最近の話。

yokoi 2024.12.30

皆様こんにちは。


横井と申します。


クリスマスもあっという間に終わり、遂に一年が終わるんだな。という実感がなんとなく湧いてきた心持ちです。

今年も音楽やアートなどいろんなものに触れてきたな〜と、来年もこういう形で色々発信できればと思っております。

そうです。こちらが年内最後の更新です。


本日も新しいことから紹介していきます。


新規アーティストで取り扱いを始めた〈meru(メル)〉さんの紹介です。


以下プロフィールです。

1997年生まれのイラストレーター。

自身の感じるエモーショナルを投影したボブヘア女子を描く。

サブカルチャーやバンド好きの男女から支持を集めジャケットデザインも手がける。

アナログ・デジタル問わずに作品を手がける。

好きなモチーフや作品をイラストに詰め込むことが多く、漫画、アニメ、映画、文学、様々なものから影響を受けた作品作りをする。


実は今回、「Déesse space caiman shibuya」にて合同展が催されていました。その中にmeruさんも参加、メインヴィジュアルも務めておりました。




ちなみに自分の好きな〈なるめ〉さんも参加しておりました。


やはり、プロフィール文に違わぬ、好きを詰め込んだ作風が素晴らしかったです。

ボブヘアもそうですが、目の部分もアイコニックな雰囲気があり、絵柄が唯一無二な

会期は終了してしまいましたので、もっとクイックにブログが書ければと、自身の遅筆ぶりに猛省しております。


そんなmeruさんのアパレルと、ZINEが届きましたのでご紹介します。


まずはこちら。



meru / FACE Long sleeve Tee shirt
カラー:CHARCOAL.G
サイズ:S.M.L.XL
価格:¥8250(税込)
商品番号:58-14-0244-191


いわゆるロンT、ボディはヴィンテージTのようなスミクロの雰囲気を出しつつもやはり特徴は胸元の刺繍です。




近くで見るとかなり細かい刺繍。立体感もあり、ヘッドホンのコードだったりギア感がより伝わる仕様に。

自分は無類のシルクスクリーン好きですが、これを見ると刺繍の良さもヒシヒシと感じます。




meru / MUSIC Long sleeve Tee shirt
カラー:CHARCOAL.G
サイズ:S.M.L.XL
価格:¥8250(税込)
商品番号:58-14-0243-191


もう一枚はこちら。同型ですが、刺繍されているデザインは違います。




先ほどのデザインは横顔でしたが、こちらは全身。音楽モチーフは変わらず、全身を落とし込んだ逸品。レコードの光沢やケーブルの躍動感など細かな刺繍だからこそ表現出来るところかと。


ZINEとトートバッグも入荷しております。






meru / AKUMASTER
価格:¥2200(税込)
商品番号:58-78-7513-727


個展「AKUMASTER」にて発行された同名のZINEです。

悪魔の女の子が様々なシチュエーションに合わせて衣装チェンジしたイラストが詰まっております。

自分の好きも見つかると思いますし、新たな好きの発掘もできるかと!


最後はトート!





meru / Illust Tote Bag
カラー:RED / GREEN
価格:¥3300(税込)
商品番号:58-61-0157-706


こちらはmeru氏のアートワークを落とし込み、雰囲気にあったカラーに仕上がっております。少しケミカルでポップな色合いに。少しインパクトは強いかもですが、コーディネートのワンポイントにはもってこいかと。


アイテムは幅広い季節で使えるので、早めに手に入れて、春夏に1枚で目立たせるも良し、今時期なら羽織の中から覗かせても良しだと思います!是非!


最後に恒例の最近行った個展の紹介です。

今回は虎ノ門のSIGNALというcafe bar併設のアートギャラリーにお邪魔しました。


今回は『共に在る音楽』という展示が催されておりました。

こちらは11月に行われていた『拡張される音楽』という展示の巡回展ということでインターネットが牽引する時代におけるアートの価値をインターネットカルチャーや音楽を通じて追求するといった展示になっています。


『共に在る音楽』では音楽がインターネットから現実世界に拡張されていく試み。その視点に「音楽の存在感」への探究。音楽そのものに存在感を感じること。音楽を通して誰かと繋がることや自らの存在を認識して形作ることができる体験を展示していました。


展示は大きく分けて4つございました。



〈アイノムジカ〉

こちらはインターネット発のシンガー〈sekai〉氏とたびたび話題になる作曲家の〈原口沙輔〉氏、2人の作品となっています。

こちらはAI制作した楽曲と原口氏が制作した楽曲を一曲ずつ聴き、画面下のQRコードからアンケートに答える。AIと人が制作した楽曲について感じたことを直感的に答え、他者と干渉者の感じ方の違いを比較するという試み。

昨今、生成AIなどが話題に上がる世の中で、制作というものの本質をに触れることができる作品でした。かなり面白い試みで、AIの制作の可能性や人が作ることの意味を考えるきっかけになる作品かなと感じました。




こちらはアーティストの〈ももえ〉氏とボーカロイドを中心に活動されている音楽家〈椎乃味醂〉氏との合作作品です。

ももえ氏のイラストが写されたアクリル板はCMYK+Wで分解され等間隔で重ねて展示することで、角度を変えるとズレて見えてきます。そこで横にあるモニターが位置を検知し、音響がズレていくという新たな音楽体験ができる作品。

個人的にめちゃくちゃももえ氏の作品は好きなので1番の目当てでした。MVとは違う視点から現実の立体物(作品)に音楽を結びつけるという切り口がすごい新鮮に映りました。






こちらも〈フロクロ〉氏の作品。手元のキーボードにはそれぞれBPMの違う音源が組み込まれており、キーボードを押せば切り替わる。そうすることで鑑賞者であると同時に演奏者ともなる作品。より消費と制作の境界線が曖昧になる作品。かなりキャッチーな作品で、いわゆる音ゲーのように楽しめるため、アートを鑑賞するということに楽しさも感じられるのがよかったです。




こちらは作詞・作曲・編曲家〈煮ル果実〉氏の作品。プリクラのような大きな装置の中ではモニターが2つとカメラが設置されており、音楽が流れていました。




操作するモニターをタッチすると、流れている音楽のキーやテンポ、エフェクトを変えることができ、擬似的なMIX体験ののちエフェクトに合わせた写真を撮って保存ができるように。

ある意味新しい音楽体験、消費体験をするような展示でした。


昨今、AIやデジタル化など大きく技術が進む上で何を優先するか、どういう線引きをするかということが話題にあがりがちです。

今回の展示はある種の問題提起もありながらもデジタルやAIとのより深い共存の方法が見えたような気がします。


今年もありがとうございました。来年も同様に更新していこうかと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。