この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第168回目はこちら
『タッカー』(1988)
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:ジェフ・ブリッジス / ジョーン・アレン / フレデリック・フォレスト / マーティン・ランド― / ディーン・ストックウェル / マコ
あらすじ:
戦争終結後のデトロイト。自動車工場を経営するタッカーは理想の車を完成させるが、業界大手の3社や保守的な自動車業界からの邪魔が入り生産そのものが厳しくなっていく……
1940年代後半に実在した「タッカー・ト―ピート」という自動車の開発者である「プレストン・トマス・タッカー」の伝記映画です。
映画を観てその後にこの「プレストン・タッカー」について少し調べたのですが、多分、映画で描かれているように常に夢を語り、誰も考えなかったアイデアを出し、一人だけでどんどん進んでしまい実務は他人任せという印象です。しかし常に前向きでかなり魅力のある人だったから周りが付いて行ったのではないかとも思いました。
そしてこの「タッカー・ト―ピート」も当時としては画期的だったアイデアを詰め込んでいて、量産販売されていれば当時の自動車業界が変わったのではないでしょうか?
そしてこの車はプロトタイプを含め51台しか生産されなかったそうで、現在でもほとんどの車の所有者が分かっていて、映画の撮影当時には47台の車が撮影協力で動員されたそうです。
かなりテンポも良くタッカーの人物的魅力も伝わり、とても楽しんで観れた作品でした。
それでは衣装を見ていきましょう。
映画の時代が1940年代後半なので当たり前ですが、全員がお手本の様な40年代の格好をしています。今回は誰かに注目というよりも50年代になる前のこの時代特有の洋服の形だったり色や柄の使い方がとても特徴的なので、その辺に注目して観ていただくのも面白いのではないでしょうか?
1950年代の格好の方がもう少しシンプルになっているような印象があります。
それでは今週のBEAMS PLUSのアイテムの紹介です。
ボックスシルエット、ダブルチェストポケット仕様の定番オープンカラーシャツです。
生地は細番手のコットンにシルクを混紡した先染めの生地を使用し、シルクの発色に加えてシルケット加工を施しているのでより美しい光沢としなやかな肌触りのシャツです。
シルエットはゆとりを持たせた身幅と短めの着丈のボックスシルエットで、夏のどんなスタイルにもマッチする一枚だと思います。
アイスブルーくらい色落ちした5ポケットのデニムパンツは勿論、ベージュのリネンのプリーツが入ったトラウザーズやセットアップのインナーでも良いですし、ショートパンツとの相性も抜群ではないでしょうか?
カラーもビームス プラスでは珍しいオレンジとグリーンで、差し色としてもとても良いと思います。
色とサイズによってはキャンセル待ちもありますが、取り寄せも可能ですので気になった方はお近くの店舗にお問い合わせ頂ければと思います。
ちなみに自分はオレンジのXLを買いました。
このブログを始めて気付いたのは、アメリカは伝記映画をかなり多く作っているという事です。日本でも有名な人からそうでない人まで作られていて、伝記映画を観て改めて名前だけは知っていた有名人の事を知る機会になったり、知らなかった人に興味を持てたりとかなり勉強になる機会が多く、とても面白いと思っています。
まだまだ伝記映画はありそうなので、このブログで紹介出来たらと思っています。
それでは『タッカー』お楽しみ下さい。
コヴ