この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第217回目はこちら
『狩人の夜』(1955)
監督:チャールズ・ロートン
出演:ロバート・ミッチャム / シェリー・ウィンタース / リリアン・ギッシュ / ビリー・チャピン / イヴリン・ヴァーデン
あらすじ:
銀行強盗をして捕まった父親から隠した金のありか喋ってはダメと言われた息子はその約束を守っていた。そんなある日、刑務所で金の事を聞いた伝道師と名乗る男が一家に近づいてきて……
大恐慌時代に家族の為に銀行強盗をし金を強奪した男の残した金を奪う為に狂気の伝道師が残された家族に近づいてきます。
主人公のジョンは父親との約束である「どんな事があっても妹を守る事」そして「金のありかは絶対に誰にも喋らない」という2つを守っています。そして良い人のふりをして母親と再婚したロバート・ミッチャム演じるハリー・パウエルに対してずっと疑いの目を向けています。
そしてある夜、さらなる凶行が起こってしまい……
何と言っても偽の伝道師のハリー・パウエルを演じるロバート・ミッチャムがかなり怖いというか気持ちが悪いです。このキャラクターは後の様々な映画に影響を与えているそうで、自分はコーエン兄弟の「ノー・カントリー」に出てくる「アントン・シガー」という殺し屋を思い出しました。(アントン・シガーほど無差別に殺していませんが)
そしてこの作品内では聖書の引用がかなり多く、聖書を知っているとより作品自体の理解が深まるのではないかと思います。
ここからは衣装を見ていきましょう。
この映画自体がモノクロなので、色や素材感が分かりづらく解説が難しいので今回はお休みにしますが、そのモノクロ画面の中でも常に黒いジャケット、パンツに黒いハットを被って黒いリボンタイをしているハリー・パウエルはかなりの異物として映りました。
もう一点、ハリー・パウエルが両手の指に彫っている「L-O-V-E」と「H-A-T-E」というタトゥーは最初に登場したのがこの映画で、この後に様々な映画やマンガ、実際のタトゥーとして多く見られる様になったそうです。
それでは今週のBEAMS PLUSの商品紹介です。
ビームス プラス / 1プリーツ ベーカー 80/3 バックサテン
カラー:ホワイト、オリーブ、ネイビー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-24-0080-578
このパンツも定番商品の1つです。
ベースは軍物のベイカーパンツで、1プリーツのディティールを残し、通常のトラウザーズの様なウエスト、ヒップ周りをゆったりさせ裾にかけてテーパードさせています。通常のベイカーパンツはストレートシルエットなので、見え方が結構変わってくると思います。
シルエットを変える事で、軍物の土臭さが軽減されジャケットやリネンのニットとの相性もかなり良いのではないでしょうか?
生地もオリジナルで作っており3本の糸を撚って1本の糸にして生地に織り上げている為、かなりハリとコシのある生地に仕上げっております。
自分は最近、ホワイトのパンツが気になっているので、今年の夏はこのベイカーパンツのホワイトを買って、穿く時には食べ物のシミを付けない様に細心の注意を払おうと思っています。
こちらのパンツは店頭にございますので、気になった方はお近くの店舗に問い合わせて頂ければと思います。
それでは『狩人の夜』お楽しみ下さい。
コヴ