沖縄から届いたばかりのパッキンに素晴らしい器、そして作品が入っていました。
開梱の瞬間、心躍ります

かなりの大物が出てきました

対照的に可愛らしいサイズ感

改めまして、私から『OKINAWAN MARKET2023』についてのご報告第2弾です。宜しければお付き合いください。今回は<松田共司工房>についてのブログです。沖縄の焼き物を作る上で欠かせない登り窯が那覇の中心部にある壺屋地区では使用が難しくなってきた時期1978年、荒れ地になっていた元米軍用地の読谷村に大嶺實清、山田真萬、玉元輝政、金城明光の4人が移り住み、9連房の登り窯を築いた時に大嶺實清の弟子だった松田米司、共司兄弟。それから14年後の1992年に13連房の共同登窯<読谷山焼北窯>いわゆる<北窯>を宮城正享、輿那原正守の4人で築いたのが始まりです。
実は松田共司さんとは2019年当時有った原宿fennicaショップに於いて<松田共司 作陶展>を行なっており、ご本人にも在廊頂き、やちむんについてのみならず、様々なお話しをお伺いする事が出来ました。ご来店頂いた多くのお客様に対応頂き、又、沖縄陶器を販売する上で大切な事を学ばせて頂いたと思っております。あれから様々な事があって4年後の本年『OKINAWAN MARKET2023』に間に合いました。こちらのブログでご紹介する大物作品は2019年以来久々の入荷です。
ご覧下さい、
まず一つ目です。
上部の縁と台座の足とのバランスが美しい角甕。
力強くシャープな角物です。登り窯ならではの歪み含めて調和がとれています。

大胆な点打ちを施し、櫛もしくは刷毛に近い物を用いて流していると思われる模様。

内側の白釉も櫛のよう物で流して描いている跡が見てとれます。


F*共司 角鉢ポット
価格:¥52.800(税込)
商品番号:66-99-0326-527
そして、次はさらに大きいサイズ。
切り立ち甕
傘立てとしても良いサイズ感。
大物サイズにして、この綺麗な縦の直線シルエット。写真でお分かり頂けるか心配です。是非、足を運んで頂き、実物をご覧頂きたい。

もちろん、傘立てではなくアートピースとして自分の大好きな空間に置いて楽しんでも。1点目の角甕同様に4本足台座がしっかりと。

このライン、角物の醍醐味。

沖縄の赤土を活かした地色に対してコバルト色の釉薬と白釉薬を激しく打ち掛けしています。
上部の切り立ちといい、台座の4本足といい、上蓋をとった厨子甕のようなフォルム。

共司さんの登り窯を使う上でのこだわりとして、火が直接他の物に行かないようにする為、火のもっとも強い所にこのような角甕を置くやり方を行なっているので、角甕は共司さんの焼き物には欠かせない器にもなるなど重要な存在。時折、運が良ければお目にかかる事の出来る隠れた代表作になっております。

大物だからこその大きい打ち掛けを堪能できる一品。アート性も兼ね備えています。傘立てとして玄関に、水を入れて鉢としてお庭やベランダに、又は、和室の片隅に枯れ枝を刺して楽しんでも良いこちら、沖縄の暮らしや文化が詰まった実用的用途から生まれた切り立ち甕。
迫力満点です。

共司 切立甕中
価格:¥71.500(税込)
商品番号:66-99-0324-527
そして、実生活には欠かせない小皿。
登り窯において角甕が火通りを良くしてくれたおかげで綺麗に仕上がりました。やちむんならではの模様ですが、よく見ると点打ちは流れるように、唐草は左右対照的に描くなど工夫と想像を感じます。

共司5寸皿
価格:¥3.080(税込)
商品番号:66-99-0328-527
蕎麦猪口。湯呑みとしてもフリーカップとしても、小鉢としてもお使い頂ける絶妙なサイズ感。


共司蕎麦猪口
価格:¥1.870(税込)
商品番号:66-99-0329-527
間もなく始まります!


『OKINAWAN MARKET 2023』
会期:2/23(祝・木)-3/8(水)場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO
※イベントに並ぶ商品は、会期中お取り置き・お取り寄せ・通販ともに不可とさせていただきます。お問い合わせは[☎︎03-5368-7304]へお電話ください。
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