BEAMS PLUS ロードショー 第196夜

コヴ 2024.01.06

この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。

では、早速。


こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。

ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。

今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。

第196回目はこちら


『アウトフィット』(2022)

監督:グレアム・ムーア 

出演:マーク・ライランス / ゾーイ・ドゥイッチ / ジョニー・フリン / ディラン・オブライエン 

あらすじ:

1950年代のシカゴ。熟練の「裁断師」が営むオーダーメイドのテーラー。一般の顧客もいるが、マフィアからのオーダーも受けている。そして突如、厄介事に巻き込まれることに……

こちらはNetflixでの配信なので若干観づらい作品ではあります。

映画のほとんどがこのテーラーの中で完結するワンシチュエーションスリラーです。

この手の作品に共通しているのは何を言ってもネタバレになってしまうという事ではないでしょうか?なので本当に説明が出来ません。

導入部から引き込まれ何ともいえない緊張感が続き、上映時間が105分と最近にしては短めなのであっという間に終わります。ワンシチュエーションという事もあり舞台を観ているようでした。

もうこれ以上の説明は野暮なので、是非、ご覧になって頂きたいです。

それではいつも通り衣装を見ていきましょう。

この作品のもう一つの魅力は何といってもマーク・ライランス演じる「裁断師」とその「裁断師」が作るスーツではないでしょうか?

映画の冒頭からスーツの構成の説明と共に型紙に線を引き、裁断していきます。勿論、その部分は専門の職人がおこなっているとは思いますが、流れる様な手裁きで惚れ惚れします。

「裁断師」を演じるマーク・ライランスの静かな佇まいが手練れの職人の雰囲気を出していて、本当にこの人が裁断しているのではないかとさせ思えてきます。

そしてまず裁断師が仕事をする時にジャケットを脱いでベスト姿になっているのも凄く格好良いですし、他の登場人物が着ているスーツもどれも「吊るし」ではない感じが伝わってきて、体に合ったスーツは本当に格好良いのだと思いました。

この映画を観たらスーツのオーダーをしたくなっちゃいますね。

ストーリーは勿論ですが、スーツや小道具の使い方にも注目して観て頂くと何倍も面白くなるのではないでしょうか?

そして今週のBEAMS PLUSのアイテムの紹介です。



ビームス プラス / ハリスツイード バルカラー コート
カラー:グレイヘリンボーン、ライトブラウンヘリンボーン、ブラックウォッチ、ガンクラブチェック
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥82,500(税込)
商品番号:38-19-0045-803

BEAMS PLUSの定番のコート言えばこちらのハリスツイードのバルカラーコートです。

1960年代のオーバーコートをベースに現代的なサイズバランスに変更しています。

表地に使用しているのは「フェザーウェイト」と呼ばれる軽量のツイード生地でライニングに透湿、防風機能のあるフィルムを使用する事で、軽量でクラシックな見え方なのに機能としては現代的にアップデートされたコートに仕上がっています。

スーツやジャケットの上に着て頂ければ暑すぎず風を防ぎ軽くて着やすい、プライベートでもシャツにシェットランドニットやケーブルニットの上に着てもらえれば雰囲気も抜群ではないでしょうか?

流行り廃りの関係ない定番のアイテムなので、本当にお薦めの一着です。

気になる方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。

それでは『アウトフィット』お楽しみ下さい。


2024年、大変な幕開けとなりましたが本年も様々な映画を紹介していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

コヴ