この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第167回目はこちら
『ダイナー』(1982)
監督
バリー・レビンソン
出演
ミッキー・ローク / スティーヴバーグ / ダニエル・スターン / ケヴィン・ベーコン / ティモシー・デイリー / エレン・バーキン
あらすじ:
1959年、12月のボルチモア。20代半ばではあるが大人にになり切れない5人の若者のクリスマスを描いていく。
若かりし頃のミッキー・ロークとケヴィン・ベーコンの二人が出演している作品で、クリスマス時期の日常を切り取った様な作品です。
結婚している奴もいれば、大学に通っている奴、頭はいいのに何もせずにフラフラしている奴、多分地元の中学、高校から一緒の友達が何かといえば「ダイナー」に集まって朝までどうでもよい事を喋っている。
特に何も起こらないし、日常は続いていくけど、何も変わらないようで少しづつ変化していく日々。
自分にもそんな時期があったなとこの作品を観ながら思い出しました。
劇中では「ダイナー」としか名前の出てこないアメリカのどの町にもありそうな絵に描いた様なダイナーみたいな溜まり場があるのも憧れます。日本で言うと世代にもよりますが地元のファミレスに当たるのでしょうか?
あと映画と関係ないですが「ダイナー」と聞くとエドワード・ホッパーの「ナイトホークス」という絵画を思いだします。この映画の雰囲気とは違いますがとても好きな絵です。是非、検索してみて下さい。
この「ナイトホークス」に近い雰囲気のダイナーはデンゼル・ワシントンの「イコライザー」だと思っております。こちらも面白いので機会があれば是非、ご覧になって下さい。
それでは衣装を見ていきましょう。
衣装だったり、乗っている車を見ているとこの主人公たちはそこそこ裕福な家庭環境だという事が分かります。
物語の舞台自体がクリスマスなので今の時期に着る事は出来ないのですが、それぞれちゃんとした洋服を着ていて、特に終盤でエディが着ているプルオーバーのショールカラーのセーターにネクタイをしてコーデュロイのトラウザーズを履いているスタイルは渋いですがとても良い雰囲気です。
そしてこの5人の中では一番不良の匂いを出しているブギーは多分フライトジャケットのG1を着ていたりとちゃんとキャラクターにあった洋服を着ているのが格好良いです。
またケヴィン・ベーコン扮するフィンが乗っている車も真っ赤なコンバーチブルのスポーツカーなのに全く洗っていないのが分かるのもこのフィンの性格が分かる様な演出だと思いました。
映画を観ていて昔を思い出させる、そんな映画でした。
それでは『ダイナー』お楽しみ下さい。
コヴ