気候はすっかり秋めいて、なんだか肌寒い時間帯もあったりと。オフィスのある原宿も街中は結構人で賑わっている?!場面も多く見掛けるようになりました。ビームス プラス 原宿、ビームス プラス 有楽町をはじめ、各店お客様にご利用頂ける様になり嬉しく思います。最初はご来店が難しい状況が続く中で、一方的に?少しでも今の〈BEAMS PLUS(ビームス プラス)〉の状況を楽しんでもらえる様にはじめたブログですが。。今週も一方的にお送りしたいと思います(笑)少しでも、〈BEAMS PLUS〉をお楽しみに頂けたらと思います。
こんにちは、Mimotoです。

さて、先週までは初めてビームス プラス 有楽町にて〈KENNETH FIELD(ケネスフィールド)〉のウィンドウディスプレイ制作の様子をお届けしました。今回はそんなウィンドウディスプレイまつわるエトセトラ〜。
ビームス プラス 有楽町のお店は、ビームス プラス 原宿とはまた違った世界観で構成している〈BEAMS PLUS〉の旗艦店です。ここのお店は個人的にも関西から転勤してきた自分が4年ほど所属していたお店。とても多くのコトを経験をさせてもらった特別な思いもあります。。
お店のスタートは今の有楽町ではなく、今の場所からほど近い“丸の内 仲通り“に面した場所でビームス プラス 丸の内としてスタートしました。外観内装ともにアメリカが生んだ文豪“アーネストヘミングウェイ“が晩年過ごしたキューバの別荘をイメージしたものでした。現在の有楽町もそれをそのまま受け継ぐカタチで移転、もう“丸の内“時代から数えると10年は経ったでしょうか。
ビームス プラス 有楽町とビームス プラス 原宿の1番の違い。。
それは、アメリカ東海岸を中心とする文化、あるいはそれらのルーツなるイギリス・欧州文化がもたらした洋服や身の回りの品々、僕たち〈BEAMS PLUS〉が総じて“American Traditional“と位置付けているカテゴリーを大きく打ち出している店舗です。ユニフォーム解釈が色濃いアメリカンカジュアルの総合衣料を中心とした品揃えに加えて、この“American Traditional“と謳えるドレスクロージングを本格的に取扱いはじめたお店でもあります。取扱いをスタートした当初は認知度も低く、またドレスウェアといえばアメリカ型では無い事が、市場においては当たり前。なかなか認知してもらえず、支持頂くことも難しいスタートでしたが、コツコツ提案を続けさせて頂いた結果、徐々にではありますがフォロワーも増えていき。。今となっては、年2回開催している“Sports Coat”オーダーフェアでは開催のたびにオーダー数のレコードを更新し続ける事が出来るまでになりました。
とここで、ウィンドウディスプレイの話から何でこんな話に?と感じた方も?
それは、今回のウィンドウディスプレイを飾った〈KENNETH FIELD〉のデザイナー草野氏に深く関わりがあるからです。ビームス プラス 丸の内オープン時、当時の〈BEAMS PLUS〉ディレクターこそが草野氏であり、この“American Traditional”を本格的にスタートさせた方でもあるからなんです。結果としてはセレクトショップの形態で、アメリカンカジュアルウェアとドレスウェアを一緒に提案する、世界を探しても全く見当たらないテーマと商品構成のお店に変化を遂げています。
で、そんな草野氏が提案するブランド〈KENNETH FIELD〉のコンセプトは
『For NEW TRADITIONALIST』
伝統を重んじながらも、時代に捉われないミックス感覚や遊び心を忘れない人々へ。という意味が込められ、それは草野氏自身が体験した80年代以降のアメリカントラディショナルクロージングを中心に1990年代初頭から現代までの、各年代の様々な国や地域のカルチャーに着目することをデザインソースにするとあります。
草野氏とサミュエル金子の“対談“を聴いて頂いてる方はもうご存知ですよね?!今回の別注って、見た目の印象からはどちらかといえばビームス プラス 原宿的?フィールドウェアの一つでもあるフィッシングウェアがデザインソース。もちろん、ラギッドな印象で楽しむことも出来るのですが。。
今回のウィンドウディスプレイの舞台はビームス プラス 有楽町!冒頭にお伝えさせて頂いたこのお店の成り立ちや、〈BEAMS PLUS〉が提案を続けてきた“American Traditional“。。そうなるとやっぱり〈KENNETH FIELD〉らしさは?!ビームス プラス 有楽町っぽい提案って?!ここがみんなで納得できないとダメなところでした。
今回のウィンドウディスプレイのコーディネートに熱く意見を交わす、山田(弟)吉田のビームス プラス 有楽町のVMD2人。。ディスプレイと言えども、コーディネートは皆さんにお届けしたいテーマだったり、想いだったり、色々とありまして。。
自分たちが本当に〈KENNETH FIELD〉と〈BEAMS PLUS〉らしさが出せているコーディネートかどうか?前回ブログでもお伝えしましたが、OKがもらえるまでこの時はTAKE3。。トライ&エラーがあって時間が掛かっても、絶対妥協しないところ。
〈BEAMS PLUS〉はスタートして20年を経過しました。アメリカは基本的に数えの区切りが25なので、25周年を迎えて初めて一人前?!ちょっと話がそれましたが、かつてのディレクターの意思や教えを受け継ぎ、またアップデートしながら今に至ります。ビームス プラス 原宿のウィンドウディスプレイもそういった流れで、先輩たちからの思いを受け継ぎながら〈BEAMS PLUS〉を表現してきました。そしてビームス プラス 有楽町も原宿に比べれば、まだ歴史が浅いかもしれませんが、これからも“American Traditional“を軸に〈BEAMS PLUS〉をお届けできるよう精進していきたいと思います。ということで、〈BEAMS PLUS〉のもう一つの旗艦店ビームス プラス 有楽町と。。
ジェントルマン?!な面々が皆さまのご来店とお問い合わせをお待ちしております(笑)これからもどうぞ宜しくお願い致しますー。さて来週は、続けてビームス プラス 有楽町?ビームス プラス 原宿?ちょっと考えますね。。
Mimoto