こんにちは!
本重です!
やってきました。
25Spring & Summer LINE UP。
それでは余計な前置きなどはなしで笑
さっそくいきましょう!
まずは

〈NAKAMURA NOTE〉
〜ITEM編〜です。
(ご紹介するアイテムは25年春夏シーズンに展開予定のアイテムです。生産中止や納期遅延などの可能性もございます。予めご了承ください。また、各アイテムについてのお問い合わせにつきましては恐れ入りますが、店舗のメンズドレス担当スタッフまでお願いいたします。)

「今回もNAKAMURA NOTEということで、メンズドレスにおける流れや傾向をまとめたものをお話していきます。毎度お伝えしていますが、あくまでこれはジェネラルな(全体観での)流れや傾向です。取り入れなければいけないということはありません。中にはビームスとしても取り入れていないものもあります。これらを踏まえお聞きください。それではさっそくアイテムから行きましょう」
DOUBLE BREASTED JACKET & SUIT
「フィレンツェ、ミラノ、ロンドンと回る中で非常に多く見られたものがダブルブレストのアイテム。これはサプライヤーの提案はもちろん、実際の着こなしにも多く取り入れられていました。日本では春夏のダブルブレストと聞くと、やや重たく感じられる方が多いと思いますが、ヨーロッパではそのようなことはなく日常的に着られているアイテムです。また、この背景として軽くなる春夏の装いに対し、ダブルで少しディテールを増し装いを愉しんでいくといった傾向があると感じています。ジャケット、スーツ問わず様々な提案から出てきている流れです」
COTTON & LINEN SUIT
「25年春夏シーズンも引き続き、コットンやリネン素材を落とし込んだスーツやジャケットがどのサプライヤーからも打ち出されています。しっかりとしたテーラードアイテムでけでなく、シャツやブルゾンとのコンビネーションでカジュアルなセットアップとしての提案も増えてきていました。素材感や色を活かしたものが多く展開され、着こなしも幅が広がっています。今回もビジネススーツというカテゴリーについては大きな変化はありません」
DRAWSTRING TROUSERS
「ドローストリングスパンツ。これはもはや定番といったキーワードで、作っていないパンツブランドは本当に数えるほどではないかと思います。シルエット、ディテールなども多種多様。スリムなものからリラックスフィット、ルーズなワイドパンツのようなものまで幅広く提案されています。先ほどのセットアップの組下として採用されているものも多く見られました」

OPEN KNIT
「ここ数シーズン継続して打ち出されているオープンニット。25年春夏シーズンもその流れは変わらず続いており、バリエーションも増えてきています。これもドローストリングスパンツ同様に、ほとんどのブランドが提案しているアイテムです。ハイゲージでさらっとしたシンプルなものもあれば、ざっくりとした編みの存在感あるものまで様々。ジャケットの代わりにメインのアイテムとして軽快に合わせる着こなしがブースの来場者、サプライヤーともに多く見られました」
OPEN COLLAR SHIRT
「ニットに続いてシャツもオープンカラーのものが多く打ち出されています。人気のプリント柄に加えて、今回は無地のもののバリエーションが出てきている傾向です。リネンなどの鮮やかな色遣いのものから、織りで表情をつけたものなど、無地の中でも幅が広がっています。着こなしに関してはシンプルで、一枚ではもちろんジャケットやスーツのインナーに合わせ、襟を出すといったリゾートムードな装いがメインです」
POLO SHIRT
「ポロシャツ。ここ数年はカジュアル化の流れからカットソーやニットに関してクルーネックが主流にある傾向でしたが、少しずつ襟付きのものが増えてきている印象です。特にニットブランドでの提案が多く、無地だけでなく柄物で表現されているものもあります。台襟の有無は問わず、フィッティングも様々展開されています」

SHORTS
「カジュアルダウンする着こなしにおいて近年はリラックスパンツというものがメインとして流れにありましたが、今回はショーツを合わせる提案が多く出てきていました。2010年ほどではショーツの方がメインとしてあったので、一過性のものではなくリバイバルの傾向と言えます。ドローコード付きのものから、カーゴパンツ、バミューダのようなものまでバリエーションも豊富。Tシャツやショートスリーブシャツに合わせる着こなしもありますが、基本的にはロングスリーブのものに合わせ腕まくりするような装いがメインとなっています」
VEST

