初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。
この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第73回目はこちら
『ミシシッピー・バーニング』(1988)
監督:アラン・パーカー
出演:ジーン・ハックマン / ウィレム・デフォー / ブラッド・ドゥーリフ / フランシス・マクドーマンド / R・リー・アーメイ
あらすじ:
1964年、ミシシッピー州で3人の公民権運動家が姿を消す。FBI捜査官2人が派遣されるが、町の人々から向けられるのは敵意だった。その様な中で事件の真相に迫っていくのだが……
映画の冒頭から当時の状況が分かる強烈な描写で始まります。時代設定の1964年にアメリカでは人種差別を禁止する法律が連邦議会で制定された年で、その事も映画の中で触れています。
現在では考えられない常識が当時では当たり前で、台詞でも出てきますがその常識を教育で教え込まれてしまえば、その考え方が当たり前のなってしまうのが本当に怖いと思いました。
ストーリーは何を考えているか分からない独自の動きをするジーン・ハックマンとジャケットの着こなし同様にお手本の様な規則に沿ったウィレム・デフォーのFBI捜査官がお互いにぶつかり合いながら事件の真相に迫っていく様にハラハラさせられます。サスペンス物語としてもかなり面白い作品でした。
それでは衣装を見ていきましょう。
多分、季節の設定は夏だと思うのですが、そんな中でもネクタイをしっかり締めジャケットを着ている捜査官たちと、ラフな格好をしている地元の町の人々の格好の対比が観ていてどちら側の陣営の人間なのかが分かりやすくて良かったです。捜査官の特にウィレム・デフォーのジャケットのきっちりとした隙のない着こなしとジーン・ハックマンの一応、ネクタイも締めてジャケットも着てるけど独自のルールで着ている2人のキャラクターや捜査方法の違いを洋服で表現しているのも面白いのですが、今回は町の人達が着ているシャツに注目したいと思います。
画面で観る限りはコットンツイルのベージュやオリーブといった地味なワークテイストのシャツを着ています。そのシャツが体に馴染んでいてかなり格好良いのです。
そしてそんな当時の雰囲気のあるシャツが2021年の秋冬の新作で登場しました。
こちらです
ビームス プラス / ヘリンボーン ワーク シャツ
カラー:ベージュ、オリーブ
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥19,800(税込)
商品番号:38-11-0278-791
ベースの形はこの春夏に半袖で登場したフェイクポケットのワークシャツで、今期はそのモデルの長袖バージョンです。生地はコットンヘリンボーンです。シルエットはクラシックフィットなので、かなりゆったりしています。
写真だと分かり辛いですが、オリーブの方は玉虫カラーになっているので見る角度によって若干色が違って見えます。
敢えてこの様なワークシャツに下のパンツはウールのスラックスを合わせてショート丈のデニムジャケットなんかを上に着ても面白いのではと思います。シンプルなシャツなのでかなり汎用性は高いのではないでしょうか?
このシャツは既に入荷していますので、是非、店頭で色の雰囲気を確認してみて下さい。
捜査方針や捜査方法が全く違う2人の目的が一致した時の後半は本当に怒涛の勢いで、目が離せませんでした。
それでは『ミシシッピー・バーニング』どうぞお楽しみ下さい。
コヴ