この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第206回目はこちら
『カラーパープル』(2024)
監督:ブリッツ・バザウーレ
出演:ファンテイジア・バリーノ / タラジ・P・ヘンソン / ダニエル・ブルックス / コールマン・ドミンゴ / コーリー・ホーキンズ / ガブリエラ・ウィルソン❝H.E.R.❞ / ハリー・ベイリー
あらすじ:
1909年、アメリカ南部のジョージア州の小さな町で優しい母を亡くし、全く自由の無いまま勝手に父親に奴隷契約の様な結婚をさせられたセリー。彼女を支えてくれていた最愛の妹ネティとも生き別れてしまう。そんな中、力強く生きる女性達との出会いでセリーは徐々に変わっていく……
先週も今、公開している映画を紹介しましたが、今週も余りにも素晴らしかったので現在公開中のリメイク版『カラーパープル』の紹介をしようと思います。
この作品は1985年にスティーブン・スピルバーグ監督作のリメイクで、スピルバーグやオリジナル版に出演していたオプラ・ウィンフリーも制作に携わっています。
今作はミュージカル映画でもあるのですが正直、歌がないと相当に悲惨で重い映画になっていたのではと思うくらいかなり辛い始まりで、実際に1900年代初頭のアメリカ南部では黒人の女性というのは人として扱ってもらえない状況だったのだと思います。
先週の「リトル・リチャード」の回でもインターセクショナリティに触れましたが同じ被差別者の黒人という立場の中でも女性という事で更に酷い仕打ちや抑圧を受け、それが常態化しているのを見せられます。
本当に見ていて辛い場面が多かったです。
そんな状況の中で流される様に生きてきたセリーに転機が訪れるのは力強く自己主張をして生きる「シュグ」と「ソフィア」との出会いでした。そしてその二人との出会いによってセリーも徐々に変わっていきますし、シュグとソフィアも変わっていきます。
お互いがお互いを支え合う素晴らしいシスターフッド映画でした。
そしてその力強い変化を表すのがクインシー・ジョーンズプロデュースの楽曲です。どの曲も力強く本当に素晴らしい楽曲ばかりでした。
この素晴らしい楽曲を劇場の音響で聴いてほしくて、まだ劇場で公開しているタイミングでこの作品の紹介となりました。
特に自分が好きな曲は「Hell No!」です。是非、劇場で聴いて頂きたいです。
それでは衣装を見て行きましょう。
今回は特定の人物というよりは登場する人達の衣装が時代と共に変化していくのがとても面白かったです。
特にシュグの歌を聴く為に酒場にみんなが集まるシーンは全員正装をしているのですが、そのジャケット姿やドレス姿がどれも素敵だったので、音楽はもちろんですが衣装にも是非、注目して頂きたい作品だと思いました。
ここからは今週のBEAMS PLUSのアイテムの紹介です。
ビームス プラス / ストライプ カーディガン
カラー:ブラック、ベージュ、マスタード、サックス
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥15,400(税込)
商品番号:38-15-0174-048
前身頃のストライプがクラシックな雰囲気のコットンカーディガンで、サイズバランスはルーズでもタイトでもないベーシックなバランスなので、流行り廃りを気にせず着て頂けると思います。
強く撚った糸を使用し立体感のあるガーター編みで編み立てているので、さらっとした肌触りでこれからの暑い時期にも着やすいです。
今の時期ならシャツの上にレイヤードしてインナーとして着用し、もっと暖かくなればポロシャツやTシャツの上に羽織って頂くのが良いと思います。取り扱いの色も4色あるので好みの色を選んで頂くのはどうでしょうか?
こちらも既に店頭に入荷しているので、ドライな編地を確かめて頂ければと思います。
この作品は公開から1ヶ月程経っているので公開館数や上映回数が減っていて観れるタイミングが少ないかもしれませんが、劇場で観る事をお勧めいたします。
それでは『カラーパープル』お楽しみ下さい。
コヴ