「ベスト。これはジャケットに合わせるようなジレのことではなく、カジュアルなベストのことを指しています。特にワークやミリタリーテイストに落とし込まれているものが多く、来場者の着こなしからサプライヤーの提案にも見られました。これはレイヤードを愉しむムードからの流れもあるように感じます。ビームスでは主にニットベストを中心に、上品にこなせるアイテムをバイイングしています」
BASEBALL CAP
「ここ数シーズン着用者が多く見られるベースボールキャップ。今回もその流れは変わらず、イタリアのラグジュアリーブランドのディスプレイに使われているほどその存在感は増しています。ただ、扱いが難しいのも実情で、成立しているコーディネートばかりではありません。バランスやテイストを考えながら合わせていくことが、大人らしく装う上では大切です」
WHITE SOLE SLIP-ONS
「数シーズン前から少しずつ注目度の高まっているホワイトソールのスリッポン。これまではイタリア色の濃いイメージがありましたが、今ではイギリスの老舗ブランドも展開するなど、インターナショナルな流れとなっています。シンプルにカジュアルなスタイルにはもちろん、セットアップやノータイのスポーティなスーツスタイルの足もとに合わせているような着こなしも増えてきています」
DECK SHOES
「デッキシューズ。ヨーロッパでは古くから親しまれ人気のあるアイテムですが、ここ数シーズンで改めてその注目度が高まってきているように感じています。今回のサプライヤーの打ち出しにも非常に多く見られました。老舗のブランドのコレクションから、リゾート地にあるようなラグジュアリーショップでも展開されており、様々な着こなしの足もとに合わせられています」
UNLINED SHOES

「”ライトネス”といったキーワードが25年春夏シーズンでは注目され装いが軽くなっている中で、足もとも軽くするような流れがあり、アンラインドのシューズが多く提案されています。老舗のシューズメーカーにもそのような動きがあり、軽く柔らかなこなしのシューズがスリッポンを中心に打ち出されていました」
SNEAKERS

「スニーカー。これはここ数シーズン変わらず続いている傾向です。イギリスの厳格なシューズメーカーでさえ展開していることからその注目度の高さが伺えます。どのタイプが人気といったことはなく様々なバリエーションで提案されており、着こなしの幅もさらに広がってきている印象です」
SCARF & NECKERCHIEF

「これも変わらず傾向としてあるネッカチーフ。ただその中で、形と巻き方のバリエーションが出てきています。シンプルなスクエアのものからアスコットタイの形をしたもの、ストールを短くしたようなものまで様々。巻き方も首元できゅっと結ぶスタイルだけでなく、一巻きで見せていたり、ただ垂らすだけのようなこなしも出てきています」
LARGE BAG

「ここ数年少しずつ増えてきて、今回サプライヤーや来場者の着こなしで多く見られたラージバッグ。これは機能的な面としての傾向ではなく、ファッション的な観点からのものがほとんどです。メゾンのショーなどにも大きなバッグを合わせるスタイルが見られ、モード的なところからも注目されています」
TIE Trends

「ネクタイ。柄の傾向に関して大きく変化はありませんが、色で新鮮な表情を見せているものがあります。青みのあるサックスカラーの”AVIO BLUE”にくすみがかった色出しの”ANCIENT PINK”、明るめなニュアンスの”AQUA GREEN”、アクティブな”ORANGE”にスモーキーな色出しをベースとした”GREY”。これらは色の名前を覚える必要はありませんが、傾向は押さえておくと着こなしにシーズナルな雰囲気を取り入れられます。また、そんな中で注目したいのが”ネオクラシック”というキーワード。所謂、古くからあるようなクラシックな小紋柄で表現されたもののことを指しており、リバイバルの側面が大きいように感じます。”ネオ”といってもそれほど真新しいものといったことはなく、クラシックな柄ゆきが改めて注目されているといった印象です」

「それでは続いてキーワードにいきましょう」
続きは次回に。
次回、25SS LINE UP〈NAKAMURA NOTE〉〜KEYWARD編〜です。
本重