NYのカリスマと、初めての古着

こんにちは。

緊急事態宣言による丸ビルの休館に伴い、当店は4/25（日）より当面の間、臨時休業とさせていただきます。

5/12日（火）からも休業継続が決定致しました。

店舗は休業中ですが、11時〜17時頃まではスタッフが作業の為に出勤しております。代引配送も可能（税込商品代金2万円以上は代引手数料も無料！)で、丸の内ポイント付与対象です。ご不明な点はお問合せください。

色々あるキャンペーンの狭間の本日は、ステキな展示の紹介します。先週、門前仲町と新宿の間にお邪魔にしました。

その前に長々となってしまい恐縮ですが…私が初めて購入した古着の話から入ります。

私は、高1の途中から社会人3年目位まで神奈川県の平塚市に住んでおりまして、高校も平塚の高校に通っておりました。

高1でファッション誌を読み始め、学生時代はアメカジ、チビT、ナイキ、裏原系などのトレンドがぐるぐると回っていましたが、その中には、古着、ヴィンテージブームも大きな流れで存在してました。

ファッションの1ジャンルとして古着にも興味が湧いたものの、学生でお金もなく、ヴィンテージ物は高いイメージ、そしてボロボロな服が着たい訳でもないという高校生にとって、手頃でコンディションがまずまずなレギュラー古着から古着デビューすることになりました。

学校帰りに立ち寄ったのが、当時は駅の北側にあった、MAMUDS（マームーズ）。古着と並行輸入のアメリカインポート物を扱うお店です。

そして、マームーズへの初めての訪問で初めて購入したのが、あまり毛羽立ちが目立たなく、キレイなブルーのチェックに惹かれて、値段も手頃3,4千円？だったBIG MACのネルシャツ。初めての古着デビューです。

そんなには着ていないのですが…記念すべき初古着ということもあり30年近く手放せません。

社会人になってビームスで働き始めると、先輩や上司の影響を受けたり、重衣料の学びなどもあり、デザイナーズ物などにも多少手を出すようになり、徐々に古着への関心は低下していきましたが、30代半ば位に高円寺の古着屋さんを覗き始めたのをきっかけに、1点物や軍物、最新の洋服のルーツでもあるオリジナルの魅力に魅了されて、古着、古着屋熱も再燃し現在に至ります。

そんなきっかけをくれた平塚のマームーズですが、昨年頭に惜しまれつつ閉店。西湘や湘南エリア、神奈川の30代以上の服好きやアパレル関係者には多大な影響を与えたであろう、27年近く続いた偉大なお店でした。市内の移転で3箇所で営業されましたが、個人的には最初の公園脇にあった、1号店の雰囲気やセレクトが好きでした。

そして、そのマームーズのオーナーの方が亡くなられたことを、先日、ビームスOBでもある先輩の投稿で知りました。

長年ニューヨーク（以下NY）に在住されていたマームーズのオーナーの方は、写真好きの趣味が高じて@mamudsnyというインスタグラムのアカウント名でも活動。

NYの街を舞台にしたスナップや、NYの摩天楼を舞台に美女を撮影するスタイルで、ニューヨークデイリーニュースに取り上げられたり、ネペンテスNYで展示をされたりと、フォロワー16万人のカリスマとしてもご活躍されていました。個人的にもインスタを始めた7,8年位前からフォローしていたのですが、まさかの訃報…

故人が19年末に帰国され、闘病されながら生前準備されていた作品展が現在渋谷のギャラリーで開催中です。