小代瑞穂窯|小代焼中平窯|かじや窯-九州のうつわ展vol.3-

2026.06.20

本日よりスタートする『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu-vol.3』

fennica STUDIOの中央スペースは、九州のうつわが所狭しと並び、皆さまをお迎えする準備が整いました。

生憎の雨も忘れられる晴れやかな空間になったことと思います。


前回のブログに続きご紹介するのは、熊本県の手仕事。<小代焼>と、その流れを汲む窯元です。

1632年細川家の肥後入国をきっかけに、<上野焼>陶工 牝小路源七と葛城八左衛門が小岱山麓にて窯を開いたことが起源とされ、その伝統を現在11の窯元が継承しています。


荒尾市にある<小代 瑞穂窯>は、福田豊水さんが1973年に興した窯元。2代目の福田るいさんは、父 豊水さんのもとで修行後、益子町にて島岡達三氏に師事。帰郷後に<小代焼 瑞穂窯>にて<小代焼>の伝統と先代の遺した釉薬を受け継ぎ作陶されています。


代表的な仕事である白小代と青小代の鎬手。穏やかな白や群青のような上がりの青が届いています。

今回初めてのご紹介となるのが、“Bota”シリーズ。ボタニカルと、福田さんの出身地大牟田のボタ山を掛けた言葉とのことで、昨年発表されたばかりの印版の仕事です。


大学で油絵を学ばれていた福田さんが、うつわをキャンバスに描かれたアーティな作。釉薬の色目やガラス質のきらめきが美しく、ぜひ直にご覧いただけたら。


他にも昨年ご好評だった、手軽にお茶を淹れることができる“ちゃぷちゃぷ”やタイルなど、様々に揃います。


同じく荒尾市に位置し、1991年に開窯された<小代焼中平(なかでら)窯>。<一勝地焼>成田勝人氏と<小代焼ふもと窯>井上泰秋氏のもとで修行した西川講生さんと佐賀大学美術・工芸課程を卒業した長男 智成さんによるうつわを一つひとつ選ばせていただきました。


青小代を中心に面取りされたマグや内側を焼き〆にして泡立ちを良くした大きなビアジョッキ、エスプレッソのカップアンドソーサーなど。


雪降る景色を思わせる小代ならではの美しい色目です。


他にも綿密で手間のかかる印花の仕事や、鶴首の花入れ、コルクで栓をする大きな徳利もご覧いただけます。


山鹿市の梶屋にある<かじや窯>は、鳥取市生まれ和歌山市育ちの米原暁雄さんが、日本大学農獣医学部林学科卒業後、<小代焼ふもと窯>で15年修行された後、2015年に開窯。


釉薬は工房周辺の糠やもみなどから作られ、<小代焼>の伝統と故郷山陰の空気を纏った米原さんならではの表現に惹かれます。


ココットやリム皿、カップ&ソーサーなどの日常に溶け込むうつわはもちろん、今回は一点ものの作品もご紹介できることとなりました。


逞しく存在感のある佇まいをぜひご覧いただきたいです。


初日6/20(土)は鹿児島県出身のスタッフ 和田健二郎が在店し、<大和桜酒造>「芋SHOGUN」の試飲販売を行います。

また、15:00には宮崎県<ミカエル堂>ジャリパンも届き販売しますので、どうぞお楽しみに!

そして、20:30頃よりイベントをご紹介するインスタライブを<fennica>オフィシャルアカウントにて行いますので、ぜひフォローしてお待ちくださいませ。▶︎こちら



『九州のうつわ展-Hand Crafts of Kyusyu- vol.3』
会期:6/20(土)-28(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO



Mori