誰がパラブーツを愛し、パラブーツは誰を愛したのか。【vol.1】

中井 佑飛 2023.12.06

こんばんは。


パラブーツの伝道師、中丼です。


12/1(金)から開催しております<PARABOOT TRUNK SHOW>から主観を交えたおすすめの紹介をさせていただきます!



皆様はLISレザー(リスレザー)というのはご存知でしょうか?

動物のリスの革を使ったものだと思っている方は少なからずいるようですがそれは間違いですのでご安心を。笑

リスはフランス語でスムースレザーのことを指します。


正式名は「LIS WAXI LETHER」。

<PARABOOT>のシューズの多くに使われ、非常に多くの油分を含むため一般的な皮革よりも撥水性に優れています。



ではオイルドレザーとはどう違うのか?

オイルは液体。

液体はいずれ蒸発し撥水効果も弱まってしまいます。

一方、リスレザーは蝋(ロウ)です。

固形状態だと変化が少なく水に濡れても蒸発せず撥水効果が持続します。

しかし蝋は寒いと固まるので履きはじめは少し堅く感じるかもしれません。

たまに革の表面に白く粉が吹いている個体がありますが、それがロウが固まったものになります。



前置きがめちゃくちゃ長くなってしまったのですがここからおすすめモデルを紹介させていただきます。



『CHAMBORD』


パラブーツといえばこちらのモデル。

もはや説明不要とまで言えるほど人気で履いている方をよく見かけます。

ビームスでも常時取り扱っていますが、左のオイルヌバックレザーはこのイベントでしかご覧いただけません。


カジュアルからジャケパンスタイルまで汎用性抜群の面構えですよね。



10年弱愛用している私物と新品を比較してみました。


シワもいい感じに入り、長年のケアによる光沢や足の形にあった丸みなど、かなり良い表情ではないでしょうか。


少しの傷や汚れも愛せてしまう。

そうやって自分のモノになっていくわけです。



続いてのおすすめはコチラ。



『MICHAEL』

先ほどのシャンボードと双璧をなす、パラブーツの代名詞と言えるモデル。

今回のイベントで取り扱いのある『MORZINE』をタウンユースにしたものです。


履き口が広く、くるぶしが痛くなりやすい方はコチラがおすすめかもしれません。

踵が浮きやすいのでソックスの厚みで調整必須です。


コチラも私物と比較。


約7年愛用。

色の深みや丸みを帯びたフォルムに仕上がりとても良いエイジングで気に入っています。




本日は殿堂入りと言っても過言ではないモデルの紹介でした。

パラブーツを十数足所有する根っからの狂人ですので明日もおすすめを紹介予定。


明日はガチのおすすめです。

乞うご期待!


by 中丼