)で作られています。


〈CROCKETT & JONES〉



〈ENZO BONAFE〉



踵のラバーは、

イギリス靴は小さく

イタリア靴は大きい傾向がありますね。


多くの場合

この踵のラバー部分が減ってきたら

ヒール交換する事になるのですが、


その際に

ヒール自体をラバーの物に交換するのも

一つの選択肢です。




こちらは〈ALDEN〉。

ラバーのヒールです。


ラバーのヒールは

クッション性があり疲れにくいので、

歩く事が多い方には特にオススメです。


滑りにくいのもポイントですね。


私自身も、

スリッポンやチャッカーブーツなどのスポーティな靴は

何足かラバーのヒールに交換して履いています。


立ち仕事なので、だいぶ楽になります(笑)。


弊社でのご購入履歴が確認出来るお品物でしたら

この様な修理も承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。



長谷部

修理のお話し(ブルゾンの穴 編)

今回は、

私が兼務している〈ビームス工房〉での修理例のご紹介です。


MA-1の後ろ見頃の一部が溶けて

穴が空いてしまったお品物に、

似寄りの生地を当てて

パッチワークの様に仕上げてあります。



●BEFORE



●AFTER





この様な修理は

一旦お預かりの上、お見積りとなります。


弊社でのご購入履歴が確認出来るお品物でしたら

当店でも承っておりますので、


どうぞお気軽にご相談ください。


(ご購入履歴が確認出来ないお品物の場合は〈ビームス工房〉へお問い合わせください。)



長谷部

修理のお話し(靴のほつれ編)

今回も

〈ビームス工房〉での修理例を

ご紹介させて頂きます。


靴の修理では、

ソール以外に

こんな修理もございます。


●ステッチのほつれ直し

 




●コードバンのアッパー破れ補修

(ホースレザー使用。この修理は〈ビームス工房〉のみ対応可能となります。)



お品物の状態により

料金と期間が異なる為、


基本的にはお見積もりとして

お預かりさせて頂きます。


弊社でのご購入履歴が確認出来るお品物でしたら

承っておりますので、


どうぞお気軽にご相談ください。



長谷部

修理のお話し(靴のハーフラバー編)

こんにちは。


私は〈ビームス ハウス 丸の内〉の他に

原宿にある〈ビームス工房〉という修理専門店舗の兼務をしておりまして、

毎週月曜日を担当しております。


そこで今回、

靴の修理に関するお話しをさせて頂きます。


革靴を履き続ける上で気になるのが

ソール(靴底)の傷みや減り。


オールソール交換が可能な場合は

最終的にその手もありますが、


修理代が高額な事と、


せっかく馴染んだ靴の

ソールだけが新しくなる事で

履き心地が変わったり、


新品の固いソールに対して

馴染んで柔らかくなったアッパーにも

余計に負担がかかってしまう(=傷み易くなる)

というデメリットもございます。


そこでオススメなのが

【ハーフラバー貼り】。


レザーソールの表面に

薄いゴムを貼って保護する事で、


①ソールの減りを防げる。

②(雨の日や駅のトイレ等での)水の染み込みを防げる。

③何度も貼り替えが出来る。


という

メリットがございます。


特に個人的には、

「あまり気にせずガンガン履ける。」

「馴染んだソールでずっと履き続ける事が出来る。」

という点が大きいです。


〈ビームス工房〉を通して

この修理のメリットを実感してしまった私は、


今履いている靴のほとんどに

ハーフラバーを貼っています。








コチラは

トゥスチールも付けてみました。








(ちょっとやり過ぎました…)



「せっかくのレザーソールの感触を味わえなくなる。」

とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、


これからも長くご愛用頂く上での

ひとつの参考として頂ければと思います。


弊社でのご購入履歴が確認出来るお品物でしたら

当店でも承る事が出来ますので、

どうぞお気軽にご相談ください。



長谷部

ビームス工房レポート:タイの幅詰め編

こんにちは。


担当は外れたのですが…原宿のビームス工房で承った修理例の紹介です。

数ヶ月前にブログは完成していたものの、いざという時にUPしようと思っておりました。

実は1週間の長期連休いただいておりまして…いざ真っ最中でございます。


ビームスでの購入履歴の確認ができれば、当店でも承ることは可能なので紹介させていただきます。



他のスタッフが承っていた為、修理前の写真がないのが残念ですが…タイの修理なのですが、なかなか良い感じの仕上がりではないでしょうか?








タイの幅調整

大剣10㎝→7㎝へ

¥4,400(税込)〜


30年程前のタイを現代的な細さへ2色ともお直し

現在の店頭のタイは大剣幅8㎝幅が主流ですが、細めがお好きな方なので7㎝をご指定されました。







最後の写真は、タイの内側で使用されている芯地の切れ端です。








一部のブランドのタイでは、セッテピエゲのように芯なし仕様の物も存在しますが、ほとんどのタイは、芯地入りです。


お気に入りのタイでコンディション自体は問題ないようでしたら、幅ツメや長さツメ等で印象を変えてみるのもオススメですよ。



裏地や縫製の仕様によって、修理代は変動する可能性があります。正確な金額は見積もり出しで都度確認になると思います。



ビームスでの購入履歴の確認が取れるタイであれば、スーツの取扱いのある最寄りのビームス各店へ、購入履歴の確認ができないor他社購入品のタイは原宿のビームス工房でのみ承ることができます。


最寄りの店舗にお持ちになられてのビームス工房への送付依頼などは、大変申し訳ございませんがお断りしております。


購入履歴の有無や仕様により修理代が異なります。



色々と堅い表現で恐縮ですが…告知しておかないと却ってご迷惑をお掛けしてしまいますので、ご了承ください。




ビームス工房へお問合せする際は、以下の番号へお願い致します。


ビームス工房:080-9703-9379(固定電話はなく、専用のスマートフォンでの対応となります。)

営業時間:11am-8pm


原則1人で対応しておりますので、お客様対応中や不在時は電話に出ることができません。必要に応じて留守番電話にメッセージをご入力ください。




KATO